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84話 だ、ダンジョン……攻略……

ジョー「お、今回の人数は結構多いね。」

主「ああ、そうだな。」

ジョー「……ん?主、その右ポケットに入っている紙は何?」

主「え?い、いや、なんでもないよ。気にすんな。」

ジョー「ふーん……(シュッ)」

主「あっ、ちょっ!」

ジョー「なになに?おお!これは没になった台本じゃないか!」

主「うわああああああ!」


 【 ジョー は 捨てられた台本 を入手した 】


 モブA「よし、みんな!行くぞ!」


 一&うp「「おう!」」

 アイ「はいっ!」


 うぽつ「任せました。」

 モブD「……頼んだ。」


 太刀魚「皆さん張り切ってますね。」

 ポーー「いつも通りじゃないか?」

 紅葉「キュッ」

 

 俺達、戯れを好む者共は、俺達のダンジョン、「プレイヤー・ファースト・ダンジョン」へと挑戦するのであった。



 事は数日前、俺はうpに7つの大罪の事、そして情報開示条件がダンジョン攻略、という事を話した時、


 「それ、前回のアレみたいに超大規模パーティとか組まれたら終わりだろ。」

 「というかそもそも少数精鋭でも……そうだな、俺らみたいなクランのパーティだったら攻略できそうじゃないか?」


 という2つの言葉を言われた。前者に関してはおそらく超大規模パーティは人数のゴリ押しによって最後まではどうにか進めると考えている。前回ののオネが辛いと考えている。オネは冗談みたいなステータスをしている+機関銃の火力+熾天使の羽の耐久を持ち合わせてしまっているからだ。

 後者も無理だと思う。人数のゴリ押しが効かない分辛い部分もあるからな。


 ただ、時々思う事もある。


 俺達で実際どれくらいいけるんだろうな?と……


 「あー……ワンチャンありそうだな、試しに俺達で行ってみるか。」


 ……まあ流石にAGIが2000を超えている奴にに勝てる訳がないから滅茶苦茶な事を言ってはいる。

 しかし、俺達(戯れを好む者共)は強い。


 メインタンクの太刀魚、サブタンクのポーー、近距離アタッカーのモブAと紅葉。

 遠距離アタッカーのうpとうぽつ。

 中距離で色々やる俺とモブD。


 まあ、ヒーラーが居ないのはどうかと思う。しかし、そこでさらにヒーラー+αとしてアイを投入。これにより微妙に

 アタッカー寄りなのは否めないが、それでもかなり強いと思う。

 

 という訳で。


 ①とりあえず全員に俺達のダンジョンを攻略してみないか?と連絡をする。

 ②全員からOKが来たのでダンジョンに挑戦する日程を決める。

 ③集合

 ④出発←今はここ


 と、全員を呼んでダンジョンへと挑戦する事となった。



 ちなみに今回の挑戦ではいくつかのルールを設けている。


 その1、俺以外の誰かが指揮を取る。

 その2、強すぎる召喚組(黒崩王、白壁姫など)は1回のみとする。

 その3、魔導書禁止

 その4、各々ちょっとだけ自重する。


 理由としてその1は俺がやっちゃうと罠とかの解除法がすぐわかってしまうから。その2は戦闘が楽になりすぎる……まあ、オネの時に全部やっちまうけどな。

 その3の魔導書……ダンジョンマスターの方の魔導書だが他のダンジョンに呼んでもいいのだろうか?と言う考えの元、一旦呼ぶのをやめた。

 そしてその4だが……俺はほぼ全ての階層が俺の魔王の角100溜め雷麺で突破できてしまい、攻略の意味がわからなくなってしまうのでこうなった。他の面々も何か心当たりがあるのか賛同してくれた。


