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隣の席の子が可愛いすぎる  作者: 紫 ヤタガラス
それぞれの恋路編
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「く、チャイムに助けられたな野楽。まぁ今回は言いたいこと言えたからこれで許してやるけど次はないぞ!」


 クラスの男子に思いっきりこちらを指差して言われる。いや次はないぞって。別に悪いことはしてないんだけど・・・。


「さ、仁君!朝ホーム始まるからはやく席につきましょ」


 桃田さんは俺に笑顔で言ってくる。いやぁ、桃田さんの笑顔見てるとさっきのがまるで嘘の時間のように癒されるなぁ。


「お前らー朝ホーム始まるからはやく席につけー」


 先生が教室に入ってきて言うと今日の授業や日程を言って朝ホームは終わり一限目が始まった。




 授業は終わりお昼になる頃、桃田の追っかけをしている秋葉はあるメンバーを集い、空き教室に集める。空き教室には数十人の女生徒が集まっており1年生以外の上級生の集まりであったり


「皆さん集まりましたかな?それではこれより桃田奈々親衛隊の集会を開きたいと思いますわ!」


 パチパチと教室に静かな拍手が小さめに響く。


「まずは皆さん私の呼びかけに応じてくださりありがとうございますですわ。私、秋葉は桃田奈々をこよなく愛しており彼女の望みをできる範囲内で叶えてあげたいのですわ!それで今日は初集会にして1番問題のある件についてですわ」


 集会に集まる数人のうちの1人が


「秋葉さん。それはなんですか?」


 秋葉に聞くと秋葉は


「それはもちろん桃田さんの恋人についてですわ」


 秋葉が言うと空き教室で集まっていた女生徒ざわざわと静かに騒ぐ。


「皆さん!あまり響いておりませんがお静かに!実は私前のオリエンテーションの時に桃田さんに接触しまして、好きな人がいるのですかと聞いたら気になる人がいるとお答えになったのですわ!」


「秋葉さん!それは誰ですか!」


 先ほど秋葉に話しかけた女生徒が秋葉に聞くと秋葉は


「ええ。ここ数日その気になる人を私とクラスで信頼できる私の友達が調べてくださったのですが、1人とても仲良くしている男子がいるようです」


「誰ですか!早く教えてください!秋葉先輩!」


 2年生女性徒は秋葉に聞くと、秋葉は


「同じクラスの野楽 仁という男ですわ。もう1人、金村 幸助という男も仲良くしているようですが桃田さんは野楽さんといる時間の方が長いらしいですわ」


 空き教室でまた女生徒達が騒ぎ出す。野楽って誰?みたいな声も聞こえるが確かに仁はそこまで学校で有名人ではないので知らない生徒の方が多い。前のオリエンテーション時も椅子取りゲームに参加はしていたが影が薄かった仁はあまり生徒達の記憶に残ってはいなかった。

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