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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約半年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性もあります。予めご了承下さい。

ザ ライジング ドラゴン ~ボンクラ大名斎藤龍興の剣豪への道~

作者:桶屋惣八
戦国時代、一色龍興という武将がいた。後世には斉藤龍興の名で知られている。

戦国三悪人の一人にして織田信長の岳父として知られる斎藤道三の孫であり、弟と父が病死したことで期せずして美濃50万石を継ぐことになった。
しかし彼の最も有名な逸話は、「酒色に溺れる龍興を諫めるために竹中半兵衛がたった17人で難攻不落の稲葉山城を乗っ取った」というものである。
そしてその3年後、織田信長は稲葉山城を攻略し龍興は美濃から追われることになった。

ここまでが彼について広く知られる”風説”である。
だが実は、彼は美濃を去った後も戦いを続けていたのだ。

 一向一揆の拠点伊勢長島を巡る長島合戦
 信長の不在時に将軍足利義昭を襲撃した本国時の変
 浅井の裏切りにより信長が窮地に立った金ヶ崎の退き口
 信長が摂津で三好・本願寺と戦っている間に浅井・朝倉が京を目指して攻め上がった志賀の陣
 浅井・朝倉と織田・徳川が激突した姉川の戦い

彼はこれらの名だたる戦いに信長の敵として参戦し続けた。……負けたけど。

そして武田信玄が上洛の兵を挙げた。誰もが信長の敗北を信じ、あの足利義昭さえもが挙兵した。だが突然信玄は死に、武田軍は撤退してしまった。
それを知った時、龍興は信長の持つ天運を確信した。そして信長に抗うしかないかった自分の生まれを呪った。

――大名など馬鹿らしい。そのような立場に縛られず、曾祖父のように一介の武士として生きたかった。

そして彼は刀根坂の地で奮戦の末に討ち死にした。


 ……はずであった。

気付けば彼は若返り、父の葬式に参列していた。桶狭間の戦いの翌年、清洲同盟の前年である。
つまり翌年からは織田が全力を上げて美濃に攻め寄せてくるのだ。このままではまた同じ事になってしまう。

――信長には勝てない。ならば……

こうして龍興は、(10年ちょっとだけの)未来知識を使って新たな歴史を紡ぎ出すのだった。

「弾正殿、なにとぞ教えを賜りたい」
  龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、松永弾正が三度も謀反を起こした上に自害(爆死)することを知らないのだった
「荒木殿、謀反など止められよ。共に安土に参ろうではないか」
  龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、荒木村重が謀反した挙げ句に説得に来た黒田官兵衛を(以下略
「さすが光秀、見事な腕じゃ!」
  龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので(以下略
第一章 清洲同盟
序 清須同盟
2024/06/16 00:00
ある戦国大名の最期
2024/06/16 00:22
葬儀
2024/06/16 12:00
酒と女
2024/06/17 12:00
耳鳴り
2024/06/18 12:17
評定
2024/06/19 12:07
光秀
2024/06/20 00:00
光秀2
2024/06/20 12:00
築城
2024/06/21 03:45
帰蝶
2024/06/22 00:00
三河路
2024/06/23 00:00
岡崎評定
2024/06/24 00:00
間章 半兵衛
竹中重元
2024/06/26 12:00
安藤守就
2024/06/29 12:00
竹中半兵衛
2024/06/30 12:00
第二章 上洛
治水
2024/07/21 12:00
大納言
2024/07/22 12:00
商売
2024/07/23 12:03
近衛家
2024/07/25 12:00
霜台
2024/07/27 13:11
公方
2024/07/29 13:37
伴天連
2024/08/01 00:00
大和
2024/08/04 12:00
柳生
2024/08/31 00:00
無鍔流
2024/09/01 00:00
僧兵
2024/09/08 00:00
茶の湯
2024/10/22 12:00
長島
2025/02/06 00:00
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