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78話 カジノ!カジノ!カジノ!

ジョー「主!また感想が来ているぞ!」

主「本当か?いやー……嬉しいな…………」

ジョー「ん?主?どうし……泣いてる!?」

主「いや……感慨深い物があるな……自分の努力が報われた感じがする……本当にありがとうございます……」


 うp「はっはっは!完!全!勝!利!」


 ディーラー「吸われる……吸われる……」


 ディーラーは今、脅威に晒されている。ブラックジャックにてうpに全てのカジノコインを奪われてしまう、という脅威に……


 うp「よし、そろそろ違う所に行くかな……お?どうした?やけに嬉しそうだな?」


 一「まあ……そりゃなあ……」


 俺はうpの隣に山積みとなっているカジノコインを見る。おかしいな。一回100カジノコインまでしか賭けられず決して周りのやつから取るとかいうルールも無いはずなのに……なんで10000カジノコインもゲットしているんだ……


 閑話休題


 とまあ、俺達はブラックジャックの台から離れ、次に何をするか考える。……まずはそうだな。とりあえず一つ。


 一「なあ、今度は2人とも別の所へ行かないか?」


 うp「えっ?なぜだ?」


 一「何故って……そりゃあこういう複数人でやる奴だと大抵お前の一人勝ちばっか……ゔゔん!まあ、ちょっとアレだよ。ずっと一緒にいるとアレだろ?」


 うp「アレ、アレ?……いや、さっぱりわからんぞ。」


 一「あー、そのー、……!そう、俺は今からちょっとスロットがしたくてな!スロットを2人でやるのもどうかと思ってな!な?」


 うp「あー……うん、まあ、わかった。」


 一(いよっし!!なんとか誤魔化す事が出来たな!)


 うp(なんか嘘とかついてそうだけど興味ないし別に良いかな〜)



 さて、今からスロットをするわけだ。

 まずはカジノコインを入れる。このスロットは1行最大300枚が3行あるから合計で900枚入れる。


 一「これを入れて……お、回ったな。」


 俺はとりあえず回るスロットを見る。スロットは5列あり、絵柄は草兎から始まり水色の妖精、オレンジの鳥、藍色の兵隊、黄色い人形、赤い鬼、紫色の……オークだったか?顔が豚で体が人っぽい奴。の順番でどんどんと倍率が上がっていく。

 1番低い草兎が3つ並んだものが3倍、1番高いオークが5つ並んだのはジャックポットで今は……


 一「はえ〜1200万枚か。結構多いな。」


 まあ、おそらく確率は相当低いだろうし、まあ程々にやっていこうかな。

 俺は列の1番下に並んだ5つのボタンを押す。

 1つ1つ押して行くと若干のタイムラグがありながらも止まって行く。

 どうやら今回は何も揃わなかったようだ。


 一「まあ、そんなもんだよなぁ……」


 俺は引き続き回す。

 1回、2回と回すがなかなか当たりが来ない。


 一「あー、今日はちょっと調子悪いなぁ……」


 と、そんな調子なんていい時なかっただろと自分にツッコんでいるとある事に気が付いた。

 これ、確率じゃなくね?という事に。


 まずは流れて行く絵柄。高速に流れるため一見バラバラに見えたがじっっっっっっくりと見てみると周期的な動きをしている。1列1列違うがそれでも規則性は見つかった。

 次にボタンを押した時のタイムラグだがこれも単純だ。

 ボタンを押した所から順番に絵柄が

 3.7.1.6.4.2.9.1.2.8。

 この順番でタイムラグが発生する。


 一「つまり、このタイムラグと絵柄が揃う様なタイミングでやればいいんだな!」


 俺は、ジャックポットのタイミングとなる様にボタンを押した!そして……


 1「兎」「鬼」「豚」「鳥」「兵」

 2「豚」「兵」「兎」「精」「人」

 3「人」「豚」「鬼」「豚」「豚」


 一「ああああああ!ミスったああああああ!」


 いや、惜しい!惜しいんだよ!あとちょっとなんだよ!チクショー!

