71話 決着?そして……
一「おい、まだか?」
うp「早くしろよ。」
主「いや早いだろ!もうちょっと待てよ!」
ジョー「そうだよ!」
アイ「なにを待たれていたのですか?」
一「いや、即席麺待ち。」
うp「俺達は2分で食べる派だから3分派と対立してるのよ。」
主「いや、3分って書いてあんだから3分待てよ!」
ジョー「そうだよ。」
うp「いやいや、意外と2分も悪くないぞ?」
アイ「……あっ、モブAさんがいらっしゃいましたよ?モブAさんに聞いてみては?」
主「そうだな。おーい!モブA!」
モブA「なんだ?」
主「お前さんは即席麺を食べる時お湯は何分待つ?」
モブA「……そう言えば最近即席麺に湯を入れて食べた記憶が無いな……」
全員「えっ……」
シスレッド「で、では、お前達は本当に我を倒しに来たわけでは無いのだな?」
一「ああ、まあ、そうだな。争う意味もあまり無いし、俺たちは糸を取りに来ただけだからな。」
あの後、俺達は倒す倒さないの水掛け論を制し、どうにか説得する事に成功した。
シスレッド「ま、まあ、そこまで言うのなら仕方がないだろう。……最近妙に人属の敵が多くてな。この方法が一番本性を晒しやすく人の子をつぶすのに効率がよくてな……すまないな。」
太刀魚「いやまさか一をさんを追いかけたらワープかテレポートだかでこんな所に来させられるとは……」
ポーー「まあ、俺達って誰も罠の探知とか得意な斥候みたいな人がいないからな。」
モブA「アタッカーとタンクとバッファーしかいないからいつかはこうなると思ってたが……」
一「おいおい、俺も回復は出来るぞ。」
うp「いや、お前は攻撃できるヒーラーポジションじゃ無いだろ。」
モブD「……どう考えても……回復もできる……アタッカー……」
ああ、そうか、そうだよな。俺はそっち側だよなぁ……
紅葉「キュイ〜」
シスレッド「……おお、すまぬな。大きな草兎よ。我の話を聞いてくれるのはおぬしだけだな。」
一「あ、ごめん、聞いてなかった。」
この後俺達はシスレッドに対して襲わない事、またシスレッドが襲われていたら助ける事を条件にある程度糸を融通してもらう事となった……
一「と言うわけだが何か質問あるか?」
フロン「いやまあ、聞きたい事はそれなりにあるが……まあ、正直正当な方法で素材が手に入ればなんでもいいか。うん。質問は無いな。」
一「そうか、ならよかった。」
俺達は現在フロンの店にて手に入った糸、シスレッドの糸を渡す。……まあ、途中でうpとうぽつは買い物へ、太刀魚とポーー、そしてモブDは用事で全員ログアウトした為今は俺とモブAとモブAの二人だ。……正直モブAが居ないと俺はどんな装備が良いか分からないのでありがたい。
フロン「しかし、……これを最初見た時は何か凄い物を感じたが精霊の糸だったとは……前にこれを持ってきたやつは山に落ちてたとかぬかしやがったからダメ元で頼んだが……お前さんは珍しい物を拾ってくる才能があるな。」
なにその才能?あんまりいらないんだけど……
モブA「まあ、これでそちらの依頼は終了というわけだな。では報酬の話だが……」
フロン「……その件には質問があるな。5人はどうした。」
モブA「ああ、彼らは今別行動をしている。だから今は我々の分だけでいいぞ。」
フロン「今は我々の分だけでって……まあ、なら彼らがまた来た時に聞くとしよう。で、何が欲しい?」
……やばい。
一「欲しい物を無料とは言ったが具体的に何が欲しいか決めてないな……」
モブA「いや、装備で良いだろう。」
……ああ、そう言えば今回の目的はそもそもツナギをどうにかする、だったな……
一「そうだな。じゃあ折角だし、ローブを貰おうかな。」
フロン「ああ、わかった。どういう物が欲しい?なんならオーダーメイドで作るぞ?」
どういう物、か……
一「どんなローブがあるんだ?INTが上がりやすいとかか?」
フロン「そうだな……素材によって追加種族特性や基本ステータスが変わるな。まあ、かなり使用したり特別な個体でないと追加種族特性は付かないがな。」
そうか、なら今自分が来ているコレは基本となっている素材が草兎の皮だから紅葉化が付いて土砂崩れ鰐の皮が特殊な個体の皮だから少量でも怒りが付いたのか……
ん?それじゃあ
一「結局なんのローブにすればいいんだ?」
フロン「まあ、お前さんは魔道士だから魔法を使う魔物やシンプルにAGIが上がりやすい素材を使えば良いと思うぞ?」
ふーむ……なら、ちょうど試したい事がある。
一「素材は軽いに絞るとどんな物がある?」
フロン「ああ、そうだな。軽いとなるとやはり兎系統なんかだな。草兎とか、月兎とか……最近だと理兎の皮だな。……まあ、普通の奴はアレを着ようとは思わんが……」
一「何かあったのか?」
モブA「アレで装備を作るとDEFが下がる。」
一「……それマジ?」
フロン「ああ、本当だ。まあ、その代わりSTRやINT、AGIの伸びは良いんだがな……」
それ、防具として意味ないのでは?と思ったが案外悪くないかも知れない。
一「大体どれくらいなんだ?」
フロン「いや、はっきりとした数値は分からんな。モブAは分かるか?」
モブA「そうだな…あれを少し、小指の先ほど使ったらその時点でDEFは-3されたな。その代わりにSTRとAGIが+2されたが……結果として防具じゃあない物ができたからな。」
ふむふむ、AGI等の1.5倍のDEFが下がるのか……まあ、許容範囲じゃないか?
