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81話 たまにはほのぼ……の?

主「ここをこうして……と。」

ジョー「お、何やってんの?」

主「ああ、お前さんの絵を描いてる。」

ジョー「へー、意外。……いや、おかしいな。僕にはドット絵にしか見えないんだけど?」

主「ああ、そうだからな。何か問題でも?」

ジョー「アッハイ……」


 一「まずはここからだな。」


 うp「そうだな。居住地区……だったよな?」


 一「多分な……」


 俺達は始まりの街へと戻ってうpと何をするかあーでもないこーでもないとか言い合った結果。2人でぶらりぶらりと街の端から探索する事にした。


 うp「しかしまあ、俺たち2人で街を探索するのは初めてじゃないか?」


 一「あー……言われてみればそうだな。」


 最初にこのゲームに来た時からそれなりには2人で行動していたが探索はしてない。……まあおっさん2人でブラブラ行動するのもアレなんだけどな。


 一「まあ、なら今日が記念すべき最初の探索だな。」


 と、こうしてブラブラと2人で歩いていく。

 西洋風の街並みを眺めつつゆっくり歩く。


 一「いやー……綺麗だな。」

 うp「本当になんもねえな……」


 ……いや、当然だろ。ゲームにしては何もないかもしれないけどここは居住地区なのだ。普通に住民がいるだけの地区で正直何を求めているのか。


 一「街並みは綺麗だぞ?」


 うp「まあ、それはそうなんだけどさぁ……」


 一「まあ、ゲームだけどこういう所はなんも「きゃーーー!」……え?なに?なに?」


 ビックリした!何?どこからともかく女性の悲鳴が聞こえた。


 うp「あそこの路地裏っぽい場所から聞こえたな。で、どうする?行くか?」


 行くか?行かない以外の選択肢があると……


 一「うーん、実際どうなんだろうな……女性はよくわかんないからな。」


 うp「あー……それはあるな。例えば都会から俺らの所へ見学に来た女の子2人がいきなり叫び出したかと思って向かったらただの兎だった!とかな。」


 一「ああ、そんなのあったな……でもこんな街中でそんな事あるか?」


 うp「あー……無いな、行くか。」


 俺達が歩いてそこに向かう事にした。


 一「しかし、この手のイベントって何が起きやすいんだろうか。単純に襲われるとか?」


 うp「あー、あるある。そんな感じだよ 「おいっ!どけ!」一「ぐはっ!」一、大丈夫か?」


 一「あ、あのおっさん……俺にタックル仕掛けてきやがった……」


 いてぇいてぇ、130ダメージ食らったんだが……130ダメージ!?


 一「死ぬ直前じゃねぇかよ!危なっ!」


 うp「え?そんな攻撃感無かったけど……DEFが低すぎるとか?」


 え?どうだったっけな?ステータスを見て……と。うん。


 一「大体-120くらいかな?」


 うp「いやひっく!低すぎだろ!思ってたより低いな!どうなってんだよ!」


 一「ああ、基本のDEFが31でそこから装備で-150してるからな。これくらいだろうな。……しかしまともにダメージを食らったのがほぼ無いからまあいいかなって……。」


 うp「いや、まあ、確かにお前がダメージ受けた事は……ほぼ無い?全くじゃなくて?」


 一「いや、ちょっとな……」


 たしか戦闘……なんちゃら室で一回土砂崩れ鰐に被弾したくらいだからほぼ無いであってる。……即死したからダメージと呼んでいいかはわからないけど……


 うp「まあいいか、さて、何があるかな……おいおい、終わってるし。」


 一「ん?終わってる?」


 路地裏へ先に行ったうpが見た方向を見る。そこには先端が尖った螺旋状の金髪を持つ女の子と……ブレイバーズのジークが居た。


 「ううう、怖かったですの!怖かったですの!」


 ジーク「大丈夫だよ。もうあいつは追っ払ったからね。」



 一「ああ、確かに終わってるな。」


 うp「はー、ビックリしたな。また歩こうぜ。」


 一「そうだな。」


 とりあえず歩いて道へ戻る。


 うp「さて、また何も無い道をブラブラ……お?」


 一「ん?何?……あ。」


 戻ってみるとそこにはジークのパーティの1人、の……バハムートが居た。……バハムートで合ってたよな?


