86話 激戦!?VS鷲獅子
ジョー「ん?一、この紙何?」
一「うーむ、ランキング表だな。なにのやつかはわからんが……」
ジョー「へー、あ!僕3位じゃん!なんだかわからないけどやったね!」
一「そうだな……お?裏面に理由もあるらしいぞ。」
ジョー「へぇ〜どれどれ?【マジで結婚して欲しい】、【不意に見せる笑顔で萌えた】、【男であるのが残念なくらい興奮する】、【↑むしろ男だから興奮するだろ】……え?いや、え?」
一「お、その紙の下にもう一枚あるな。なになに?【おっさん共がヌルゲーVRMMO】かわいい☆ランキング用のアンケート?ああ、やったなそういえば。」
ジョー「あああああ!なんで僕3位なの?おかしくない!?」
【経験値を1,200入手しました】
モブD「……ついに……来た……」
少し落ちこんでいる俺を他所に5階層を突破し6階層へと着く。
モブA「ここは……いや、わかった。思いだした。」
うp「ここは覚えるよな。」
うぽつ「衝撃的ですよね……」
太刀魚「何があるんです?」
ポーー「気になるな……」
モブD「……みてのお楽しみ。」
モブA「いや、今回はやらないぞ。あんなもん、ちょっとずつ死に戻りこみの素材集めならともかく、攻略するにしては対処できん。意味ないし……」
一「……そうか。」
アイ「まあ、普通はそうですよね。」
という訳で、スルーして7階層へ行 うp「確か一ならいけるだろ。」
モブA「え゛っ……本当か?」
一「ん?ああ、安全に、問題なく。」
太刀魚「なら見せてくださいよ。」
ポーー「気になります!」
モブA「おい!本当に大丈夫なんだよな!」
一「大丈夫だって……」
全員にはちょっと遠くへ行ってもらい、レバーを下ろす。そこには混沌茸がうじょうじょ降ってくる。
モブD「……!早く倒して!怖い!」
一「あー、はいはい。傲慢をして、雷麺!っと。」
俺は七つの大罪スキル【傲慢】と先程からある心のモヤモヤを乗せた一撃を茸共にぶっ放す。
一「ひゅ〜!一瞬で皆殺しだぜ!」
うp「すっげぇ……俺でもきついぞあんな奴……」
モブD「……雷魔法……必須……?」
モブA「そうかもしれないな……私の死に戻りはなんだったんだ……」
一「おい、欲しい奴がいれば素材持ってけよ!胞子くらいしかねぇけどさ!」
といって適当なやつを取る……ん?
一「何これ?普通の胞子じゃない?」
鑑定鑑定……何かに使えそうだな。持っておこう。
モブD「……ここから……私も……知らない……」
モブA「遂に完全な初見で挑む場所へ来たか……」
適当に皆胞子を取って、7階層へ着くとそこには単眼で全身を鎧に包み、木の棍棒を片手に持った巨人達がうろついている一本道に出る。
一「あ、ここかぁ……」
アイ「初めて見る階層ですね……」
モブA「……アレはなんだ?」
モブD「……でかい……近距離戦……厳しそう……」
太刀魚「あれはなかなか痛そうですね。」
ポーー「即死しそうだな……」
うぽつ「……射的みたいですね。」
うp「あ〜、そうだな。多分目玉が弱点だろうし、。」
三者三様と言ったものか、皆それぞれ違う感想を抱いている。
うp「とは言ったものの……一。」
一「ん?なんだ?」
モブA「奴を鑑定して……HPとDEFとAGIを教えてくれないか?」
……え?
一「ああ、いいけど……なんで今?」
今までも色々いたのに……
うp「いや、奴のAGIと耐久がわからんからな。見た感じは遅そうだがあの見た目でAGI300とかあって誰か攻撃を喰らっても面倒だからな。……下の階層の奴らははモブDが特徴を言ってたし。」
太刀魚「あ、せっかくなんでSTRと攻撃方法も教えてください。」
一「あー……」
そういう事か。こいつはうp達も初めて見る……なんなら俺も初めて見るし……ん?