 ……いや、まだだ。まだ終わっちゃあいない!まだ誰もジャックポットは出しちゃあいない!いける!さっきでタイミングはほぼほぼ掴んだ!いける!うおおおお!カジノコインを900枚入れてスロットが回ったのを確認したらじっくりとタイミングを伺って うp「やったぜ!ジャックポット!いやっふぅ!」 ……


 一「うpぅぅぅ!いたのかよぉぉぉぉ!」


 うp「ああ、パチンコ当たり過ぎてつまんないからやめた。」


 一「おまえ……おまえ……」


 なんだその全世界のパチンコガチ勢の方々に喧嘩を売る言い方は……



 うp「ごめんごめん。悪かったってよー。」


 あの後俺は拗ねに拗ねまくってその後数分はバーでグッタリしていた。


 一「……まあもういいかな。しばらくグダグダしてたし、もう精神は安定しているからな。次なんか行くか。」


 うp「え?そう?ならさ、双六とかどうよ。結構面白そうだったぞ?」


 一「双六?どんなやつだったんだ?」


 双六、まあスゴロクだろうか。何か特徴とかあったんだろうか。


 うp「ああ、まあそんな驚く事じゃあないんだぞ?ただちょっと見知ったやつが双六やってたってだけだからな。まあそのメンツが意外と面白かったんだよな。」


 ……ほお?


 一「メンツが面白い?どんな?」


 うp「まあ……ちょっと行ってみろって。」


 そう押されて行ってみる。はてさて、どうなっている事やら……



 レオニダス一世「うおお!またもや3だと!?」

 「おいおい、しっかりしてくれ王様よう……さて、こっちは……2!?」


 カオスポテト「いよっし!6だな!」

 「ナイスでーす。じゃあ僕も振りますかね……1かよ……」

 カオスポテト「うおーい!なにやってんだよぉ!」


 一「……なにこれ?」

 うp「ああ、この双六のルールでな。」


 この双六のルールは

 .参加には500カジノコインが必要である

 .最初に参加した人から5分後に双六を開始する

 .開始する時間が来た時にコースがランダムで決まり、そこに飛ばされる。

 .2人1組、人が居ない場合は1人で行動する

 .2人、もしくは1人が同時にサイコロを振る

 .振った時の出た目分のマスを進む

 .コースには何もないマス、イベントマス、ゴールマスの3種類が配置されている。

 .ゴールマスにピッタリと出目を合わせた時にゴールし、景品を獲得できる

 .ピッタリじゃない場合は戻る

となっており、1人ではなかなか厳しい事となっている。


 一「で、あいつらは?」


 俺はうpにレオニダス一世等を指差しながら聞く。


 うp「ああ、あいつらは始める時に88人居たからペアをランダムに決定されたんだ。」


 え?それってつまり……


 一「……例えば俺とうpが参加して時間が来た時に4人とかいたら……」


 うp「ああ、おそらくは2対2で双六をやるんだろうな。対戦形式じゃないけど……」


 マジかよ。そこもランダムなのか。しかも結構多いな。


 うp「まあ、せっかくだしやってみないか?」


 いや、まあ、そりゃあ……


 一「まあやるぞ。」


 当然だ。面白そうだし、さっきは変な理由で怒ったり変な理由で1人になったしな。これくらいはやっておこう。


 うp「いよっし、なら、一緒に払いに行くか。」


 一「そうだな。」


 そうして参加して2分後、俺達はコースに飛ばされた。


 一「おお、飛ばされたんだな……さて、ペアの人は……と……?」


 俺は周りを見渡しペアの人を見つけようとする。だがさっぱり見つからない。何故だ。


 「おーい、こっちこっち!」


 どこからか声が聞こえて来る。その声の方向、具体的に言うと俺の腰あたりから声が聞こえて来る。

 その方向を見るとそこにはアイより少し大きい程度の初心者のローブを見に纏った少年がいた。


 「どうも、こんにちは!今回は協力お願いします!」


 一「あ、ああ、よろしく。」


 そうして少し世間話をする。

 彼は妖精で名前はマトリョーシカというらしい。本人はマー君とかそんな感じで読んで欲しいらしいのでマー君と呼ぶ事とした。


 それでこちらからもお返しに名前を言うとかなり驚かれた。


 マー「えっ!?一さんですか!?あの!?」


 一「あの?どのだ?」


 正直思い当たる節がちょっと多いので聞いてみるとどうやら大会を見て俺達がすごい!となっていたらしい。


 マー「今回御会いできて感動です!今日はよろしくお願いします!」


 一「あ、え、ああ……よろしく……」


 ヤバい、早速ハズレを引いたかもしれない……

はい、後書きです。

感想ありがとうございます!超嬉しいです!本気で嬉しいです!これからもブックマーク、そして感想レビューなど、送っていただけるととても私が嬉しいので今後もぜひ送ってください!そして今後とも頑張って行くのでぜひよろしくお願いします!

さて、今回の内容ですが単純に運極ぶりの奴のチートっぷりは出せたかな…………と満足しています。

次回、双六編!マトリョーシカもあるよ?

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