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男の娘って何ですか?  作者: とらいぜん
3章 魔族
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14 エミスの森

タルト達がマリスシアと自分を呼んで居るその女性から逃れようとしても

その重圧により身体の自由が利かなかったタルト達に対し白銀の魔女は堂々とその女性に相対して居た。


その姿はタルト達に勇気を与えたがそのマルスシアの存在自体が消える分けでも無く

タルト達はその場を動く事が出来ずに居た。


そのマリスシアが暫く白銀の魔女と話すと間もなくその姿を消した。


身体の自由を取り戻したタルトが隣のセティアを見ると

袖を掴んで離さないカリナの手離そうと奮闘して居たがその手が中々離せずに居た。


「あんたね~。あの人はもう居ないんだからいい加減離しなさいって!」


「ウッウ~。はっ放したいんだけど手が離れないんだよ~。」


そう泣きじゃくるカリナを仕方なくそのまま引きずりながらセティアが近寄って来るのを見てタルトが。


「セティア。今の魔王バクス側の人って事なのかな?」


そのタルトが恐る恐るセティアに聞くと未だ離れないカリナの手を引き離しながら。


「う~ん、良く分から無いけどまだ敵対する気はないんじゃないかな?

もし敵対したら・・・恐ろしい事になりそうだけど。」


その後ファシズ達が残った村や隠し通路トンネルなどを見付け調べ周ったが

魔族の姿を一人として見付ける事が出来なかった。


それから数日後ファシズ達の隠れ家のイズミの墓の前にタルトが手を合わせながら

何時もの様にイズミに『必ず見つける』と約束をして居るとキャミアとカフェスが

タルトの両脇に付くと同じ様にイズミの墓に手を合わせた。

そして顔を上げると真剣な面持ちでタルトを見つめて来た。


「タルト、私達も一緒に行ければ良いんだけど行くと逆に貴女達の弱点になり兼ねないだから・・・ゴメン!」


キャミアとカフェスがタルトの前で頭を下げるのを見て慌ててキャミアの頭を上げさせた。


「キャミア、カフェス止めて!2人の気持ちは十分わかってるから。お願いだから頭を上げて。」


タルト達『ニシアの風』のパーティとレアとフェスタそして

クリア達魔族数十名がシフォンがエミスの森で現魔王軍の魔族を見つけたとの報告を受け

エミスの森へ向けて出立する事が決まって居た。


今回はファシズ率いる部隊は留守番を預かる事になりクリア達がエミスの森へ行く事になり

クリアが張り切って居るのが逆に不安を煽っていた。


「任せてファシズ!どんなバカが現れようと私が全部やっつけて来るから。」


「ああ、お前が強いのは十分知ってるが・・・やり過ぎるなよ・」


「分かってるって!」


ニヤニヤ顔で返事をするクリアを見て更に不安に思うファシズだった。

『やっぱ俺が行くべきだったか?』

今回どうしても私が行くと言う事を聞かないクリアに対してファシズが折れて

クリアがエミスの森に向かう事になったのだがクリアの性格を考えると

どうしても不安を拭い切れなかった。


「ファシズが得体の知れない女に手も足も出なかったと言ってたからね。

今度出て来たら私がやっつけてやるんだ。」


そう呟くと嬉しそうに部下に指示を下しエミスの森へ行く準備を進めていた。

同じく前回留守を預かって居たレアも張り切り今度は自分がとフェスタに意気込んで居た。


それが更にファシズの頭を悩ませていた。

『確かに強力な部隊だが問題も多いのも確か・・・頭が痛い・・』

そのファシズの悩みも知らず意気揚々と数日後クリア達が旅立って行った。


ファシズ達の隠れ家からエミスの森までどんなに急いでも

6日近く掛かるしかも自分達が魔族と知られてはならない為常に隠蔽魔法で

認識阻害を起させ身を隠し移動は夜行う事になって居た。


しかしどんなに注意をして居ても大人数で6日間も

移動して居ると何か居る程度に気付く感の良い者に出くわす事も有り

その時はタルト達が前へ出て上手く誤魔化して来ていた。


そうして4日程の日程を過ぎた夜中に移動して居ると誰かが自分達の後を付けて来ている事に気付いた。

クリアはそっと部下にその者の後ろへ回らせ捕まえる様に指示を下した。

そして休憩と見せかけ一度人気のない所を選び全員でその場で待機させると

間もなく後方で剣を交らわせる音が聞えて来た。


「お前らも応援に行け」


クリアが2人の部下を行かせるとその音が間も無く止み4人がかりでその男をクリアの元へ連れて来た。

その男は金髪に青い瞳のエルフ。


「オルイド!」


その男を見てタルトが駆け寄って来た。


「何故貴方がこんな所に居るの?」


「そんなの決まってるだろ愛する者への感さ」


「何だ、お前ら知り合いか?」


クリアがタルトに近寄ると


「ハイ、私の友達です。でも本当にどうしてこんな所に居るの?しかも何故私達を見付けられたの?」


そのタルトの問いにオルイドはタルト達が依頼を受けて旅立っが何時になっても帰って来ない

しかも最近になって魔族が動き出した事をギルドから聞きもしかしたらタルト達が魔族に捕まったのではないかと思い居ても経っても居られず依頼を受けた到着地の国境の町まで行くとそれらしい人物が来ていた事までは分かったがそれ以降の足取りが掴めずその近くの村々や町を探したが一向に見つからない。

そこでエルフの特性を生かしニシアの森の中やその周辺を調べるとエルフらしい者が最近まで居た事を突き止めた。

『タルトだ!』オルイドは直ぐに分かったそうだ。

そのタルトが居たと思われた町の名は『サラティナ』

しかしそこからの足取りが又プツリと途絶えた。


だがオルイドは諦めなかった。

その後も何日もかけて探し回りある日数十人の者が夜中に密かに移動して居る事に気付いた。

しかしその者達は隠蔽魔法を使って居るらしく目を離すと直ぐに見失う可能性が有った為ずっと着けて来たらしい。


そんなある日町外れでタルトが姿を現しそこに居た男の前を何事も無かった様に通り過ぎたのを見た!

『居た!』

その喜びを叫んで表したかったがもしかしたらタルトが魔族に捕まって居るのかも知れないと思うと

下手に近寄る事も出来ずに密かに後を付けて来ていたらしい事が分かった。


「オルイド・・心配かけてごめんなさい。」


「タルトが元気ならそれで良いさ。」


「うん有難う。」


そう言って涙ぐむタルトを見てオルイドが何か不思議そうにタルトの顔を覗き込むと。


「所でイズミは?」


その言葉に思わずタルトは声を出して泣き出してしまった。


現在『世界で最高の身体を手に入れたら・・』

https://ncode.syosetu.com/n0371fz/

と又もやコラボ中~。


これらは、同日更新又は前後日更新の物と同時間の物とする予定ですので

興味の有る方は、覗いて見て下さいませ。


今後とも『男の娘って何?』

宜しくお願いします。

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