第十七話
遅れているか短くてごめんなさい。
言い訳をするならば、テストだったことでしょうか。
エタりはしないので、見捨てないでくれると助かります。
ダリヤ国直営総合依頼受付センター、通称国家ギルド。
その名の通り国が直接運営する、依頼を受け付ける場所のことである。
その依頼の内容は多岐にわたり、夜のごはんを作ってほしい等から、話し相手をしてほしい、なんてものまである。
この国家ギルドが発足するまでは、国民の苦情は全て騎士団が一手に引き受けてきた。
だがしかし、それらの量はとてもではないが、騎士団のみで処理するには些か数が多すぎた。
そこで、王は思いついたのだ。そう、騎士団とは別に、苦情を処理することを専門とし、なおかつ国民自身で処理させる場所を作ればいいことに。
そう考えて生み出されたのが、ダリヤ総合依頼受付センターである。
そのシステムは、ずいぶんと簡潔で単純となっている。
まず、この国家ギルドは誰でも登録できるようになっている。もちろん、無償で。
そして登録すると、2つのランクが与えられる。
『リセプションランク』と、『コミッションランク』の2つである。
『リセプションランク』は、依頼を受けて達成すると昇格していくランクのことである。
I、H、G、F、E、D、C、B、A、Sと10段階に分けられる。
依頼毎にギルド側が定める、『貢献度』というものが一定のラインまで到達すると晴れて昇格である。
『コミッションランク』は、依頼を出す方に定められたランクである。
こちらは、B、N、Gと分けられる。報酬をしっかりと支払っているか、事前の依頼内容についての情報に重要な書きもらしはないか、等で決まる。
お互いの出来ない事を国民同士で補い合うこのシステムは大成功を収めた。騎士団の負担も一気に解消され、皆が笑顔に。
そんなギルドのクヴェレ支部に、俺たちはやってきていた。
がっしりとした木造の建物の建物の中は、老若男女様々な人達がいて、とても活気に溢れている。
ちらちらとユイやカイを見てから、俺に殺気を向けてくる人達の合間を縫って、俺達はカウンターへと向かった。




