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70話 即殺!……?

一「お?今日は誰もいないのか?」

一「……本当に誰もいないな。」

一「なら……よいしょっと」

一「カメラをセットして……と。」

一「おっさん共が!ヌルゲーVRMMO!」

一「始まるよっ!」

一「……おっ、撮れてるな。よしよし。」

一「じゃあまた出直すかな。」

 

 ここは薄暗く所々白い糸の塊が付いたドーム状となっている洞窟の最奥。ここで俺と蜘蛛の戦いが始まった。


 蚕「うわあぁぁぁ!!」


 一「うおっ、危なっ!」


 蜘蛛から投げられた蚕を避けると蚕は入口の壁に張り付いていた大きな糸の塊にぶつけられる。もしあの蚕が俺に当たっていたらそれなりのダメージ、最悪即死もありえただろう。だが、当たらなかった。


 蜘蛛「チィッ、ハズシタカ!ダガオレサマニハマホウガアル!」


 一「あっそ、だがそれがなんだ!ライトダスト!」


 俺はさっさと勝負を決めるために光粉を使用し、相手の体に付着させる。当然のように0ダメージだ。


 蜘蛛「ナッ、ナンダ!?」


 一「くらえ!天界の裁き!」


 まあ、いつものだ。鑑定はしていないがおそらくこれで削り切れるだろう。


 蜘蛛「グッ、ナッ、グワアァァァァ!!!」


 ……しかし、これ、俺にダメージが無いから良いけどもしあったら雷の衝撃で死にそうだな……


 蜘蛛「ソ、ソンナバカナアァァァァ!コノ!コノオレサマガアァァァァ!」


 一「しつけぇ……」


 蜘蛛「グハッ!」


 あっ、倒れた……


 そうして蜘蛛は足なんかをピクピクさせた後、動かなくなった。


 一「やったな。」


 蚕「んー!んー!」


 さて……とりあえず蜘蛛は倒したし、とりあえず蚕……おそらくこいつがシスレッドだろう。というかあの蜘蛛はそう言ってたし……


 蚕を糸の塊から引っ剥がす。思ったよりも取るのに時間がかかった。おそらくこれがフロンの言っていた糸だろう。……そう考えるとあの【コノサキ、オタカラアリ】とか書いてあった看板もあながち間違いでも無いのかも知れない。


 蚕「あ、ありがとう、人の子よ。あの蜘蛛を倒した事、感謝する。」


 一「ああ、どういたしまして。まあ、俺自体はこの糸が欲しかっただけであの蜘蛛は……蜘蛛……」


 ちょっと待て。普段はうpと一緒にやってるから違うがそう言えばスキル【特殊】の解体が無いと光になるはず、更にはそもそも討伐した際には経験値なんかが入るはず、これは一体……?

 いや、一度死体を鑑定して見よう。さて蜘蛛の死体……死体はどこだ?

 それどころか蚕すらどこかへ行った。一体どこへ……あっ、そうだ。


 一「こういう時のアレか。よし、音響(サウンドデ)探知(ィテクション)!」


 音響(サウンドデ)探知(ィテクション)というのは音魔法で2つ目に入手できる魔法で陸上版のソナーだ。早い話周りに音を反響させてそれから地形、敵等を探知する魔法でこれさえあればほぼ敵を探知できるだろう。……まあ、何故かオーバー情報局ではこれよりも索敵の方が強いので索敵持ちが仲間にいる場合は取らなくても良いとか書いてあったけど……こういう時に役に立つからとってもいいと思うんだが……MPの消費が85とまあまあするからか?


 閑話休題


 さて、音で確認した所自分の真後ろに反応が2つ、そしてその奥に一つ反応がある。そして、おそらく真後ろの反応の一つは蜘蛛で……あ、逃げないとヤバイかこれ?


 蜘蛛「シネェェェェ!アクアボール!」


 一「マズい!ワープ!」


 俺はとりあえず横に瞬間移動(ワープ)で逃げる。するとそこにおそらく水魔法の水玉(アクアボール)が飛んでくる。飛んできた方向を振り向くとそこには先程倒したはずの蜘蛛と感謝された蚕が一緒にいる。


