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72話 アイドル?そんな事より装備だ!

主「よっし!台本書いたぞ!」

ジョー「へー、どれどれ?」

一「なるほどな……」

主「今回の台本は自信作だからな!全く問題はない ジョー「あっ、ここさぁ、こうした方が良くない?」……え?」

一「そうだな、後こことここもああした方が良くないか?」

主「あの、御二方?勝手に台本を変えないで貰えますか?」

一「……こんなもんだな。」

主「おい、どうなって……ぁぁ……」

ジョー「原型の7割くらい変わってるけど、こっちの方が良いよね?」

主「アッハイ……」

 

 一&昇「アイドルグループ[Dimension]とのコラボ!?」


 一「アイドルグループDimension……ってなんだ?」


 昇「知らん。」


 俺達は〈THE Fantasy Dimension〉にて、アイドルグループとのコラボがある事にとても驚いた。まあ、Dimensionとかいうグループは知らんが……

 後に調べた事だが、アイドルグループDimensionとは、3年前に結成した4人組の女性アイドルグループで、リーダーのユリを筆頭として、メインボーカルのユズ、ビジュアル担当のタンポポ、そして作詞作曲+パフォーマンスをするダリヤという一見ちょっと変わったアイドルグループだ。


 閑話休題


 俺達は困惑しつつテレビを見る。


 海老名「アイドルグループDimensionとのコラボって本当か遠山ぁ!」


 竹間「そうだそうだぁ!」


 遠山「え?台本に書いて 海老名「それを言うな遠山ぁ!」


 3人「はっはっは!」


 遠山「ええと、はい!今月の1月29日、再来週ですね。木曜日のリアル時間午後の6時!ゲーム内時間で昼の12時より!水の町ニンビットの特設ステージにてライブや露店などが行われまーす。」


 竹間「いやー、楽しみですねー」



 昇「おいおい……マジかよ……特設ステージってどこだよ……」


 一「分からん。というか1月29日か……ん?」


 昇「ん?どうし……あ、アレか。」


 一「そうだった、アレがあるから結局行けないじゃないか……」



 ()()とは、この村、神冠村には茎葉根花果(ケイヨウコンカカ)祭り、という行事があり、この祭りは神冠村に住む人はほぼ全員が参加する祭りだ。

 何が行われるかと言うと、村の中心で屋台やらなんやらで歌えや踊れやの大宴会を開催し、最後に高さ10m程度の木や藁で作られた人型の人形、万豐菜(バンホウサイ)様に、村の10〜20代の男が竹で作られ火を灯された松明を思い切り投げつけ燃やし、燃やした後の灰を用いて冠を作ると言うまあよくある祭りだ。


 昇「うわー、行けねぇのか……というか午後6時って早すぎだろ。」


 一「そうだな……ただまあ、この番組が始まる頃にはその時に見るか。」


 昇「そうだな……」


 この時、俺達は知らなかった。このコラボで様々な事があった事を……


 閑話休題

 ➕

 一週間後



 フロン「いらっしゃいませ……待っていたぞ。」


 一「ああ、装備の受け取りに来た。出来ているか?」


 俺は約束の装備を手に入れる為にログインをして、愛と勇気の武器と防具センターへ向かう。なお、今回は装備の受け取りだけなので俺一人だ。


 フロン「もちろんだとも。ちょっと待っててくれ。今装備を持ってくる。……ただ、一つだけ言わせてくれ。」


 一「ん?なんだ?」


 フロン「ちょっと……ヤバい物ができてしまったかも知れん……」


 一「……え、それはどう言う フロン「まあとりあえず現物を見てくれ。それでわかるから。」……ああ、わかった。」


 そうして待つ事数分、俺の目の前に出された物はかなりすごい代物であった。


 まず、シンプルに見た目が綺麗だ。理兎の皮の色はは灰色で、それを活かすかの様に、一番上、首元を白として、そこから少しずつ少しずつ灰色になっていき、最後の足元は真っ黒になる様に調整されているローブだ。そのローブも少し光を反射してキラキラしているかの様だ。


 さて、性能は、と……


 超越せし理兎のローブ

 STR-20 DEF-150 MND-60

 追加種族特性 (全属性微耐性) (超越)