一「なあ、聞きたいんだが、この中で鑑定持ちって俺くらいか?」
みんなを見る。
うp「持って……ないんじゃないか?」
アイ「一応私は持っていますよ?」
一「え?持ってたっけ?」
アイ「ええ、ですが……まあ、ほとんど使わないので、忘れてしまっていても仕方がないかと。」
あ、そうだったか?ごめん……
閑話休題
うpと太刀魚に情報を教える。……ちなみに鑑定は使ってない。面倒だし、ダンジョンコアから見た方が欲しい情報がすぐ見つかるからな。
うp「AGIは10、HPは1300でDEFは400、MNDは130、しかし弱点の目玉を狙えばダメージ10倍……思ってたよりもだいぶ遅いし、耐久も高くは無いな。。」
太刀魚「STR300で打撃攻撃のみ……何かあっても問題なく私で受け切れますね。」
うぽつ「なら、目玉を撃ちつつ進めば解決ですね!」
一「それはそうだが……モブAとポーーは何か遠距離攻撃できるものがあるのか?また暇だろ?」
モブA「あるにはあるが……あんまり強くは無いぞ?」
ポーー「へぇ、持ってたんだな。俺は無いな。でもまあ、見てるだけでも結構面白いぞ。またサボる事になるけど……陽動でもしようか?」
モブA「まあ、ならこの階層は出てきた奴の目玉を撃ち抜く、という感じで進むぞ。」
そういうとモブAはインベントリから武器を装備していた。
一「お、モブAは長弓なのか。難しく無いのか?」
モブAはいわゆる和弓を弓を持っていた。
モブA「あ〜……いや、正直まともに撃っても当たらないからスキルでゴリ押すぞ?」
一「へぇ、みんなそうなのか?」
モブA「ああ、お前ら見たいなチート級のAIMを持っている訳じゃないし、当然っちゃ当然だな。そもそも難しいと言うのもあるが……」
うぽつ「あの、エイムってなんですか?」
うp「狙い、とかそんな感じじゃなかったっけな?」
うぽつ「なるほど……なら兄さんが1番ですね!」
うp「いや、お前も中々すごいぞ。」
一「……俺、アレと一緒なの?」
モブA「……そう思ってるが。」
……なんか嫌だな。俺あんなに人前でイチャイチャするか?
うぽつ「でも、兄さんも凄いですよ!」
うp「いやいやいや、でもうぽつは 一「2人ともうるせえ!さっさと行くぞ!」お、おお?おお。」
俺達は進む。時々出てくるサイクロプスをうpが早いかうぽつが早いか。複数いた時は2人+俺やモブAが倒し、ほんっっっとうにサクサク進む。
断言できる。
一「この階層1番ぬるい。」
うp「わかる。」
うぽつ「わかります。」
アイ「戦えない人でも走って抜けれそうですよね。」
次からこの階層は混沌茸との階層と変えよう。
【経験値を16,300入手しました】
8階層目に着くと、鷲獅子3頭とピーコックが数ひ 一「危ねぇ!」
着いた瞬間、鷲獅子の1頭が俺目掛けてに突進を仕掛けて来た。
モブA「なっ!?不意打ちだと!?」
一「そうだった!こいつは!鷲獅子はいままでのやつらとちがって強かったんだ!」
鷲獅子は俺に鉤爪を振りかぶる!俺は躊躇なく(魔王の翼【黒】)を展開して逃げる!
