012
桃田さんが弁当を食べ終わった後、すぐに教室に向かい、なんとか午後の授業に間に合う。
「ふー。なんとか間に合ったね!待たせてごめんね」
「大丈夫だよ。俺が桃田さんを待ってたくて待ってたんだから。で午後の授業なんだっけ?」
んー、と桃田さんは考えながら
「あ、確か委員会決めだよ。朝のホームルームで言ってた」
「あ、そうなの?」
俺が桃田さんに言うと桃田さんはなぜかテンションが高く
「な、なんでそんなに嬉しそうなの?」
「今から何委員に入ろうか考えてるの!」
子供みたいにはしゃいでいる桃田さんを見て可愛いなと思う。
先生が教室に入ってきて
「それでは委員会決めを行うがまずそれをしきるクラス委員を決めたい。男女1人ずつでやりたいと思うもの。挙手してくれ」
「はいはーい!私やります!やりたいです!」
桃田さんは元気よく立候補するけど先生は
「桃田。お前はダメだ。この2日で私の説教の次は国語の授業中、廊下に立たされたらしいじゃないか。そんな生徒にクラスの者がついてくるとは思えん。だから桃田、野楽はクラス委員はだめだ」
・・・なんかさりげなく俺も入れられたんだけど・・・。まぁいいんだけどなる気はないから。
「それでクラス委員になりたいやついるかー!」
先生は言うとクラスは数分ざわついて、そのあと
「はい。私がやります」
クラスの女の人が立候補する。女の人は目が細めで髪は短く、スカートや服装も学校の規律通りの人だった。
その後にクラスの男子も立候補し、クラス委員は決まる。
「それじゃ先生は後端っこで見てるからお前らが仕切ってくれ」
先生はクラス委員の男女に言うと、クラス委員の人2人は前に出て委員会の名前を黒板に書いていき
「それでは今から委員会決めをはじめます。この委員会に入りたい人ー」
女のクラス委員はいい、クラスの人たちはなりたい委員に立候補していく。
俺が気になっていた委員会は図書委員だった。理由は本も好きだからである。
図書委員に立候補したい人ーと呼ばれ俺は挙手する。
男は俺しかいなかったのですんなり決まり、女性は誰だろうと思ってみる。桃田さんはまだ落ち込んでて立候補していない。
「わ、私、やりたいです」
恐る恐る手をあげる女子がいた。
「お、柏木やりたいのか?」
「は、はい。や、やりたいです」
おどおどしながら柏木さんはいい、先生は他に誰かいないかーと聞く。
誰も手を上げず、図書委員は俺と柏木さんになる。
委員会決めは着々と進み、クラス委員以外はなんの滞りもなく委員会が決まった。そして手を上げずにぼーっとしていた桃田さんはなぜか美化委員に入れられていた。