一「追加される種族特性は?」
モブA「……あの兎は素材は全部使っても種族特性が全属性耐性しか付かない。」
フロン「そうだな。そこも良くない点だよなぁ……」
一「ふむ……よし、なら理兎でローブを作ってくれ。」
モブA「え、い、今の説明で欲しいと思ったのか?いや、属性耐性はあるけどだからといってダメージの5%程度しかカットしないぞ?さらにさっきも言ったがDEFも減るぞ?いいのか?」
一「いや、今も正直攻撃を食らった時点で死にかける事はしょっちゅうだと思うし、ならいっそ先制して敵を倒せば良いと思ってな。」
今までの様に攻撃を食らったらAGIが非常に上がるわけではないが、それでも基本のステータスを上げておけばいいと俺は考えた。
フロン「あ、ああ、そうか……わかった。本当に良いんだな?」
一「なんだ?もちろん大丈夫だが?」
フロン「いや、装備を作る奴が偏屈でな……作るだけ作って着ない!とか言われたら癇癪を起こすからここで聞いただけだ。気にしないでくれ。装備はおそらく2週間はかかるからその時にまたきてくれ。」
一「ああ、わかった。じゃあ次はモブAだな。」
その後、モブAはマントを作成してもらう約束をして、俺達はログアウトした。……ちなみに、このゲームは現実世界の2倍の速度なので、二週間は実際には一週間だ。
閑話休題
現実で目を開けると時間は8時とかになっていた。……確かに、そう言えば結構周りも暗かった様な……
昇「起きたか?起きたらさっさとこっち来い。飯にするぞ飯に。」
一「はいはい、今行く!」
俺と昇はリビングで夜食をとる。今日の夜食は豚カツとキャベツと白米だ。
一「今日はちょっと重くないか?」
昇「違うな。最近が軽すぎただけだ。」
一「いや、そう言って昨日もステーキを食べた様な気がするが?」
昇「気のせいだろ。気のせい気のせい。うんうん。」
そうか?……まあ、この豚カツは美味しいのでなんでもいいか……
昇「ところでよ、最近あのゲームで次のイベントがあるらしいんだけどよ。どんなやつが来ると思う?」
イベント?わからんな。
一「シンプルにアイテム散布とかじゃないか?」
昇「いやそんな農薬撒くみたいな言い方やめろや。面白いだろ。」
一「ふむ、でもなあ……何にも思いつかないぞ?」
昇「やっぱりそうだよな……そうか、今日の11:00から【幻の次元】があったな。それを見るか。」
と、言うわけで俺達は THE Fantasy Dimensionの番組、【幻の次元】を見るために風呂や色々準備を済ませて2人で見る。
「幻の次元!はっじまっるよー!」
一「お、始まったな。」
「さあ、今日もこの時間がやって参りました!幻の次元!この番組は! THE Fantasy Dimensionの中の人3人が色々話したり楽しいことやったりする番組でーす!私はゾーイ役の遠山!エルでーす!えっるえーる!」
昇「いやどんな挨拶だよ。」
「はい、キャラクターもとい種族等の担当をしている竹間キラです!」
一「ああ、こっちはちくちく!とかないのか。」
昇「あれ、これ俺がおかしいのか?」
「ええと、はい、サウンド全般を担当しています。海老名カイといいまーす、よろしくお願いしまーす。」
一「普通だな。」
昇「普通だな。」
とまあ、こんな挨拶から始まり初心者に向けてできればやるといい事、中級者向けのオススメ武器紹介や質問コーナーやイラストコーナー、そしてそこから意味のわからないおでんを食べたりするコーナーなどを経て、いよいよイベントを紹介するコーナーとなる。
昇「ここに至るまで長くないか?」
一「まあ、普通にやっても尺がたりないんだろ。」
遠山「さあ!ついにやって参りましたイベント紹介コーナー!今回のイベントはこちら!ばばん!」
セルフ効果音と共に文字が表示される。その文字に俺達は驚愕する事になった。
一&昇「アイドルグループ[Dimension]とのコラボ!?」
はい、即席麺は水派の後書きです。
さて、今回は地味に昔やったテレビネタを再登場させました。覚えてました?私は覚えてませんでした。
次回、アイドル!
追記、11:20から11:00にしました。




