表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
調停者  作者: 風刃
7/14

悪魔


ザシュ


ハッグがとっさに回避したため真二の攻撃は服を掠めただけに終わった。

さらに追撃をかけようとするが、なれない空中で武器を振るったためか体勢を崩してしまい、その間にハッグは地面に降り立ち周りを魔物に囲ませた。その数およそ30。


「ヒッヒッヒヒ、いくらなんでもこの数相手に一人で立ち向かえまい」


ハッグは自分の周りを味方が囲んだことで心の余裕を取り戻したようだ。


(ちっ、確かにあんなにいたら手の出しようがない。撤退するしかないのか?)


不利な状況に熱くなった頭が冷えてくる。そして気付く


(さっきはなんか熱くなってたけど、よく考えたらデライさんの仇討ちをする理由なんてないな・・・確かにあの魔物はむかつくんだけど、この状況で無理して挑んだらこちらの身が危ういからな。何でさっきは熱くなってたんだろ?)


「どうした、怖気づいたのか。そうだよなぁ、どうせさっきの魔法を消したのも魔力障壁でも張ってたんだろぉ・・今あたしは力がみなぎっているんだ負ける気はしないね【火球(ファイヤーボール)】」


(なんかあいつ、黒い霧みたいなの取り込んでるよ・・・それよりいつのまにかここら一帯が黒い霧に覆われてる事が原因なのか?俺もなんだか力がみなぎってきてるしな)


火球(ファイヤーボール)をかわしつつ(さっき魔法を無効化したのがどういう能力なのか分からないため)、そんな疑問を真二は感じる。

このまま逃げようとしても魔法で牽制されるため逃げられず空中でかわしながら今の状況を理解しようと考える。

しばらくはこの拮抗状態が続くかと思われたが、




変化は    唐突に    訪れる




全てのものが色褪せ、動きを止め、音ひとつ聞こえなくなる。

もちろん真二も動かなくなり、無機質な声が頭に響く。


「あなたがこの世界に来てからちょうど1日たったので通例に従って能力の解説を行います」


(っく、声が出せない。この声、何者なんだ?)


「別に声を出さなくても頭に思い浮かべるだけでこちらに通じます。何か言いたいことがあるのですか?」


(だからお前は何者だ)


「その質問に答える必要を感じないので、あなたの能力の解説に移ります。

まずあなたに発現した能力は5つに分けられます。

1つ目はその翼、2つ目は魔眼、3つ目は斬気、4つ目は魔力自動吸収、5つ目はエアマスターです。

それぞれの具体的能力は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


その後も説明が続いたがここでは割愛する後々語る機会があるだろう。ちなみに説明の間、真二が何を言っても無視されていた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上で能力の説明は終わりですので失礼します。」


声が説明の終わりを告げると同時に全てのものに色が戻り、動き出す。

火球(ファイヤーボール)が飛んできたが斬気(というらしい)を纏った刀で切り裂く。


(あの声が言っていたことは本当のようだな、そうするとここを早急に離れたほうがいいみたいだ…あいつハッグは無視しても問題なさそうだな)


さっきの声が言うにはこの近くに冥界を行き来できるゲートが開こうとしているらしい。冥界には悪魔や魔人、魔神などがいるため、もし強力な奴と戦う羽目になったら今の真二では瞬殺されるそうだ。

ちなみにハッグが放っている魔法が当たっても問題はあまりないそうだ。


真二は見をひるがえしこの場から逃げようとする。

これ幸いとハッグは魔法を放ってくるが、真二に当たると同時に霧散してしまう。

それでも懲りずに撃ってきたが真二が魔法の射程圏内から抜け出したことであきらめたようだ。


「まあいい、これで私を邪魔す―――――――――――」


このときハッグが何を言おうとしていたのかこの先誰も知ることはないだろう。

なぜならちょうどそのときハッグの足元に冥界につながるゲートが開き、そこから吹き出た炎によって灰になったからだ。それと同時に周りにいた魔物も生み出した術者が死んだせいか崩れ落ちる。


「やばい、もうきたのか」


真二は逃げるのをあきらめ戦闘体制に入る。

そしていまだに炎を噴出し続けているゲートに人影がみえた。


中から出てきたのは

黒い翼にいかにも悪魔らしい黒い尻尾、真紅の髪と瞳を持つ14歳ぐらいに見える、少女だった。

真二は驚きのあまり固まってしまった。

(あ、あれが悪魔ぁ!もっとごつくてグロいもんだと…)


「よし、着いたみたいね。で、ここはどこなのかな?・・・・・・あっ」


悪魔の少女は、こちらに気付いたようでこちらに飛んでくる。

それを見て真二もあわてて構えようとするが、


「すいませーん、突然ですけど私と契約を結んでくれませんか?」


この言葉にまた固まってしまった。


「はい?いまなんと」


「私と契約結んでくれません?私、この世界の観光に来たんですけど、まだ弱いので魔力の供給がないとあまり長くこの世界に居れないんですよ。魔力を持つ生き物を倒しても魔力が手に入りますけど効率が悪いので、契約して魔力もらったほうが楽なんです…だめですか?」


「いや、そんな急に言われても…契約って何ですか」

(嘘はついてないみたいだし、特に損がないなら契約してもいいかな?かわいい子の頼みは断りずらいし)


真二は《魔眼》の能力で嘘を見抜くことができるのだ。


「えっと…結んで欲しい契約は対等関係の契約で、あなたの魔力を私が貰う代わりに私があなたに協力するってものです。」


「魔力を君にあげることで俺が死んだりする可能性はあるの?」


「そんなことにはなりませんよ。基本的に渡す魔力の量はそちらで決められますんで」


「契約の破棄は?」


「お互いの合意があればいつでもできます」


「よし、わかった。契約しよう。」


「ほんとですか。ありがとうございます。じゃあ右手を出してください」


真二が右手を出すと悪魔の少女が同じく右手で握った。


(誰かの手を握るのも久しぶりだな…それもかなりかわいい子…感慨深いな)


「じゃあ私が言ったことを聞いて適当にかえしてください。_我ここに誓う 汝に協力せんことを」



(適当って言われても困るんだけどなぁ)


「_我ここに誓う 汝に魔力を与えんと」



「_我ここに再度誓う リリアーナ・レ・ヴァルセリア・イフリートの名に懸けて」



(ああ、そういえば名前聞いてなかったな、リリアーナって言うのか)


「_我ここに再度誓う シンジ・カドモリの名に懸けて」



(あ、何を言えばいいのか頭に浮かんできた)


「「我汝の名を預かり契約を結ばん」」



とりあえずようやくほかのキャラが出せました。

能力の説明はおいおいするんでもう少しお待ちください。


まだまだ文章能力が低いですので何かご指摘があったらぜひよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