 バハムートはキョロキョロと周りを見て何かを探しているようだ。


 うp「なんか探してるっぽいな。」


 一「さあ?……あ、こっちに来た。」


 ばはむーと「そこの2人、ちょっと聞きたい事がある。」


 うp「なんだ?」


 ばはむーと「じーくを知らない?」


 ジーク?


 一「ジークならさっきそこの路地裏で女の子と話ししてたぞ?」


 ばはむーと「……それは本当? 本当に女の子と居た?」


 うp「ああ、ドリルみたいな形の金髪の女の子と一緒にいたぜ?」


 ばはむーと「……情報感謝。」


 そういうとバハムートは走って路地裏の方へ向かって行った。


 一&うp「なんだったんだ……」



 さて、居住地区をその後もブラブラと歩いていると今度は凄い豪華……とまでは行かないがそれでもそれなりに豪華な教会を見つける。


 うp「おお、如何にも神様が祀られてそうな教会だな。……というかこのゲームの設定に神様っているのか?」


 一「さあ?」


 「御二方。貴方達は神を信じますか?」


 一「え?うわっ、ビックリした!」


 うp「お前、いつからそこに!」


 身長2m以上はあるでかい神父っぽい人が真後ろに立っていた。そりゃあもうびっくりするだろう。


 「神を、信じますか?」


 一「え、神?」


 「そうです。この世界には3柱の主神であられる創造神〜〜〜、混沌神〜〜、秩序神ッッ、がおられま 一「ちょっと待て、ちょっと待てー!」どうかなされましたか?」


 え?え?え?何?今の何?神さんの発音何!?


 うp「すまない、もう一度神様の名前を言ってもらえるか?出来るだけゆっくりと。」


 「はあ、それは構いませんが……創造神フーフィーフー、混沌神ハーーオーー、秩序神コッツ、これでよろしいですか?」


 ……はあ!?なんで!?なんで!?いや、え?なんで全部名前を言う時()()()()んだよ!おかしいだろ!〜〜神、まだ普通なのにいきなり変な発音、いや!もはや擬音だよ!しかもやっぱりよくわかんないしよぉ!