 ほう、これは……いや、ちょっと待て。


 一「おい、このステータスと超越ってなんだ。」


 フロン「いや、あの、実は……」


 と言うのも、装備を作成する人がどうやら完成した時に出来上がった物は普通の物だったのだが、謎の創作意欲が沸いたそうで、このまま普通の物を渡して良いものか?いや、良くない!と、なったらしい。……何故だ。


 一「で、その後どうしたんだ?」


 フロン「ああ、その時に俺の所へ来てなんか面白そうな素材は無いかって聞かれたから面白そうな超越茸の胞子をそれなりの量を渡したな。」


 一「……それは俺に渡す事を知っててやったのか?」


 フロン「い、いやいや、そんな訳がないだろう?元々そいつから終わったと報告が来た後に聞かれたからな?」


 一「はあ……まあ、それはいいわ。で、超越って何?」


 超越茸を使ってる時点でなんとなく予想はできるが……


 フロン「……そうだな……ドーピングって知ってるか?」


 はい、案の定やばそうなやつでしたー。……でもまあ、最悪使わなかったらいいだけで一応どうなるか聞いておくか……


 一「……発動条件と効果、時間、それとデメリットどうなる?」


 フロン「そうだな……MPの1割を消費して発動、全ステータスを+120 、それを1分間だな。デメリットは……着ることだろ。着たらステータスが下がるからな。」


 お、おお、意外と悪く無かった。……後、それとついでに一つ、


 一「なるほどな……で、これって着たら茸の胞子で依存症とかないよな?頭痛が!とか……」


 フロン「それは……一応試着したやつはなんともないとは言ってたが……」


 ……まあ、大丈夫か。


 一「よし、じゃあ俺はそれを着ていくぞ。」


 フロン「お、おお、試着室はあっちにあるからな。」


 試着室?いるか?まあ、一応中で装備するか。




 一 男 キマイラ【オリジン】(熾天使 魔王 人間) LV16

 HP.155/155 MP1035/1035

 STR(筋力)30+(94)-20

 DEF(耐力)15+(16)-150

 INT (知力)230+(766)+398

 MND(抗力)15+(24)-60

 AGI (敏捷)60+(150)

 DEX(器用)100+(180)

 LUK(運)499


 種族特性

【熾天使】(熾天使の羽【白】)(光属性強化【真】)(天界の裁き)(熾天使の光輪)

【魔王】(魔王の翼【黒】)(闇属性強化【真】)(魔界の導き)(魔王の角)

【人間】(経験上手)


 スキル

【特殊】

 召喚 (妖精【始祖】) 鑑定 飛翔

【武器】LV3 杖術 農具術

【魔法】LV12

 攻撃魔法

 赤(火属性) 火×13 火炎×2 熱

 青(水属性) 水×13 水流×2 氷

 緑(風属性) 風×13 暴風 音

 黄(土属性) 土×11 大地 砂

 白(光属性) 光×16 光(改造) 閃光 神聖 雷×2

 黒(闇属性) 闇×5 暗黒×3 邪悪 毒×2 黒色

 無(無属性) 無属性×9 虚無 草 鉄

 灰(複合属性) 大気 蒸気 溶岩 泥 熱風 砂塵

 補助系魔法

 橙(回復系) 回復×18 治癒×3

 藍(ステータス上昇系) 付与 補助×7 強化 藍色

 紫(その他) 波紋×2 使役×2 物理 理×2

【生産】LV3 農業 【肥料浸透 肥料散布 酸度測定】

 スキル【七つの大罪】傲慢(覚醒)


 所持金1,900, 645,872マルク



 ステータスはこんな感じか、ただなんか違和感があるな……


 一「ああ、頭に何も無いからか。」


 じゃあこれに麦わら帽子……間違いなく合わないな……ああ、なら、


 一「とりあえずこのぼうしでも被っておくか。うん。まだ違和感もちょっとあるけどだいぶ違和感は無くなったな。」


 俺はインベントリから【はじまり】と【おわり】のぼうし 【LV0】を取り出して装備、その後愛と勇気の武器と防具センターからでてログアウトした。


はい、本編ちょっと短めの後書きです。今回……というか最近本編が短い理由なんですが、正直最近普通にリアルが忙しいです。ですので多少今までより短くなってしまいます。ご了承下さい。


次回、アイドル?


追記、5時から6時に変更しました

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