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男の娘って何ですか?  作者: とらいぜん
3章 魔族
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15 女神

久し振りの地上に出てその場の変わり様に驚き

星々の輝きに心癒されたりとして居たが女神のシェリシアがイズミの姿を

ジロジロ見るのが気になりそっとシェルシアに近寄って。


「シェルシアどうしたの?私何か変?」


「変も何もその恰好何とかした方が良いわね。

地下空間では気にならなかったけど流石に地上に出るとその恰好は無いわね。」


「えっ?この冒険者服」


「冒険者服ってもうボロボロじゃない。着替えた方が良いわ」


「着替えなんて私持って無いわよ。」


「私のを貸してあげるからそれを着なさい。」


とっ言う経緯が有りまして現在久し振りに女性らしい服にスカートを穿いて居ます。

久し振りに掃く膝上までのスカートはやっぱりスースーして何だか落ち着かないけれど

暫くすればまあ落ち着くでしょう。


その恰好でミナトの前に行くと今まで以上にジロジロ見られちょっと恥ずかしかったけど

ミナトが何と。


「可愛い、似合ってる」っと


その一言でイズミの頬が緩みニヤニヤが止まらずに居るとシェルシアに気持ち悪いと言われつつも

暫くその頬のゆるみはどうしようも無かった。

そんな幸福感に浸って居るとシェルシアが真剣な面持ちで側に寄って来た。


「イズミ、そろそろ結界解くから何が起きても驚かないでね」


「うん、分かった。」


緩んだ頬を必死に抑えるとシェルシアが結界を解いて間も無く結界を解いてから今迄風の音や遠くから聞えて居た動物の鳴き声が止んだ。

するとシーンと静まり返ったそこへ2人の女性がイズミ達の目の前に現れた。


1人は赤い髪を肩まで伸ばし同じく赤い瞳の女性で両手を前で合わせ

シンと空気が冷たくなる様な視線をシェルシアに向けて居た。


そしてもう一人その女性の斜め後ろに立って居たのは

金髪を腰まで伸ばし金色の瞳をした女性が静かに

シェルシアに視線を向けて居たが彼女の方からは逆に穏やかな感じを受けた。


「ミリニシア様 キプリニシア様、申し訳ありません」


シェルシアが2人に視線を送ると同時に謝り出した。

どうやら赤い髪の女性がキプリニシアで

金髪に初めて見る金色の瞳の女性がミリニシア


そこで思い出した!

ミリニシアってあのミリニシア?

ミリニシア神皇国のあの女神ミリニシア、シェルシアの言って居た大先輩の女神!

その最高神と言うのだろうかいや女性だから最高女神?