一「うおっと!」
うp「おっと!そろそろ退場してもらうぜ!そこの鷲!行くぞうぽつ!」
うぽつ「わかりました!」
うpが弾丸を乱射し、うぽつも弾丸を発射する。しかし、その弾丸は全て逸れ、1番近いうぽつの弾も掠るだけで終わってしまう。
うp「んなっ!?」
うぽつ「弾丸が破られた!?」
モブD「……何か纏ってる?風属性?」
太刀魚「とりあえず私がヘイトを取ります!皆さんは後ろのクジャクをやっちゃってください!」
ポーー「了解!」
一「アイ!太刀魚にアビリティアップ-ロングでDEFを強化してくれ!」
アイ「了解です!能力強化-持続!」
一「俺は鷲獅子を1頭相手する!」
モブA「わかった!もう1頭は私がどうにかする!」
太刀魚「御二方!私も耐えてますから!倒したらこの1頭倒すの手伝ってくださいねぇ!」
一「超越!マジックオブパワー!アビリティアップ-オール!そして羽展開!」
俺は超越と魔法力、そして強化魔法である能力強化-全を使用。MPから3割を使用して全ステータスを120上昇させた後、INTの半分ずつSTRとDEFに+し、最後に全ステータスを1.3倍する。最後の仕上げとして(熾天使の羽【白】)を展開した。
俺は光粉を鷲獅子の1頭に向けて放つ。
鷲獅子「ピューーーールルルルルル。」
一「ま、当たらないよな!だが来いよ!」
俺が撃った光粉は全て風に舞って全部別の方向へ飛んでゆく。しかし、それによってこっちに注意を向けることに成功し、鷲獅子はこっちへと飛んできて俺に向かって突進をかましてきた。
鷲獅子「ピュルッ!ピュルルルル!」
一「はっ!残念だな!」
俺はそれを受け止める。
鷲獅子のSTRは多くて900。いつもの俺だったら勿論即死だった。しかし、色々なバフをかけたお陰でDEFは今648となり、更に(熾天使の羽【白】)の効果で相手からのダメージを高くても600程度に抑え、結果として0ダメージとした。
一「さて、ここまできてもらったんだ。俺もお返ししてやるよ。」
鷲獅子「ピュッ!?」
俺は鷲獅子の嘴をこじ開けて闇玉を放つ。瞬間、そこには黒一色と言っていいほど目の前が真っ暗になる。
一「あっ、やりすぎた。」
俺は6000超のダメージを放ち、鷲獅子の1頭を倒した。
暗闇から抜け出し、他のみんなを見る。
モブA「今だ!リーサルチャンス!」
鷲獅子「ピュッ!ピュッ!」
モブA「トドメだぁ!明けの明星!!」
鷲獅子「ピューーーー!」
モブAは50cm程度の剣で鷲獅子の足を切り、そこから3m程の大剣を、ジャンプして思いっきり振り下ろし、鷲獅子を一刀両断していた。明けの明星って、意味はわかるけどなんで武器の名前にしたんだろう……リーサルチャンスに関しては意味もわからないし……
太刀魚「はっはっは!全くもって!効かないんですよねぇ!」
うp「ヒャッハー!爆発物に耐性がなかった事を後悔するんだな!」
ポーー「太刀魚が攻撃を吸ってくれるから殴りっぱなしだぜ!」
モブD「……やったか?」
ポーー「いや、フラグ!」
太刀魚含む4名は太刀魚が攻撃を受ける間に他の3人が各々攻撃をして倒していた。……うp、グレネードランチャーで足元爆破は危ないからやめて欲しいんだけど……
うぽつ「よし!クジャクは全滅です!
アイ「了解です!……他の方々も終わっているようですね。ふぅ……」
うぽつ「しかし……無属性魔法ってお強いんですね。まさかマジックミサイル一撃で敵を葬るなんて……」
アイ「そうですね、やはり安定した威力がありますし、コストパフォーマンスもいいですよ。」
うぽつ「なるほど、そうなのですね。尊敬します。」
アイとうぽつはクジャク達を狙撃し、見事全滅させた。
【経験値を61,172入手しました】
【LVが18になりました】
【ステータスポイントを 10 入手しました】
【スキルポイントを 1 得ました】
一「お、レベル上がった。」
うp「俺も上がった。ここいらでレベル上がったというか……ダンジョンって意外と効率いいかもな。」
うぽつ「私、このダンジョンで2レベル上がりました……」
こうして、8階層は激闘を迎えて、9階層へ足を進める。
モブD「キャー!キャー!」
ポーー「アババババ……」
はい、ダンジョン攻略続続編でございます。
あけましておめでとう!とかはやりません。正月は結構前ですし……
主人公がやっと強い所を魅せられたでしょうか。魅せられてたら良いなぁ……
次回!ボス戦!お楽しみに〜……
「ガタッ!」
主(後)「うわっ!なんだ?」
ジョー「後主!一応やるよ!」
主(後)「……なにを?」
主(前)「新年の挨拶。」
主(後)「あ〜……さっきやらないって言っちゃったんだよなぁ……」
ジョー「大丈夫だって!行ける行ける!」
主(後)「というか前主、久しぶりだな。」
主(前)「そうだな後主。2年ぶりか?」
ジョー「ちょっと2人とも!いいからやるよ!」
主「へーい。」
主+ジョー「新年あけましておめでとうございます!これからもよろしくお願いします!




