第十八話
遅れてゴメンなさぁぁい!!(三回転半ひねり土下座)
頑張って更新しまする!
『ギルド登録受付』と書かれたカウンターに向かうとそこには、気怠げに肘をついている涼やかな美人さんが居た。
「すみません。ギルド登録をしたいのですが」
そう俺が声を掛けると、あくまでもその姿勢を崩す事が無い美人さんは、こちらに隠そうともせずに観察するかのような視線を寄越した。
「……フン、おおかた貴族の道楽ってトコかしら。貴方達にはとても戦う力があるとは思えないけど」
それとも、雑用でもするのかしら? とでも言い出すかのようなその表情に、隣に居るユイが本気で怒り出しかねなかったので、俺はアイコンタクトで釘を刺しておく。
「えっと、登録は大丈夫なんですか?」
「別に良いわよ。……ほら、この用紙に記入して」
そう言って美人さんが片手で渡して来たのは、さながら履歴書のようなものだった。
まずは名前に年齢。これはまあ普通だな。それから、加護を受けている神様と特技を記入するらしい。
「……そう言えば、俺とカイって文字を書けないよな」
「ええ、そうですね。ここはユイさんに任せましょう」
「了解!」
日本語を聞かれてはマズいので、小声で俺達は話し合う。
そして用紙を全て預かって文字を書き出すユイを見て、受付の美人さんは俺を軽蔑するかのように見下した。
「……あら。貴族のお坊ちゃまは碌に文字も書けないのね、ホント情けない」
「……俺、貴族じゃないんだけど」
さすがに今のはカチンと来た。大体、なんで俺が貴族って決め付けられているんだ。
「……ホントに? 貴族じゃ無いのに、よくそんな上等な服を着られるわね」
……なるほど。と言っても、今の俺の服装は無地の白い半袖Tシャツに、七分丈のジーパンなんて適当極まりない恰好だ。あれか、繊維とかの素材が良いやつに見えるのか?
「……とにかく、俺は貴族でも何でも無い。勝手に決め付けるのって失礼じゃないか?」
年上ぽかったし、せっかく俺も敬語を使って話しかけたのにこれだ。
「フーン、言うわね。それじゃあ……」
「はい、これ書けたわよ」
美人さんが何かを言おうとするのを遮って、ユイが記入の終わった用紙を突き出した。勿論、片手で。
「あら、もう書けたの」
そういって用紙の確認を始めた美人さん。やはり用紙を気怠げに見るその姿は、悔しい事に見惚れてしまうほどに美しい。
そんな美人さんの表情は、唐突に驚愕に彩られた。
「じ、自由の神に創造の神!? それに加護が無いって何!? ……貴方達、一体何者?」
そういってこちらを見つめる瞳には、先程までの軽蔑が見える事はなかった。
「ただのしがない旅人よ。……それより、さっきユウくんに言おうとしていた事はなんなの?」
その美人さんの質問に、ユイがすぱっと答えた。しがない旅人、なんだかカッコイイな。
「え、ええ。討伐のクエストをクリアすれば貴方の事を見直す、と言おうとしたの」
そう言ってこちらを見てくる美人さん。さっきの調子を取り戻したのか 、今度は妙に挑戦的だ。……それにしてもこの人、クールだと思ってたけどコロコロと表情が変わるんだな。
「わかった。俺がやってみせる」
「そう? なら頑張って」
因みに、私の名前はリューよ。
そう言って、半透明の名刺サイズのカードと何かが書かれてある羊皮紙を渡して来たのだった。
アドバイスなんかお待ちしております。




