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男の娘って何ですか?  作者: とらいぜん
2章男の娘って何ですか?
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4 強敵オルイド

翌朝オルイドが目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドの上で一人で寝ている事に気が付いた。


『ここはどこだ。』


見渡すと隣で長く伸ばした金髪の女性らしき2人が自分から少し離れた1つのベッドに

向き合う様に寝息を立てて寝て居る事に気が付いた。

『エルフ?』

そう思いながら立ち上がろうとした時その一人が目を覚ました。

そのエルフもオルイドに気付き声を掛けて来た。


「オルイド気が付いたのね、具合はどう?何処か痛みの有るところ無い?」


それはオルイドにとって一時として忘れる事の出来ないでいた『タルト』だ。


「ああ、それは大丈夫だが俺は一体どうしたんだ?それに何故俺がタルトと一緒の部屋に?」


「覚えてないの?」


「ああそれが全く」


その時二人の話し声に気がつきイズミも目を覚まし上半身を起こしていたタルトに声を掛けた。


「タルトおはよう。」


声をかけて隣のベッドを見て起き出したオルイドを見て不安げな様子で


「起きたみたいだね。具合はどう?」


その人物を見てオルイドは驚いた。

タルトの隣で寝て居たのはイズミと言うタルトの恋人だったからだ。


「アッ!貴様!何故タルトの隣で!しかもだっだ抱き合って寝てる等・・」


実際には抱き合って等居なかったがオルイドから2人が向き合っている姿が

抱き合って寝て居る様に見えていた。


「そう言われてもアンタがそのベッド一人占めしてるからじゃない。」


イズミがめんどくさそうにそう答えるとオルイドは震える指でイズミを指す。


「タルトお前こいつと1つのベッドで一体何を…まさか俺の寝て居る間に…」


「イズミは私の大事な人だから・・・」


タルトが頬を赤く染め俯きながら答える姿を見て

オルイドはスーと血の気が引いたのを感じた。

『タルトが俺の目の前であんな男の娘みたいな奴と一緒に寝てる!

一体俺の寝ている間何を・・・』

そこまで考えると居た堪れなくなって突然ベッドから飛び降りる様にして起きたかと思うと

そのまま大きな声で叫びながら部屋から飛び出して行った。


「ウォ~~ウソだ~~。」


その様子を見てたイズミが呆然としながらタルトに顔を向けると何かを思い返すように

タルトに聞いた。


「確か以前にも同じ様な光景見た気がしたけど彼何時もあんな感じ?」


「いいえイズミと出会ってからよ、それまではもっとキリッとした感じの人だったんだけど。」


「私と出会ってからと言うよりタルトが私に取られたと思ってからみたいね。」


その言葉を聞いて何かを思い付いたようで更に頬を赤らめた。


「オルイドは夕べの事を忘れてたみたいだったから

イズミが私と一緒に寝てたのを見て勘違いしたんだわ。

思い出したらなんだか急に恥ずかしくなってきた。」


「タルトの子供ってきっと可愛いいよね。」


イズミがいたずらっ子の様に笑いながら言うと


「イズミのイジワル!」

更に顔を赤らめ真っ赤にしていた。


『ヤッパりタルトは可愛いよな~。』

隣で真っ赤になっているタルトを見てイズミは満足していた。

その日は流石にオルイドはギルドに来てないと思いながら行くとその入口前で既にオルイドが立って待っているのを見付けた。

『いや~流石にこれは立ち直り早すぎだろう。もし私が逆の立場だったら数日寝込む自信あるぞ。』

そう思いながら近づいて行くとそのオルイドが声を掛けて来た。


「今朝は取り乱してしまってすまん。記憶は無いが俺があそこで寝てたと言う事は

昨夜俺がお前に負けて倒れて居る所をお前があの部屋まで運んでくれたんだな。」


『こいつ意外と良い奴かも?』

そう思いながらイズミはオルイドへ

「タルトが治療して私と一緒に部屋まで運んで来たんだ。礼ならタルトに言ってくれ。」


「それは改めて礼を言わせてもらうがまずは、お前に言わせてくれ。でないと今後

お前とタルトを掛けてライバルとなり得ないからな」


『うわ~こいつどんだけメンタル強いんだ!』

「分かったそれはそれで受け取って置くが、タルトは渡さないからな。」


「ああ、そうでなければライバルと言え無いからな。必ず俺がタルトをお前から奪って見せる。」


そしてオルイドがタルトに向かって

「タルト今朝はすまなかった。昨夜俺を治療してくれたんだってな。有難う。

でも俺がお前を好きなのは今でも変わりない、必ずこいつから俺の方へお前を向かせて見せる。」


そう言って冒険者ギルドを後にした。


「タルト、オルイドって凄くメンタル強い奴だったんだね。あんな男を諦めさせるのは大変だ。」


「でしょう。昔からああなのよ。でもイズミをライバルと言ってたからイズミを認めたと言う事だと思うわ。」


「ライバルか~、オルイド強敵だ!でもそうすると暫くタルトの恋人を続けないとね。」

ウキウキと喜びを表すイズミ


「それでは私の恋人のイズミ。これから宜しくね」

タルトが笑顔で答えるとさらにイズミのテンションが上がり落ち着きが無くなって来ていた。


「タルト~~絶対アイツから守って見せるからね。ムフ。」


テンションはMAX近くまで上がったが財布は軽いイズミ

その原因は、2人だけで依頼を受けて居るからだった。

護衛の場合殆どパーティーで依頼を受け2人の護衛依頼等殆ど無かった。

又捕獲依頼の場合大きな動物を捕まえる事が出来ても

2人では、持ち帰る事が出来ず小さな物限定になってしまったからだった。


その為私達の収入は思いの外芳しくない。

そんな時助けになるのが合同依頼。


一つのパーティーだけでは受けきれない依頼を人数を増やして受注する物。

今回その合同依頼を見付け早速受付をして来て他の人達の受付を待って居る所。


大抵こんな時は私達の様なパーティーに属さない人達が集まり

急ごしらえのパーティーを組む事になるので

互いに意思疎通を上手くこなさないと行けない。

今回既に女性2名が受付を済ませて居るので少なくても男の中に私達だけが女性と言う

心配は無くなりそうなのが救いだ。


『よーし今回の合同依頼稼ぐぞ~。』

そしてシェルシアに食べられた分取り返さねば。

何時も読んで頂き有難うございます。

お陰でブックマして下さる方も少しづつ増えて来ました。

これからも楽しんでもらえる様投稿して行きますので宜しくお願いします。

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