15女神 シェルシア 洞窟
誤字報告有難うございます。
お陰で誤字脱字修正する事が出来ました。
私も気を付けて居ても結構後から誤字脱字に内容修正修正が結構有ったりする。
恥ずかしいです。
これからも気を付けて行きますのがもし
誤字脱字等有りましたら報告有ると嬉しいです今後とも宜しくお願いします。
夜中散々皆にミナトの事を聞かれ疲れ果てたイズミ。
朝起きても未だに疲れが取れずぼーっとして居たが
逆にとても機嫌の良いのがタルトが嬉しそうに弾むような声でイズミに声を掛けて来た。
「イズミ。聞いて今日の実技にシャーリが見に来てくれるの。」
「確かタルトの叔母さんのシャーリだよね。」
「そうよ。シャーリが来るの。もう嬉しくて。イズミにもシャーリを紹介するね。
凄く綺麗で私の憧れの大人の女性なのよ」
「有難う。シャーリかミナトも来るのかな?」
何気に呟いたイズミの声に気付いたタルトが
「はは~ん、イズミの彼氏の事?」
「違う!違う!昨夜も話したけれど彼は違うんだって!」
「イズミ照れなくても良いのよ。」
嬉しそうにミナトがイズミの彼氏確定視して居るタルトが言うと
「タルト~信じて~。私にそんな人居ないんだって!」
「分かった。そう言う事にしておいてあげる。」
ニコニコしながら実技の準備を再開するタルトの後姿を見て
イズミが『私はタルト一筋何だけどな~』等と思いながらも自分も準備を始めた。
今日の課題は洞窟の中に自生する薬草とキノコの採取。
姿形は覚えて来たけれどキノコなど普通に見れば岩そのもので
良く見なければ見落としてしまいそうな物なので規定量を採取して来る事が相当大変そうに思えた。
そのマリナ山に着くとタルトの叔母のシャーリが迎えてくれ
タルトがイズミにシャーリを紹介してくれた。
『ヤッパリタルトの叔母だけあって綺麗な人だな。』
そう思いながら大人の雰囲気を漂わせるシャーリと一言二言話すと
キャミア達の所へ洞窟の話をしに行った。
キャミアとカフェスは自信満々に「任せて」と言っていたが
前回同じ様な採取課題で違う物を混ぜて採って来た実績が有りどうかな~等と不安を隠せずに居た。
でも、私も同じ様なものなんだけれどね。
その時タルトの居る所からミナトの声が聞こえて来た。
振り向くとこちらに手を振ってくれたのでこちらも手を振って返し
ミナトの所へ歩いて行った。
イズミがミナトに昨日の礼を言うと又一緒に話をしたいと誘われ
昨夜の事を思い出し「又宜しくお願いします」と返事をして置いた。
しかしタルトからは相変わらず2人の間を疑がわれ結局最後に
「ハイ。ハイ。分かってるわよ。」
でアッサリかわされたような気がした。
『「しっ信じてくれない・・」シクシク』思わず心の中で泣きそうになったイズミだった。
その後
ミナト達とも別れ洞窟へ向かう時もキャミア達から
「ねえイズミ、さっきの人が夕べ一緒だった人でしょ。誠実そうな人じゃない。
きっと大事にしてくれるわよ」
「キャミア、だから違うんだって!信じてよ~。」
そう言う話しになるとカフェスからも
「うんうん、信じるから本当は夕べ何が有ったか白状しちゃいなさい。」
「カフェスこそ信じて無いじゃん!シクシク・・・誰も信じてくれないんだもん、ねえ信じてくれるのはタルトだけだよ~。」
そう言ってタルトにしがみつくと
「フフ~。この幸せ者~。」
「ガ~~ン!皆に裏切られた~~!なっ泣いてやる~~!わ~~ん!」
「でもイズミ、涙出て無いよね。」
タルトに突っ込まれた。
そんなバカな事をやりながら洞窟に着くと早速キャミアが気合を入れて
「さあ皆頑張って課題クリアするわよ~。」
「「「おお~~。」」」
意気込みだけは大したものだったが・・・
薬草が・・・キノコが・・・見つからない!
一体何処?
皆で探し回りようやく見つけたのがキノコ3つ薬草5束全然規定量に達しておりません。
そんな時洞窟の入り口から騒がしい男達の声が聞えて来た。
「おい!そっち行ったぞ!捕まえろ!」
「あっバカ!あの裏に逃げ込んじまっいたじゃ無いか!」
「任せろ俺があの岩を崩す」
その声の後大きな爆発音が洞窟内に響いた。
「何バカやってるのよ。洞窟が崩れたらどうするつもり!」
キャミアが怒鳴るがその声が聞えなかったようで又大きな音が洞窟内に響き渡った!
「ガーーン!ガーン。」
その音が響き渡り暫くすると今度は入り口付近から何かが崩れ落ちる
音が響き渡って来た。
それと同時に今まで外から入り込んで居た日の明かりが消え暗闇に閉ざされた。
「洞窟が崩れた!」
誰かが叫んだ。
声からすると多分カフェスらしいが暗闇の中それを確認する事が出来なかった。
すると間もなくタルトが魔法で明かりを出してくれたお陰で何とか自分達の周りの様子を見る事が出来るようになると
先程大きな声で叫んでいた男達が歩いて来るのが足音で分かった。
タルトがその足音の方へ明かりを向けると4人の男達が手足に怪我を負いながら
それぞれ肩を貸しながら歩いて来るのが見える。
「怪我してるみたいだけど貴方達大丈夫?」
イズミが彼らに話し掛けると。
「ああ、すまない俺達のせいだ。どうやら一人足の骨を折ったようだが他は歩く事自体問題ない。」
「それじゃ私がヒール掛けます」
タルトが駆け寄り直ぐ治療に当たった。
イズミはシルクを呼び出し中の様子を見て貰うと
「風が止まってるから確実では無いけど、中に居るのは私達だけみたいね」
そこまで言うと直ぐに
「ミラエスから連絡が来たわ。白銀の魔女様が来てる。それと中に何人居るか、そしてミナトが居ないか聞いて来たわ。」
「エッ!ミナトが何故居るか聞いて来たの?」
ミナトの名前を聞いて驚きイズミが聞き直した。
するとシルクから
「ミナトが洞窟が崩れる寸前私達を助けに中に飛び込んだらしいわ。」
「エッ!ウソ!でもシルクが私達しか居ないって。」
「イズミ、風が止まってる今それは確実じゃないわ。何処かの影に居るかも知れない。」
「でも、でも今出てこないって事は、まさか。」
昨夜あんなに一緒に笑い楽しく話し合ったミナトがもかしたら。
そう思うとイズミは力が急に身体から抜け、力無くしゃがみ込んでしまった。
「イズミしっかりして、きっと大丈夫よ、だって白銀の魔女様と一緒に同行してる人だもの。きっと生きてる。だから」
タルトが励ましてくれたがその声はイズミに届かなかった。
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今後とも『男の娘って何?』
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