 「……如何なさいましたか?折角でしたらこの神書をご覧になられますか?」


 一「なら、折角だし読ませていただこうか。」


 2人で神書を見る。神は創造神クリフ、混沌神ハオ、秩序神コスの3柱が主神となってその下にいくつもの神がいる。というものだった。うーむ……


 一「あー、その……俺達はちょっとまだ神様を信仰するのは早かったかな。なあ、うp。」


 うp「そうだな……ああ、この神書返すぞ。」


 「そうですか?わかりました。ただ、神はいつでもあなた方をご覧になられていますから。気が向いた時にまた来てくださいね。」


 一&うp「あっ、はい。」



 一「お、商業兼工業地区の標識があるな。」


 うp「やっと居住地区から出れたな……。」


 あの後居住地区を歩く事十数分。俺達は特に何も無いまま商業兼工業地区……長いから商工地区と言うがその地区についた。


 一「じゃあ、引き続きブラブラとするか。」


 うp「そうだな。……お、あれ食おうぜあれ。」


 うpが指差す先には草兎の串焼きをメインとして売っている屋台があった。久しぶりに見たな。


 一「いいね。久々に食べるか。」


 俺達は屋台に近づく。すると屋台のあんちゃんが声をかけてきた。


 「お、何か買ってくかい?」


 一「そうだな……何を買うか……」


 味は塩、タレ、カラシ、唐辛子、ハーブソルトの5種類ある。どれも旨そうなんだよな……


 うp「俺全種類1本ずつで。」


 全部か。全部、うーん……多いかもしれないけどやっちゃうかな。


 一「俺もそれで。」


 「まいど!全部で1100マルクだよ!焼き上がるまで少々待っててくださいね、と!」


 俺達は550マルクずつ支払い、焼き上がるのを待った。


 「いやー、しかし、おたくら結構食べるねぇ……」


 うp「まあ、うまそうだったからな。」


 「お、本当かい?いやー、うぽつの料理人に言われるなんて最高だねぇ……」


 一「え、あの店知ってるのか?」


 「おいおい、知ってるも何も期待の新星だぜ?あのこじんまりとした所にできた店があっという間に大繁盛、これで知らない訳がねえってもんだよ。」


 うp「なるほどな。」


 「でよぉ、俺達屋台連合も行ってみたわけさ。」


 うp「ああ、そう言えばそんな事もあったな……」


 一「いや、普通に言ってるけど屋台連合ってなんだよ。」


 「おいおいおい!屋台連合を知らないのか?」


 あんちゃんがこっちを見て驚いている。


 「屋台連合っつったらよぉ!決まり文句はわからないが隣のビールとか飲み物売ってるドリンさん!あっちでパンを売ってるブレさん!そこでフライドポテト売って売ってるのがアイモさん!あそこでクレープ作ってるのがクプさん!そして!!草兎の串焼きをやってはや3年、先祖代々受け継いだ伝統ある店、クシヤを経営している草兎の串焼きのクシヤ!この5人の事だぁ!」


 そう言いながらしっかりと串焼きを作るクシヤ。凄いな。絶対手が止まると思ったのに。


 クシヤ「いいか?その5人でうぽつに行ってメニューを見て適当に草兎の串焼きとスープをみんなで頼んだんだ。」


 うp「ああ、あるな。」


 クシヤ「そうだ。で、まずはスープを食ったんだが……うまかったんだよなぁ……」


 一「お、おお。」


 クシヤ「それでよぉ、スープを食べ切って串焼きを食ったんだがよぉ……これもうめぇんだよ……」


 うp「お、それは嬉しいな。本職から言われるなんてな。」


 クシヤ「……お前さん、料理人じゃないのか?」


 一「ああ、こいつは……猟師みたいなもんだな。」


 クシヤ「なるほどなぁ、世界は広いっちゅう事だな。お前さんの様な猟師でも、俺の次にうまい串焼きを作れるなんてな!ほらよ!一丁上がりってもんだ!」


 そう言って渡される串焼き2本入りの5袋。


 クシヤ「冷めないうちに食ってけよ!」


 一「ああ、ありがとう。」



 うp「さて、串焼きを買った事だが……どうする?」


 一「ん?なんだ?」


 うpがやけにニヤニヤしてて気持ち悪い。


 うp「串焼きには何か飲み物が欲しくなるよなぁ!」


 一「ああ、そうだな。」


 うp「と!いう訳で!この店の隣にちょうどよく飲み物の屋台があるからな!」


 一「わかってるわかってる。行くぞ。」


 ドリン「いらっしゃい。」


 一「ええと……そうだな。俺はこのコーラください。うpは?」


 うp「そりゃ当然ビールだな。」


 一「いや、今まだ昼……まあいいか。じゃあそれで。」


 ドリン「わかりました。少々お待ち下さいね。」


 その後、俺達はこれらを飲み食いする為に探索は一旦休憩とする事となった。

はい、後書きです。今回はシンプルなほのぼの回ですね?

ちなみに今回の神様を読む時は

創造神クリフ 舌を上顎につけクリフと息を吐く。

混沌神ハオ 口をハとオの音が順に出る形にして息を吸う。

秩序神コス しゃっくりのように息を吸う。

と言う感じで頑張ってください。

さて!

次回、続き……?


追記、ばはむーとの話し方が違う人の話し方になっていた為修正します。

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