 蚕「くそっ!仕留め損ねたか!さっさとあの人の子をひねり潰せ!」


 蜘蛛「ウルセェ!ダマッテロ!」


 ……ああ、グルだったのね。とは言え蜘蛛は何故耐えられたかはわからない。とりあえず蜘蛛の攻撃から逃げながら鑑定をする。これでなんとか弱点でもわかればいいのだが


 【糸の魔動人形(蜘蛛)】

【精霊シスレッドが丹精込めて作った魔力で動く人形】


 ……え?は?いやいや?そんな話ある訳がない。もう一回鑑定して


 【糸の魔動人形(蜘蛛)】

【精霊シスレッドが丹精込めて作った魔力で動く人形】


 ……そうだ!蚕が何かしたかも知れな


 【糸の魔動人形(蚕)】

【精霊シスレッドが丹精込めて作った魔力で動く人形】


 ………マジ?……これ……


 じゃあ、さっきこいつらの奥に探知された奴って……


 蜘蛛「オイ!サッキカラナニシテヤガル!」


 蚕「この人の子はタチが悪い魔法を使用してくる!注意して戦え!」


 蜘蛛「ウッセェ!ワカッテル!」


 一「悪い、おまえも鬱陶しいから静かにしてくれ。ライトダスト」


 蜘蛛「グオッ!グ、グギャァァァ!」


 蚕「なっ!せ、せめて私だけでも 一「ダメだ。おまえら両方死んでくれ。天界の裁き」う、うぎゃぁぁぁぁ!」


 雷が発生し2匹の体は動かなくなる。


 さて、また襲ってくるかもしれないがとりあえずこいつらは置いといておそらく本物のシスレッドに会ってみるかな。


 俺はソナーを何度か使用し時に2匹を倒し奥に進んで行き、とうとうそのシスレッド?と対面する。見た目は上が人、下が蜘蛛の一体なんの生物かはわからないが恐らくこんな奇天烈な見た目をしているんだ。多分こいつだろう。


「フッフッフ、ようやく来たか。人の子よ。我が名はシスレッド。」


 一「そうか、お前がシスレッドか。」


「そうだ。この洞窟の主にして糸を司る精霊、シスレッドだ。この我に挑むとは愚かな者よ。」


 え、挑む?なんの事だ?


 一「いや、俺はただこの糸が欲しかっただけで……特にお前と争う事も無いだろ。」


 シスレッド「え?お前らは最近よく我を倒しに来る蛮族の仲間なのだろう!違うか!」


 蛮族?というか最近よく倒しにくる?というか仲間は山に入った瞬間どっか行ったし……


 一「いや違う違う。蛮族じゃ無いし。仲間どっか行ったし。」


 シスレッド「そうか、あくまでもしらを切るつもりか。ならば!これを見ても同じ事が言えるか!」


 いや、だから……お?


 シスレッド「こいつらを見てもなにも思わないのか!」


 一「いやごめん。ちょっとびっくりしちゃってた」


 そこにいたのはこの山を登る前にどこかへ行っていた俺の仲間、うp、太刀魚、ポーー、紅葉、モブA、うぽつ、モブDが全員まとめて白い檻の中に入れられていた。


 うp「タースケーター」


 紅葉「キューキュー」


 シスレッド「こんな大勢で我を倒そうなどと!卑怯だとは思わないのか!」


 一「いや、まあ、卑怯 蜘蛛「シネェェェ!」ん?ああ、おまえがな。天界の裁き。」


 蜘蛛「ウギャガガガガガガ!」


 シスレッド「な……」


 一「ええと、どこまで話したっけ?」


 うp「大勢で倒すのは卑怯かどうかの話だ」


 一「あっそうか。そうそう、で、卑怯かどうかはまあ卑怯じゃ無いと思うぞ?数は正義だしな。」


 なにより大勢対一人の状態で拮抗した状態ならともかく無双物のゲームとか一人で大勢に勝ってるしな。一概にはいえん。


 シスレッド「おい!人質が話を進めるな!」


 うp「あっ、そうだった。タースケーテー!」


 一「なんだこの茶番……」

はい!後書きで

一「あれ?あ、ごめん、間違えた。」

……さて、今回は、

アイ「あれ?後書きさん?あっ、あっ、間違えました!ごめんなさい!」

……まあ、少し短かったかと思いますが、今月はちょっとサボってゲームとかしてました。本当に申し訳ありません。ですので、次回からはまたいつもの文字数になりますのでどうかご期待ください。そして、なんと!ブ

ジョー「いよっしゃあー!始まる……あれ?ここ楽屋裏じゃないの?」

主(後書き)「……おまえらもう撮ってたろ。ここじゃないからどっか行ってろ!しっしっ!」

ジョー「あ、うん、ごめん……」

……ブックマークが300を超えていました!やったね!……まあ、何故、とかは考えないですけど……

さて、次回!つ

主「ひゃっはー……ってあれ?」

主(後書き)「おまえが間違えてどうすんだよ!もういい!次回!決着!お楽しみに!」

主「え、あ、これ後書きか!」

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