068
「も、も、も、桃田さん?な、何してるの?」
「えー!退院する前に言ったじゃんー!サプライズがあるって。ねぇねぇ。御主人様。どう?私たちのメイド姿!似合う?」
桃田さんは柏木さんの肩に手を当てながら言う。柏木さんは短いひらひらのスカートになれないのかもじもじしていた。
「く、くそぅ。聞いてないわよ。こんなはしたない格好するなんて」
「何言ってるのー。私の企画で言いって凛ちゃんが言ったじゃーん。大丈夫だよ!凛ちゃん可愛いからさ!ね!仁君」
「うん。めっちゃ似合ってる」
真顔で俺が答えると柏木さんは凄く顔を真っ赤にして
「あ、あううう!み、みるなぁ。は、は、は、はれんちだぁぁぁ!」
柏木さんが俺の腹にパンチをくらわせてくる。痛いの覚悟で受けたが全然痛みを感じない・・・。え?まさか俺死んだの?
「く、くぅぅう。照れすぎて腕に力が入らない!」
え?何それ?めっちゃ可愛いんだけど!?
「いつも腹出してサラシを胸に巻いてる人がメイド服で照れるって新鮮やないか!」
「う、う、う、うるさい!だいたい何でこんなにスカート短いのよ!メイド服にしたってもっと足隠さないとはしたないじゃない?」
「え?これぐらい普通じゃないの?これネットで買ったやつだからこれが普通だと思ってた。まさかサイズが違うの?」
「サイズはいいわよ!胸部以外は!」
柏木さんがぶるんっと胸を揺らすと、桃田さんは軽く頭からプチッと音がして
「お?ならちぎる?この脂肪の塊。デカすぎるのよ!凛ちゃんの胸!何カップよ!」
「Kよ!」
け、け、け、け、K!で、デカすぎだろ・・・。しかし俺はでかいの好きだからこれに関しては眼福だわぁ。
「!仁も胸ばかり見ないで!恥ずかしいんだから!」
「すいません!ごちそうさまでした!」
思わず敬礼して柏木さんに言うと
「もぅぅぅ!ばかぁぁぁぁ!」
お腹をポンポンと殴ってくる。ポンポンとお腹に当たるパンチはとても可愛い。柏木さん。こんな可愛かったんだなぁと俺はほわわんとなっていた。
「玄関で話してないで早く部屋に来いよ仁」
来るのが遅いので様子を見に来たのかコウちゃんが二階から降りてくる。カフェの店員が着てる服装で。
「こ、コウちゃん。その服」
「ん?ああ。おもてなしだからな。それより早く二階に来いよ。待ってるぜ」
そう言うとコウちゃんが二階に登って行き、桃田さんも
「そうだった!凛ちゃんが可愛いから思わず長話しちゃった!早く二階の仁くんの部屋に行こう。ほら柏木さんも」
「う、うん。待って。私は仁の後ろ歩くから」
俺は前に桃田さん後ろに柏木さんとなんとも両手に花という感じの状態で自分の部屋にまで案内された。




