契約の作用
主人公の能力の詳しい説明はもうしばらくお待ちください
「「我汝の名を預かり契約を結ばん」」
言葉を言い終わると同時に真二を緑の光、リリアーナは赤い光に包まれ、結ばれている右手に混ざりながら集まっていく。
そして全てが集まりきると、二人の手の甲に流れ込むようにして消えた。
手を離し一息つく。
「はぁ~契約が成功した~」
リリアーナは契約が成功したのがよほど嬉しいのか、満面の笑みとともにそんな言葉をはいた。
「成功?失敗することもあるのか?」
「うん、あるよ。2人の相性が悪かったり、どちらかが相手に対して悪い感情を持ってたりすると失敗するんだって。まぁ失敗しても害はないから説明しなかったけど、言っといたほうがよかった?」
「いや、別に害がないんだったら気にしないが・・・口調が変わってるぞ」
「あぁこれはこっちが素。契約するまでは極力相手に悪い印象を与えないよう敬語で話してただけ。
敬語のほうがいいんだったら変えるけど?」
「ふーん、そんなもんなのか。まあ俺はそういうの気にしないから、そのままで構わんけどな。
そういえば自己紹介が遅れたな。俺は門守真二門守が姓で、真二が名だ。呼び方は好きにしてくれ。」
(なら、俺も言葉遣いは気にしなくてもいいか)
「私の名前はリリアーナ、本当はもう少し長いけど、フルネームは契約みたいに重要なときしか名乗らないことにしてるの。気軽にリアって呼んで。シンジじゃ呼びにくいからシンって呼ぶことにするわ。これから宜しく」
「こちらこそ宜しく。それでほかに契約について言ってないことはないよな」
「えっ、ちょっと待って今確認するから…」
リアはそう言うと、どこからか『契約簡単ガイドブック』と書かれた本を取り出す。
(おいおい、なんだよそれ)
「えっと対等関係の契約についてっと、
『対等関係の契約とは悪魔と契約者対等の関係のまま契約するもので、契約の際に誓ったこと以外には強制力が働かない。この契約をしたものは互いに5感を共有することができ、常に相手の位置が分かるようになる。また、お互いの技や能力の一部を扱えるようになり、2人の友好度が極端に高ければ《シンクロ》することができる。』
だってさ。これで分かった?」
「いや、分かったもなにも初めて聞いたことばっかじゃねぇーか。害はないみたいだけどこういうことは事前に説明しとけよ!」
「そんなこと言ったって私も今読んではじめて知ったんだからしょうがないじゃない!」
「知らないで契約するとかお前正気か!?危険なものだったらどうするつもりだったんだよ」
(本当に信じられん、こいつバカか?)
「安全かどうかぐらい確認してたわよ!それに問題なかったんだから別にいいでしょ」
「はぁ…もういい、きりがないからこの話はもう終わりだ。それでお前どんな能力があるんだ?自分が使えるようになったものは確認しときたい」
「なによその言い方、まるで私が悪いみたいじゃない…………私は火を操ることができるわ。まだ生まれてそんなにたってないから大した量は操れないんだけどね。シンにも何か能力ってあるの?」
「ああ、大気を操る能力があるらしいけど、まだろくに操れない。で、火を操るときのイメージってどんな感じだ?」
(あの声も能力の説明だけじゃなくて使うときのこつも教えてくれりゃーいいものを…)
「ちょっと集中して周りから火をかき集めるようなイメージをすれば火が出てくるから後は思ったとおりに動かせるはずよ」
「わかった。やってみる」
真二は目を閉じて右手を前に出す。
(周りの火が俺の手の上に集まるイメージで…)
眼を開けると真二の右手の上には拳大の火の玉が浮いていた。
今度はそれを飛ばしてみると、5メートルくらい先まで飛ばしたところで動きを制御できなくなった。
「おお、出来た。けどあんまり遠くまで飛ばせないな。まだ実戦では使えそうにないか」
「まぁたしかにそれじゃあね…私はこれを半径100メートルくらいの中でなら自由自在に操れるわ」
そういってリアが出したのは直径1メートルくらいの大きな火球であった。
「うわぁーこの契約で使えるのは本当に相手の能力の一部でしかないんだな…当分俺たちには関係なさそうな効果だ。じゃあ五感の共有はどうだ?俺には何も感じられないんだが」
「私も特に何も感じないわね…まぁそのうち分かるでしょ!もう暗くなってきたしとりあえず町まで案内してよ」
「いいけど、ここをこのまま放置していいのか?」
そうもともと集落があった場所はハッグの放った火球や、リアが出てきたときに吹き出てきた火によって焼け野原になってまだ所々火がついていた。このまま森に燃え移らなければ奇跡的である。
「まぁあれくらいの量なら大丈夫かな…シン、見てなさい 【集炎】」
リアがそう唱えるとそこらで燻っていた火がリアの頭上に集まっていく。
「【消炎】」
続いてそう唱えるとその火が跡形もなく消えた。
「すげーな、だけど言葉を唱える必要ってあるのか?」
「言葉を唱えたほうがイメージがわきやすいの、確か魔法とかも同じ様な感じのはずよ」
「ふーんそうなのか、そろそろ街に行くか」
「そうね、あぁー初めての異世界の町楽しみだわ」
2人はそのまま町の方へ飛んでいったのだった。
話がぜんぜん進みませんね
今のところ週1更新ぐらいになってます。
最低でもこのペースを保てるようにがんばります
目標は週2回更新です。
この駄文を読んでくれてる人はこれからもよろしくお願いします




