5女神 シェルシア 私女の子ですの
正直今の俺は、全てコピー能力任せで得意な物等無い
しかし俺の部屋の皆は、それぞれ得意な物が有り
キャミアは、剣。
カフェスは、防御と治療魔法
タルトは、弓と魔法全般の習得を目指して居るらしい
これはタルトの叔母が他国で冒険者をしていて同じように弓と魔法全般を習得して
今では、クラスAの冒険者となって居てそれを何時も憧れの眼差しで俺に話してくれる
タルトの叔母でエルフ族なのできっと綺麗な人何だろうな
こんなにもタルトに慕われる叔母に是非一度会って見たい。
そして問題なのが俺、得意技どころか剣もこちらに来て初めて使っただけ!
これはマズイ!非常にマズイ!
先日もタルトに大失敗した場面を見られたし、しかも慰めて貰って・・・嬉しかったけど。
これじゃいけない!
一念発起!
あの失敗から自主練しております。
でもそれを見ていたキャミアは剣の練習を手伝ってくれたり
カフェスは身体の疲労を和らげてくれたり
タルトは魔法の練習を手伝ってくれたりと本当素晴らしいルームメイトに恵まれて今にも泣きそう。
「イズミ貴女の体型だったらもう半歩前へ踏み込んでから剣を振り抜きなさい。」
「ウッス」
「ウッスじゃない女の子なんだからハイでしょう。」
「ハッハイ。」
キャミア言葉使いも結構厳しいっス!
アッ!これも怒られるな。
多分『厳しいですわ』
うん舌を噛みそう・・・
そしてカフェスも
「イズミ。もう少し待ってて、そうすれば体力を完全回復出来る筈だから。練習頑張ってね。」
「カフェスのお陰で俺、練習頑張れるよ。有難う」
「どう致しまして。でも俺じゃ無くて、わたしの方が可愛いわよ。」
「わ・た・し・・ハイ頑張ります。」
タルトも
「イズミは、もっと集中力ある筈なんだからもっと的を良く狙って。
そうすれば必ず当たる筈よ」
実はタルトが気になって集中出来ない等言える分けも無く
「分かった。良く的を狙えば良いんだな。良し!」
「うん分かれば良いんだけれどそれと
イズミは、可愛い顔してるんだからもう少し女の子らしい言葉使った方が良いと思うわ」
「うん。気を付ける」
最近何かと言葉使を注意される。
でも身体に染み付いた男言葉中々治ら無いんだよな~。
でも折角タルト達が注意してくれるんだから頑張って直さないと。
しかしもし女神様が男に戻る方法を見付けたら・・・
いや、今はタルト達の為頑張ろう。
とっ言う事で現在女言葉頑張って使う様にして居る時
冒険者学校に入学して初めての休みが来た。
その時皆に言われたのが。
「「「イズミ可愛いんだからもっと女の子らしい服を着なさい。
幾ら冒険者だと言っても女性は、服装にも気を付けないと」」」
とっ言う事でこの日俺・・・否・・私の服を買いに来た筈なのですが
今彼女達が見て居るのは、何故か自分の着たい服を俺・・・私に見せて着せ替え人形の如く
何度も着替えさせられて居る所。
しかもズボン禁止令まで出てしまった。
「スカートか~。」
ちょっと呟いた所カフェスから
「可愛いスカート有るわよ。これなんかどう?」
とっ渡されたのが短い・・・女神さまより貰ったスカートより更に短い・・・
これ下手したら下着見えるじゃん。
そんな事も知らずに、お・・・私に履かせてキャッキャ喜んで居るカフェス。
うん。そんなカフェス可愛い。
確かに可愛いスカートかも知れないがそれよりこのスカートの短さ・・
不安しか頭に浮かんで来ないのだが。
ヤバいこのままだとこのスカート買わされる。
そのスカートを見たタルトが
「そのスカートには、この服ね」
そうやって持って来たのが今まで着ていた服よりも胸の部分が開いて居る服。
勿論タルトに着せてもらう。
嬉しい。とても嬉しい~。
嫌違う!
「この服ちょっと胸の部分開き過ぎじゃない?」
「そんな事無いわよ。ほら私のだって」
そうやって見せてくれたタルトの服も同じ様な胸のデザイン。
『お揃い!』
一瞬思ったが普段男っぽい服しか着て居ないお・・・・私にとって女の子らしい服となると
抵抗感が半端ない。
「うん。可愛いね。」
もうその言葉しか返事のしようが無かった。
今にも泣きそう・・・
しかしタルトの笑顔には、何人たりとも勝てません。
結局カフェスの選んだスカートとタルトの選んだ服
しかもスカートは、自分達が誘ったからとタルト達がプレゼントしてくれた。
おお~。
これは、穿かない分けには行かないな。
こうして支払いしてみるとそんなにお金が減って居ない。
女神様結構奮発してくれたんだ。
行き倒れって言ってたけど、・・・聞かなかった事にしよう。
そして言葉使いも
「随分綺麗な言葉使いになりましたでしょう?オッホホ」
「「「気持ち悪い!」」」
皆に言われた!
「私、頑張ったのに・・涙が出そう、だって女の子なんだもん。」
「プっ!」
キャミアが珍しく噴き出した!
『勝った!』
思わず心の中でガッツポーズをするも直ぐに
「じゃあもっと女の子らしい所見せてね。」
キャミアから逆襲にあった。
後、動作もガサツ過ぎるとキャミアから言われたけど、どうすれば良いか分から無い
でも、そうかこれがアルバイト先の先輩の友達が言って居た「男みたいな女」そう思った原因か
ガサツ・・一体どこだろう?
女性への道まだまだ遠い様です。
買い物の後は、昼食をとって色んな店を見て回りスイーツを食べて話をして居る時の
皆の笑顔最高です・・わ。
翌朝その服とスカートを部屋で着て皆に見せる為にクルッと回って見せると
スカートが舞い上がり下着が丸見えになる事に気が付いた。
「エッ!まっ丸見え!」
「普通に落ち着いて歩けば大丈夫よ」
そうカフェスに言われたが俺の普通って・・・ガサツと言われてるが。
仕方なく何時もより小股で静かに歩くしかなかった。
うんこれなら大丈夫かな?
教室にそのスカートと服を着て行ったら皆に
ガン見された!
まあ、今迄ズボンしか履いて来なかったから仕方ないか。
しかし何処からか聞こえて来た男子生徒の言葉を聞き逃さなかった。
「可愛い・・」
男からの言葉なのに何故か嬉しい
お・・私、心も女性になって行くのかしら?
女心と女性の言葉使い本当に難しい。
しかしスカートは、やっぱりスースーして落ち着かないな。
何か有ると直ぐスカートに気が行ってしまって
お陰でその日の授業の内容が全く頭に入って居ない事が後になって気が付き
慌ててタルトに復習を手伝って貰う事になった。
優しいタルトさん有難う御座います。
本日もう一部投稿する予定ですので宜しくお願いします。