思って居たより全然若く、どう見ても30代前後の様な若さ。


兎に角その2人が目の前に現れた。

最初に口を開いたのは赤髪のキプリニシアという女神。


「シェルシア。もうここでは何故等と言う事は聞きません。

ルールを破った者の罰は知って居りますね。」


「ハッハイ。天界からの追放と女神の資格はく奪そして・・・自分の得意な・」


項垂れながらシェルシアが答えるとキプリニシアと言われてた女神が更に


「その通り、ではここで言い渡します。シェルシア前へ」


静々と前へでるシェルシアにその女神キプリニシアが口を開こうとした時

後ろに立って居た女神ミリニシアがそれを止めた。


「キプリニシアそれは私が言い渡します。シェルシア良いですね」


キプリニシアが一歩下がり代わりにミリニシアがシェルシアの前に出て来た

見るとシェルシアが小刻みに震えて居るのが分かった。


『シェルシア・・・』目の前で起こって居る事が元々自分の不注意から始まった事を考えると

イズミは居ても経っても居られなくなった。


「待って下さい!」


気が付くとイズミはその2人の間に割って入ったいた。


「何をして居ます!直ぐそこを退きなさい」


キプリニシアが怒鳴るとその場の空気が一気に変わった

今迄も重い雰囲気に包まれては居たがそれが更に大きくなり圧し潰られそうな重圧がイズミに掛かり

気を抜くとその場に崩れ落ちそうにまでそれが膨れ上がっていた。


「退きません!」


必死の思いでそこに踏み止まるイズミがようやく声を出す事が出来た。


「シェルシアは私の為に、ルールをやぶったのです。こんな小さな存在の私一人の為自分を犠牲にしてまで守ってくれました。罰するならシェルシアで無く私を罰して下さい。」


「私はそんな事等一言も聞いて居ません。ルールを破ったのはシェルシアなのです。

私達はその償いをさせるだけです。」


キプリニシアがそう言って片手を横に薙ぎ払うと突然何をされたかも分からずイズミが横へ吹き飛ばされた。

「もう邪魔をしない様に、もし又邪魔をするようなら只では置きませんよ。」


吹き飛ばされたイズミは幾ら起き上がろうとしてもその重圧に押しつぶされそうになり

立ち上がる事さえ出来なかった。


『シェルシア御免。私の為に』

イズミはそう思うも動けない自分が悔しくてならなかった。


シェルシアを見るとその重圧に居も耐え俯きながらもイズミの方へ視線を送ると首を横に振って居た。

『これは私の責任イズミには関係ない』まるでそう言ってるかの様にイズミには感じられた。

それでも未だに震えて居るシェルシアをイズミは黙って見て居る事しか出来ない事が

悔しく自分の力無さを恨んだ。


その時キプリニシアにミリニシアから威厳は有るが静かに又何処か優し気な声が聞えて来た。


「キプリニシア、私が言い渡すと言った筈です。」


その言葉に又後ろへ下がるキプリニシアを確認すると

右手をシェルシアの頭へ乗せ。


「シェルシア良いですね。」


黙って頷くシェルシアを見るとミリニシアが言葉を続けた。


「では、言い渡します。シェルシア。天界からの追放及び貴女の一番得意とする転移魔法を無力化します。良いですね。」


『エッ!』確かシェルシアは得意は防御と治癒と言ってた筈。

確かに一瞬で転移をする位だから苦手ではないだろうけど。

イズミがそう思いシェルシアの顔を見るとやはり驚いている様子が伺えた。


後ろに控えて居たキプリニシアは無言のままだったが何か違和感を感じたのかジッと

ミリニシアの行動を見つめて居た。


「それでは以上です。今後天界には私の許し無しでは来れなくなります。」


それを聞きシェルシアはガバッと勢い良く顔を上げた。


「許しなく・・・」


呟いたその声は辛うじてイズミの耳に届いた。

一通りシェルシアに告げるとミリニシアはイズミに近づき


「良い友を持ちましたね。」


そう一言を言うとそのまま帰ろうと元の場所まで歩き出すミリニシアに

キプリニシアが何かを話し掛けて居る様に見えたが一言話しただけでその場を立ち去って行った。


「シェルシア今のはどう云う事?」


イズミがシェルシアに駆け寄るとシェルシアは


「許された・・・」


呆然とした顔でイズミに答えた。


「えっ!」


「だから許されたのよ。私の得意な魔法は防御と治癒言ったわよね。それに女神の資格失効も無いし

天界から追放。しかし許しが有れば入れると言う事。信じられない!イズミ。私許された!」


シェルシアはその事に感動しその場で泣き崩れた。


「でも暫くは私達と一緒に人界で過ごす事になりそうね。」


「うっうん。その間に良い男見付けて結婚して子供を育てて夢を叶える」


泣きながらそう答えるシェルシアを見てイズミは思わず笑いだしてしまった。


「シェルシアらしいな、そうだね。良い男一緒に探そう。

でも、シェルシアが年をとってもそんままなんでしょ。結婚したらどうするの?」


「心配ないわニシアの名を貰ってない私は人界では普通に年をとるのもの。

普通に年をとって普通に最後を迎えてそして天界へ帰るの。

だから・・あっー!早く見つけないと年とっちゃう!イズミ早く探しに行こう!」


イズミの袖を引っ張るシェルシアを押さえて


「こんな夜中に起きてる人なんか居ないわよ、それよりミナトをこれからどうするかでしょ。」


「そうね。あっ!良い事思い付いた。」


「何?」


「私の旦那になってもらうの。」


「ミナトはダメ!」


素早くイズミがミナトの前で両手を広げてガードしたその姿を見て


「冗談よ、でもこのまま連れ歩くのも不味いんじゃない?彼はシフォンと・・・」


「勿論シフォンさんの所へ送り届けるわ・・・」


急に俯き静かにイズミが答えるとシェルシアが

イズミの肩を抱いて。


「でも、それまではミナトの事は貴女に任せるわ。」


ミニュ山麓の魔族と戦った現場から人の足で首都キリガリまで約20日間

ミナトをキリガリの白銀の魔女シフォンの所まで送って行く事になった。



現在『世界で最高の身体を手に入れたら・・』

https://ncode.syosetu.com/n0371fz/

と又もやコラボ中~。


これらは、同日更新又は前後日更新の物と同時間の物とする予定ですので

興味の有る方は、覗いて見て下さいませ。


今後とも『男の娘って何?』

宜しくお願いします。

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