ミノタウロス
初のリア視点?です
視点リア
シンと分かれて洞窟に入っていくと、暗くて何も見えなくなってきたので火の玉で周りを照らす…が、すぐ消した。信じたくない光景が見えたからだ。
しかしいつまでも暗いままでは意味がないので、もう一度火の玉を出して周りを照らす。
やっぱり見間違いじゃなかった…
壁一面にへばりつくスライムの数々…めちゃくちゃ気持ち悪い。正直このまま帰りたい。
でもこのまま帰るわけにも行かないし、しょうがないからさっさと終わらせよ…
「消えてなくなれ!【炎波】」
私の前に炎の波が現れ、スライムを焼き尽くす。とりあえず見える範囲にはスライムがいなくなったとともに、生命エネルギーが吸収される。いくら雑魚だといってもかなりの数が居たためか量が多い。
さすがに一回じゃ奥までは届かないから、ある程度進んでは攻撃をしてまた進む、を繰り返す。
そうこうしているととても開けた場所に出た。そこにはたくさんのスライムとともに予想外の魔物がいた。
上半身が雄牛で下半身が人間の魔物…通称ミノタウロス…Cランク…タフさと魔法耐性が高いことが売りのかなりの強敵だ。
そんな魔物と遭遇する自分の運の悪さに若干絶望していると、棍棒を振り回しながらミノタウロスがこちらに突っ込んできた。
っていうかなんであんなにいきり立ってんのよ!
「ぶおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…」
ミノタウロスの渾身の一撃をぎりぎりで避け、その結果棍棒によって床が陥没した。
「なんて馬鹿力…一撃たりとも食らうわけには行かないみたいね」
ミノタウロスの力に肝を冷やしたけど、相手が体勢を立て直す前に後ろに回りこみ、
「これでもくらえ、【大炎球】」
直径5メートルほどの炎でできた球体を叩きつけた。
そのままバックステップで距離をとり、炎の中を見つめ警戒する。
ミノタウロスは燃え盛る豪炎の中で崩れ落ち、それを見たリアは炎を霧散させる。
「案外あっけなかったわね…ん?外傷はないみたいだし何でぶっ倒れたのかしら?」
リアは気付いてないが、度重なる炎の使用により、洞窟内の酸素はほとんど無くなっていて酸欠でミノタウロスは倒れたのであった。
魔物は体のほとんどが魔力でできているため、酸素がなくても魔力さえあれば生きていけるのだが、それは高位の魔物の話であってミノタウロスぐらいでは酸素が無くなると死にこそしないものの仮死状態に陥ってしまうのだ。
「まぁいっか、とりあえず止めをさしとこ…我が元に来たれ【炎魔混槍】」
目の前に炎で描かれた魔法陣が現れ、そこから一本の真紅の槍が出てくる。
触れるもののエネルギーを炎に変えるという呪われた槍。その特性上、炎属性の種族しか持つことが許されないものだ。
そんな槍をいまだ倒れたままであるミノタウロスに向け、
「こんなところで私と戦うことになるなんてあんたは運が悪かったみたいね。まぁ、どうでもいいか」
ミノタウロスに突き刺した。
ミノタウロスは瞬時に炎となり跡形もなく消えたのだった…
~視点といいながらキャラの視点にできてない…




