仇?
少し短いです
場所 名もない村
家を出るとそこはさっきまでとは様子が変わっていた。頭上に暗雲が立ち込め、空気は生ぬるくて気持ち悪い。そしてなによりゾンビやマミー、スケルトンが何体かうろついているのだ。
(な・・・・な、なんだこれは。さっきまでとはまるで違うじゃねーか・・・)
あまりの光景にに立ちすくんでしまう。
すると周りの魔物がいっせいにこちらを向いた。
(げっ、見つかった。逃げないと)
真二は翼を広げて飛び立ち、そのままここから逃げようとするが、何者かが目の前に立ちふさがった。(飛びふさがった?)そいつはフードをかぶり首にしゃれこうべのネックレスをかけた醜いばあさんで、ごつごつした杖を右手に持ち、頭上に《ハッグ EE》と表示されている。
「イーヒッヒッヒッヒ、まさか飛べるとは驚いたよ。だけど久しぶりの獲物だ、逃がしはしないよ」
真二はとっさに刀(鞘に入ったまま)を構え戦闘態勢に入る。すると刀にオーラのようなものが纏わり始める。それと同時に一気に視界が明るくなり、ハッグ(仮)の杖に白い光が集まっているのが見え始めた。
「お前、何者だ」
(やっぱり戦闘の意志があると能力が発動するのか、で、あの光は何だろう?)
「ヒッヒッヒッ・・・冥土の土産に教えてやろう。私は人の生き血を啜る魔女さ。お前らみたいな冒険者にはハッグと呼ばれて魔物扱いされているがねぇ・・・」
ハッグの杖に集まる光が人の頭ぐらいの大きさになると、集まるのが止まりだんだん赤くなっていく。
「俺を食いに来たのか」
(あの光が何なのかわかるまでうかつに動けないな)
「いや、あんたはついでだよ。この集落に珍しい魔道書があるって聞いたから魔物の群れに襲わせたのさ。最後まで粘っていた奴も死んだみたいだから様子を見に来ればお前がいたって訳。もう気が済んだだろ。あんたには死んでもらうよ【火球】」
その言葉とともに杖の先に集まっていた赤い光は頭ぐらいの大きさの火の玉に変わり真二に向かって飛んできた。
(あの光、魔力だったのか!ちっ避けられねぇ)
衝撃に備えて腕をクロスにして頭を守る・・・・・・がしかし衝撃はやってこない。不思議に思い顔を上げると火の玉は消えていて、魔力が自分の体に溶け込んでいる光景が眼に映った。
(これも俺の能力か、それともこの服の能力だろうか)
「な、何で魔法が効かない」
ハッグはあまりの予想外な出来事に気が動転しているようで声が震えている。
「誰が教えるか。(本当は分からないんだけど)それよりお前がこの村を襲った主犯格なのか」
やっと真二もさっきハッグが言っていたことを理解し始めたのか、かなり頭にきているようだ。
ハッグは真二に恐怖を覚えたようで体も震え始めている。
「そっ・・・そう・・だがお前には関係ないだろう」
その返答に対し真二はにらみを入れる。
(こんなやつのせいでデライさんは死んでしまったのか・・・・許せない)
「ああ、確かに関係はないが俺はお前に対して怒りがおさまらねぇんだよ。だから・・・死ね」
言葉と同時にハッグに切りかかった。
まだまだ感情や情景が拙いですね
これからも精進しますのでよろしくお願いします




