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隣の席の子が可愛いすぎる  作者: 紫 ヤタガラス
それぞれの恋路編
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 俺は連絡を母さんに入れた後、秋葉先輩にいろいろ聞かれた。桃田さんについて、どう好きなのかとか付き合いたいのかとかを。ドストレートに聞かれた。


「あの質問されてて思うんですけど」


「ん?何でしょうか?野楽さん」


「何で俺が桃田さんと付き合いたいのかとかそんなこと先輩に教えなきゃいけないんですか?」


 俺は先輩に聞くと先輩は


「そうですわね。あなたの本心の確認のためですわね。私、桃田さんには幸せになって欲しいのですわ。私の天使である桃田奈々さんにね」


「・・・そこまで何で桃田さんが好きなんですか?学年も違うし初めて話したのはオリエンテーションのときですよね?」


 俺はまた先輩に聞くと先輩はなぜかため息をついて


「全く、私は一応これでも頭はいい方ですわよ。彼女に出会うまでは私、人生がつまりませんでしたの。当たり前のようにテストではいい点数を取り、当たり前のように体育では万能でいるようにする。もはや機械的な生き方でしたわ。桃田さんを見かけるまでは」


 なんか急に回想シーン的なのに入ってるけどまぁ理由を聞いたのは俺だし一応黙って聞いとくか。

 俺はそのまま黙って先輩の話を聞く。


「その日は大雨でしたわ。私は傘をさしてただ家にまっすぐ帰っている。そんな時でしたわ。桃田さんを見かけたのは」


「どこで見かけたんですか?」


 俺は先輩の回想中に聞くと先輩は


「今話すから待ちなさいな。学校の帰り道でしたわ。多分桃田さんは覚えてないでしょうね。私、今のようにお嬢様口調ではなく、機械的なただ喋るだけのような女でしたから」


「それで桃田さんは何をしていたんですか?」


「桃田さんは水たまりで遊んでいたんですわ。今から2年前くらいの話ですから彼女はまだ中学生だと思いますわ。その彼女が小学生のように水たまりでぽちゃぽちゃと踏んで遊んでいたんですわ。傘もささずに」


 俺はえ?何、昔から桃田さんってそうだったの?めっちゃかわいいやん!と思いながら秋葉先輩の話を聞いていた。


「その光景を見て私、何か目が覚めたような感覚に襲われたのですわ。私は機械ではなく人間なのだと」


「いやそれはそうだろ」


 思わず突っ込んでしまう。


「私はそれまで感情などは外面だけが良い女でしたわ。ですが桃田さんを見たあの日から私は心の底から笑えるようになりましたの。そしてこうも思いましたわ。私もあのように人生を楽しく生きたいと。その日から私は心機一転、性格を変え、外付き合いを楽しく行えるよう努力すると私は人生が楽しくなりましたわ。そんな桃田さんの応援をするのは当たり前のことですわ」


 そこまで秋葉先輩は言った後、自分の口に手を当て


「は、すいませんですわ。だいぶ語ったせいで結構な時間を取りましたわ。すいませんですわ」


「大丈夫ですよ。それじゃ俺は帰ります。桃田さんのこと聞かせてくれてありがとうございます」


「こちらこそ。出来れば桃田さんが付き合う相手があなたであるよう私は祈っておりますわ」


 そう言った後秋葉先輩はレジにお金を払いカフェから出て行く。

 秋葉先輩が出て行った後、俺は秋葉先輩はいい先輩だなと思っていた。

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