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68話 女子会?part2 新キャラ登場!?

彩「かわいい……」

ジョー「うう、いつになったら治るのこれ?助けて〜……」

主「さあ……?」

華「そう言えば……なにかいつもと変わってないですか?」

主「ああ、今まで三点リーダーを…ってしてたんだけどこれ本来2つ繋げて……と言う感じにするらしいんだよ。」

華「ああ、そう言う事だったのですね。」

彩「かわいい……」

ジョー「だから助けてよ〜!」

THE(THE) 

 華「では5時からうぽつ前に集合しましょうか。」 


 彩「あー、うん。わかった。」


 私の名前は暁彩。ただのゲーム大好きな今絶賛高校生活中の高校1年生だ。今日は学校が終わったのでさっさと帰宅して家でゲームする予定だ。


 彩「しかし……今日の授業も面倒だったな……」


 華「なにが"今日の授業も面倒だったな"ですか、たかが体育科1時間で……」


 彩「いやぁ……冬休みの不摂生が祟って疲れるんだよ……」


 何故体育科が6時間目にあるんだろうか……まあ、結局どの時間にあっても嫌な物はいやなんだけどさ。……うん?あれは……


 彩「あれソラちゃんだよね、キョロキョロしているし、どうしたんだろう。」


 華「ソラさんですか?確か今日は部活動の日だとか言ってたような……あっ、こっちに来ましたよ。」


 ソラちゃん。フルネームで言うと藤川冥(ふじかわそら)ちゃん。ダークブラウンのボブカットと目の色をした私達より頭ひとつ分くらい小さくて可愛い中学校からの友達だ。まあ、とは言ったものの私達とはクラスが違うし、会える回数は少ないんだけど……


 冥「やっと見つけた……」


 彩「どうしたの?」


 冥「昨日の帰宅部が予定よりだいぶ仕事を早くやっちゃって後は論文を書くだけになってしばらく部活が無しになった。だから途中まで一緒に帰りたい。ダメ?」


 ああ、そうか、なら仕方ないな。……え?帰宅部ってそもそも帰るだけだろって?なんの論文だよって?


 帰宅部、正式名称は徹底帰宅研究部、は帰宅に対する疑問などを徹底的に調査してそれを論文にする。そして、そこに行く部員は優秀という事もありその手の学会に取り上げられた事もあると言うこの学校の中でも随一の部活動である。……まあ、正直意味わからないが……まあいいか。


 閑話休題


 いつもは2人で帰っているからたまには3人で帰るのも悪くはない。というか冥ちゃんの首を傾げるポーズは正直犯罪的な可愛いを持ち一部の人以外には効く(なにに、とかは気にしてはいけない。)。ここは勿論良いので


 華「いいですよ、いつもの駅までですね。」

 彩「いいよ。まあいつもの駅までだけど……ね?」


 冥「結構綺麗に被った。」


 彩「被っちゃったよ。」


 華「被っちゃいましたね。」


 まあ、そんな事がありつつも私達は駅まで歩いて行く。その途中で私達は様々な事を話した。今日の6時間目は辛かったとか、今日の弁当はなにが入ってたとか、後はちょっと前に華が幻次をやりはじめて今日も一緒にやる事とか 冥「ちょっとまって、ねえ。」……うん?


 彩「あれ、私何か変なこと言った?」


 冥「いや、変な事ではない。けど、いつから?」


 華「え、それは 冥「いつからやってたの?」え、あ、はい、たしか1月4日だったかと……そうですよね、彩。」


 彩「う、うん。あってるよ。」


 冥「……ぼそっ(ズルい)。」


 彩「え?ひっ!」


 ……ソラちゃんはたまに負のオーラを纏う時があってその時はかなり怖い。真夜中のお花摘みくらい怖い。

 さらになんでこうなるかはわからないからどうしようもない。いかにオーラを消すかを考えないと……


 冥「私も2人と一緒にやりたい。ダメ?」


 え?ああ、なんだ。一緒にやりたいだけかな?


 華「え、でしたら今日の5時にうぽつという食堂の前に集合でいいですか?」


 冥「うん、それでいい。……ありがとう。」


 うわなんだこのソラちゃんかわいい……こう、普通の女子がやったらぶりっ子っぽいポーズや仕草が全然似合ってる。というか、"かわいい"という言葉はソラちゃんのために生まれてきたんじゃないかってくらいかわいいというか……まあ、とにかくかわいいという事だけは確かだ。


 閑話休題


 華「いえ、……そろそろ電車が来る時間では?」


 ……え?

 そう思い、時間を確認する。確か次の電車は3時45分に来るはず。今の時間は3時41分……


 彩「走れ!」


 気がついたら私は全力疾走していた。


 華「あっ、ちょっと!」


 冥「2人共バイバイ。また後で会おうね。」


 華「えっ、あっ、はい、わかりました!ちょっと、彩!待ってくださいよ!」



 華「まったく……少しは待ってくださいよ。」


 彩「いやごめんごめん、駅前のカフェでケーキを何か一つ奢るから許して〜。」


 華「……それ貴方が食べたいだけですよね?」


 ギクッ!


