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7話

7話



次の日ダンジョンに入っていく勇者一行。


私の役目は罠探知が主な作業だ。


スキルを駆使して罠を発見して知らせていく。


順調に奥へと進んでいるように思う。


モンスターはアレン、ベニス、セリアの敵ではないしエリスの魔法は一級品だ。


ホントに罠探知しかしてないのにどうして役立たず認定されないのだろう。


次は矢が飛んでくる罠があるから気を付けるように言ったのに武闘家セリアがスイッチを踏んで矢にあたった。


矢は太もも辺りに刺さったようだ。


そして痛そうに悶えているからすぐに駈け寄ったらにやって笑っている。


もしやこれで私を罵って追放してくれるのかと期待したがそうはならなかった。


なんとアレンが近寄ってきて矢を抜いてやっているのだが、見てしまったセリアの矢を抜きながら筋肉美少女のもだえる姿に興奮しているアレンを。


それが狙いだったようで、傷をミントに治してもらってからグッジョブってサムズアップしてきた。


これで今晩の私の運命が決まったことを悟ったのだった。


なんとかみんなが疲れてすぐに寝るように仕向けたのだが、興奮したアレンは治まらなかったようだ。


おかげで夜にミントとエリスに迫られた私は激流に流される木のように流されてしまった。


朝を迎えてげっそりしている私とツヤツヤした5人。


なぜアレンはそんなに元気なのか教えて欲しい。


ダメだこのままじゃ身が持たない。


早くダンジョンから脱出したいという思いが通じたのか落とし穴に落ちてしまった。


これで最深部まで近道だって思ったらモンスターハウスだった。


これは不味いんじゃないかと思ったがなんとアレンが勇者砲で一掃してしまった。


後に残ったお宝を集めるだけで終わった。


アレン一人で魔王倒せるんじゃないかって思う。


そのまま一気に攻略は進んで行く。


そして攻略3日目ついにボス部屋にやってきていた。


中に入ると「よくぞここまで辿り着いた。我がこのダンジョンのボス、サイクロプスである。貴様らを歓迎しよう。」と語りかけてくる。


誰もこの瞬間のボスに攻撃をしないのはなぜなんだろうか。


私がやってもいいけど強い攻撃魔法は使えないことにしている手前やっても効果は薄いだろう。


「さあ、かかってくるがいい。」とボスが言ったことで戦闘に突入する。


ベニスが斬りかかるがサイクロプスの硬い肌にたいしたダメージはない。


セリアの攻撃も通じづらい。


エリスの炎系魔法は効いているようだ。


私も強化と弱体化を使って地味に援護する。


そうしたらなぜかサイクロプスが私に攻撃を集中してきた。


おいおいおかしいだろうって心の中で叫びながら避ける、避ける、避ける。


しかしそれも長くは続かない。


ついにサイクロプスの攻撃をくらって壁まで飛ばされる。


いてえええええってもだえ苦しむ私を見てサイクロプスはスッキリした顔をしている。


なんで、なんでなのおかしいよね私たいして何もしてないのに。


お願いだから早く回復してほしいってミントを見るとこっちに走ってきてくれた。同時にサイクロプスが倒れる。


アレンが倒してくれたみたいだ。


最後にボスが何か言おうとしているがアレンは既にいちゃついている。


憐れなサイクロプスだった。


ダンジョン攻略が終わって宝を集めながらアレンに足手まといになってきてるから、パーティーを抜けるよって伝えたら手紙を渡されてしまった。


そして気にするなとも。

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