 閑話休題


 さて、攻略が始まる。……が、その前に。


 モブA「モブD、この階層で注意する点はあるか?」


 モブD「……不意打ち……特に兎……それと……こっちから不意打ち……意味無い……」


 太刀魚「なら、私達はどうしましょうかね。」


 モブD「……全力で私達を守ってほしい。」

  一「俺は即死するからな。」


 ちなみに本当に死ぬ。DEF-族は伊達じゃないのだ。


 ポーー「わかりました。なら前衛組は全員守備に入るか。紅葉、いいか?」

 紅葉「キュッキュキュ!」

 モブA「うpとうぽつはどうする?」


 うp「そうだな……いつも通りサーチ&デストロイだな。それしかすることが無い。」

 うぽつ「そうですね。私も兄さんと同じです。」


 太刀魚「おお、それは頼もしいことですね。任せましたよ。御二方。」


 モブD「……どうする……一、アイ……やる事ない……」

 一「あー……確かに……」

 アイ「そうですね……」


 モブA「まあ……護衛対象という事で……」


 ええ……


 さて、俺達は1階層を進んで行く。

 途中で出てくる理兎と理猪はうp、うぽつが難なく……


 うp「お、それなりにいるな。」

 うぽつ「わかりました。兄さんは反対側の牽制をお願いします。」

 うp「あいよ、軽機関銃の腕で殲滅する。」


 ……まあ、出てくる、というか文字通りサーチ&デストロイしてるから俺達の周りや後ろには何もいない。


 モブD「……快適快適……」

 一「なにもしなくてもいいって最高だな……」

 アイ「そうですね〜」


 モブA「私達も守る必要がないから暇だ。」

 太刀魚「御二方に殲滅していただけますからね。」

 ポーー「やる事がないんだよなぁ……」


 うp「まあ、ここの階層は初心者向けだからな。準備運動程度だろう。」

 うぽつ「あの、不意打ちと弾を避ける事に関しては初心者向けじゃないと思います……」


 まあ、そんな感じで、進んでいき、2階層に着いた。


 【経験値を14,500入手しました】


 どうやら階層が変わると戦闘が終わった、という判定になるらしい。


 うぽつ「レベルアップしました。兄さんだったらどのステータスに振りますか?」

 うp「うーん……スナイパーだろ?俺だったらとりあえず射程とか諸々に影響するSTRにふるかな。それか1発を強くするINTとかか?」


 太刀魚「レベルアップ、久しぶりに聞きましたねぇ……」

 ポーー「俺達は一のレベル上げに時々混じってたからな……でもそろそろレベルも上がるんじゃないか?」

 紅葉「キュウ……」



 モブA「さあ、2階層はどうだ?」


 モブD「……罠……注意……」


 うp「……一、ちなみに聞くけど位置とかわかるのか?」

 一「まあ、そうだな……」


 大体は覚えている。覚えているけど……


 一「だが、教えないぞ?ある程度初見の方が面白いからな。」

 うp「まあそうだな。」


 モブA「よし、じゃあみんな罠に注意しながら進むぞ。」


 俺達は進んで行く。途中、


 モブA「うわっ、ここの床滑るぞ!」

 モブD「……!リーダー!前!」

 モブA「うわわわわわ!」

 (バンッ!)

 モブA「グハッ!」

 モブD「リーダー!」


 モブAが滑る床に乗って凹凸の付いた壁に激突したり、


 (カチッ)

 一「ん?何か踏んだ?」

 太刀魚「うわああああああああ!」

 ポーー「太刀魚ぉぉぉぉぉぉぉ!」

 (バッシャーン)

 太刀魚「ごぼぼぼぼ!」

 一「あ、すまん。」


 間違えて罠のスイッチを踏んで太刀魚が溺れかけたり、


 うp「うわっ!岩が転がってくるぞ!」

 一「ああ、こんなのもあったな……」

 モブA「みんな!走るぞ!」

 うp「……一、アレって壊せるか?」

 一「……ノーコメントで。」

 うp「よっし!久しぶりの重機関銃だオラァ!アイ!アビリティアップでAGI上げてくれ!」

 アイ「はい!わかりました!」

 (ドゥルルルルルルルルルルルル)

 モブA「いやそんな無謀な(ドッカーーン!)……なんか見た事あるな……」


 罠で用意した坂から転がってくる岩を躊躇なく破壊されたりした。

 そして、いよいよ最後の罠がある場所に着いた。


 うp「……何これ?」

 一「ポーションだ。体に良いぞ?」

 うp「ウソつけ!」


 そこにはコップ一杯分の容量の瓶が7本あり、[コノサキ、ポーションヲノマヌモノ、サキニススメヌ]と言う文字が書いてある看板がある。……ちなみにここは入る人数によって本数は変わる仕組みにしている。


 モブD「……こんなの……なかった……」

 一「ああ、追加した。ポーションを買った時にこれが思いついたんだよ。」

 モブA「これ、即死とかないだろうな?」

 一「……ノーコメント。」

 モブA「おいっ!」


 ちなみに即死はない……はず。何入れたか覚えてないんだけど……確か毒は入ってなかったはず……


 一「まあ、飲まないと進まないからとりあえず1人1本取ってくれ。」


 と、俺が言って1つ手に取るとみんな渋々手に1つずつ取っていく。


 うp「じゃあ誰か乾杯の音頭を取ってからみんなで飲むか。」

 モブD「じゃあ……リーダー、お願い。」


 モブA「任された。えーっと、……乾杯!」


 全員「「「「「「かんぱーい」」」」」」


 さて、一体何を入れたっけな……


 一「ああ、これか。まっず!」

 うp「いやー、不味いな。」

 うぽつ「どうしてこんな物を作ったのでしょうね……」

 モブA「慣れ親しんだ不快な味だ……」


 太刀魚「皆さんなんでそんなに普通なんですか!これ相当な不味いものですよ!2人だってほら!」

 モブD「うえっ……気持ち悪い……」

 ポーー「あばばばば……」


 アイ「そんなに美味しくないものなのですか?」

 一「ああ、不味いぞ。一口いるか?」

 アイ「いえ、結構です……」


 そう、これは!一口飲ませりゃ死体も蘇る(不味さで)不味い事で有名(神冠村のみ)なあの!万豐菜煮!その煮汁だぁぁぁぁぁ!!!!!

 まずっ。


 一「な、毒じゃなかったろ?」

 うp「そうだな、疑ってすまん。」

 一「ははっ、良いってことよ。」

 一&うp「「アレを毒なんかと一緒にしてはいけない。」」

 モブA「毒よりも恐ろしいからな……」

 うぽつ「現にそこに3人気絶していますからね……」

 紅葉「きゅきゅ……」

 アイ「恐ろしいです……」


 数分後、3人は起き上がる。


 モブA「よし、準備はいいか?」

 モブD「……まだちょっと気持ち悪い……」

 太刀魚「うう……」

 ポーー「アレで毒じゃないのが恐ろしい……毒耐性貫通するだろ……」


 そしてまた数分、全員の調子が元に戻るまで待つ事となった。


 今はまだ2階層、俺達のダンジョン攻略はまだ続く……

はい、意外や意外、まさかのダンジョン攻略編でございます。私も予想しておりませんでした。

さて、ちなみに今回の一とモブDが色々やる?どういう事だ?と思う方もいらっしゃると思いますが、まあ色々……攻撃とか補助とか……そんなことをします、はい。

とまあこんな感じで。

次回、攻略は進む……

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