084
家でご飯を食べて風呂に入った後、部屋に戻るとコウちゃんから電話が来る。
「もしもし」
「仁。大事な相談があるから今から仁の家言っていいか?」
コウちゃんがうちに来ていいか?と聞くので俺はちょっと待ってといい、部屋から出て柏木さんの部屋に行く。
柏木さんの部屋についた後トントンと扉をノックする。
「はいー」
「柏木さん。今からコウちゃんくるからなるべく部屋から出ないでね」
「ん。わかたよー」
ドア越しに会話し、俺は柏木さんの許可をとると部屋に戻ってコウちゃんの電話にでる。
「いいよー」
「少し間が空いてだけどなんかあるのか?無理なら今回はやめておくけど」
「大丈夫だよ〜。だから早くきてね」
俺はコウちゃんに言うとコウちゃんは了解と言って電話がきれる。
数分後、コウちゃんは家に来て真っ直ぐ俺の部屋に来る。
「で、コウちゃん。相談とは?」
「ああ。あれだよ。俺が奈多子さんを振り向かせたい話」
あー。恋愛相談か・・・。
「なぁ。どうすればいいと思う?奈多子さん今年で卒業だから早めに付き合いだしたいんだ!そうすれば文化祭とか体育祭でも一緒に楽しめるだろ」
「まぁ体育祭はわからないけどたしかに文化祭デートは憧れだよな。よしわかった!俺が姉さんに色々聞いとくよどんなやつがタイプとか何が好きとか」
俺がコウちゃんに言うと、コウちゃんはわざわざ土下座までして
「ありがとう仁。やっぱり持つべきものは親友だよな」
と言ってくるが土下座しながらそんなこと言われてもと思う。
俺が頭を上げてくれと言うまでコウちゃんは土下座し続けていた。
「コ、コウちゃん。どんだけ土下座続けてんの。俺が頭を上げてって言わなかったらどうする気だったの」
「いやぁ。土下座してるつもりだったよ。仁に俺の誠意を全力で見せておこうと思って。俺は親友のお姉さんに告白するんだからこれくらいはしないと」
「いやいや告白はまだ早いよ。それじゃ聞いておいてまた明日の休み時間にでも言うね」
あいよー!と言ってコウちゃんはそそくさと帰っていく。まぁ遅いから仕方ないけどこれだけのために来てたのかと思うと友達としては寂しいけどまぁいっかと思う。
俺はコウちゃんが帰った後姉さんの部屋に行く。
「姉さん。いる?」
俺がドアをノックすると部屋からガタガタ!と音がしてドアの前から姉さんの声がする。
「じ、仁?どうしたの?こんな夜遅くに」
「ちょっと用事があって。入っていいかな?」
俺が言うと姉さんは待ってといい、俺は姉さんの部屋の前で数分待たされた。