 彩「ソ、ソンナコトナイヨー。」


 華「はあ……まあ、幸い私と貴方が電車の時間を間違えてただけですから、いいですよ。」


 彩「そ、そっか……」


 私達は3時5()0()分に来た電車に乗り、その後別れて家に帰った。


 家に帰った私はとりあえず色々と準備をしてログインをする。


 モブA「ふぅ……さて、そこそこ時間も有るしちょっとだけ作るかな。」


 待ち合わせは5時、ゲーム内時間で表すと朝の10時なのでかなり時間がある。だから私は自分用のとある武器造り……の為の鋼造り……の為の木炭作りを開始した。……こんなにも準備が必要な理由は、今までやってきた雑ななまくらを作り出す適当な方法ではなく、お爺ちゃん直伝の方法だからまあ、当然っちゃあ当然だ。……え?普段そんな物(なまくら)を売っているのかって?そりゃあ売れるんだもん。安い、まあまあ強い、そこそこ量もある、となったらみんな買いに来たよ。いやー、でもこのおかげである程度素材を買う為の資金となったから嬉しい限りだね。


 閑話休題


 木炭作り、私が普段使用するのは黒炭なのでそっちを説明するけど、まず素材……今回は木亀という体から木が生えた亀の木を大量に用意してそれらを全て窯に入れて不完全燃焼させていく。

 この世界の炭は大体10分くらい待つと木炭の素ができ、それらをゆっくりと冷やすと黒炭ができる。……現実世界よりかなり早いがそこはファンタジーだし……と思って割り切って作業している。リアルでもこんなに早ければいいのに……


 と、そんな事をしていると時間もあっという間に過ぎて予定の時間となりうぽつの前に全員が集合していた。


 モブA「すまない、待たせたか?」


「……待った……待ってた……お帰り、リーダー。」


 うぽつ「…….やっぱりちょっと受け入れがたいですね……リアルと違いすぎて……」


 モブA「まあ、モブDはかなりロールプレイしているからな。仕方がないな。」


 うぽつ「……まあ、これもその内なれるように努力はします。」


 モブD「……頑張って」


 モブD、まあソラちゃんなのだがそもそも私達モブ達の狂乱は何かしらのロールプレイをしていてソラちゃんは「無口で自信家な魔法使い」をやっている。……普段は結構早口なんだけどね……

 ちなみに私は「ザ・リーダー」のロールプレイだ。……リーダー最近違うクランに入って遊んでいるけど……


 閑話休題


 まあ、みんなで集まって特になにをする、とかは決めていないのでギルドまでゆったりと歩きながら色々話していく。今日はなにする?いいねー!とか最近実はクランに入ったとか モブD「……ちょっと、待って、いつ?」……アレ?デジャブかな?


 まあ、今度はちゃんと経緯を話して今はそこで自分は活動しているとか モブD「……私も……入りたい。」……おや?


 うぽつ「いいのでは?」


 モブD「私は……リーダーの行くところに……ついて行きます……だから……」


 モブA「いや、私は入ってもいいと思うが他の人がどう言うかは うぽつ「多分一さん達なら大丈夫だと思うんですけど……」あー…….」


 モブD「……駄目?」


 で、でたー最強の可愛い首傾げ攻撃、この攻撃に思わずモブAもとい暁彩はダウンしてしまったーー!!


 モブA「ま、まあ、彼らに紹介していいと言うなら……」


 モブD「……ありがとう。」


 モブA「いや、もちろんリーダーとして……ん?メッセージが……一さん!?」


 えっ?一さんからのメッセージ!?い、一体なんだろう?えーっとなになに?『今大丈夫?ちょっと新しくクランのメンバーを入れたいんだけど紹介したい。』……


 モブA「そっちか……」


 モブD「……大丈夫?」


 うぽつ「モブAさん?ロールプレイ切れてますよ?」


 え?はっ!


 モブA「す、すまない。一から新しくクランメンバーを紹介したいらしくてな……うん?私達と状況は一緒か?」


 ならこっちからも会えるよう、そうだな……寺にでも集まってもらって モブD「……よし、リーダー、その人の所へ行こう。」


 モブA「うわっ、ちょっと待て!まだ一さんにメッセージを送ってない。」


 うぽつ「メッセージ?」


 モブA「いや、まず今どこにいるかわからないしなら寺にでも集まってもらった方がこっちとしても会いやすいだろう?その趣旨を伝えたくてな。」


 モブD「……なら早く早く、リーダー。」


 モブA「わ、わかったから引っ張るな。」


 こうして、私は一さんにメッセージを送りみんなで寺に向かった。……まあ、こう言うとスマートに行ったように聞こえるけど実際私達はうぽつ経由で行くからそこそこ人がいたから結構疲れた。……寺の位置がバレないようにする為に。……え?なんでって?いや、あそこもダンジョン呼ばわりされたりへんな検証班とか情報屋とかこられても困る……と一さんが言っていた。まあ、普通憩いの場に変な人こられても困るからね……


 閑話休題



 うぽつ「しかし、誰なんでしょう?」


 モブA「わからない。だが彼等が推奨するんだ。悪い輩ではないだろう。」


 モブD「……まあ、会ってみたら、わかるかも。」


 モブA「まあ、そうだな。」


 私は普段クランのみんなで何かある時に集まる一室の扉を開ける。中には一さんとうpさん、そして太刀魚とポーーがいた。……ああ、その2人か。すっかり忘れてたな。


 モブA「……ああ、成る程。太刀魚とポーーならこのクランに入っても問題はないな。」


 一「だろう?それと……モブ……Dさん?だったっけ?」


 モブD「そう……私は……モブDです……クランの件、どうか……よろしくお願いします……」


 一「ああ、今後ともよろしくな。」


 うぽつ「えっ……えっ?モブAさん?ちょっとよろしいですか?すみません、一さん、少し失礼します。」


 ん?どうしたのだろうか。何か焦っているようだ。


 モブA「あ、ああ、わかった。」


 私とうpは部屋の外へ出る。


 モブA「どうした?なにかあったか?」


 うぽつ「あ、あの、すみません。私の見間違いじゃないかと思うのですが、あれって先生達ですよね?」


 モブA「ああ、そうだが?」


 うぽつ「ああ、間違いじゃなかった……」


 何かうなだれているな。彼らは普通に私達の学校の先生の2人、化学の遠山と体育の大森だというのに……ああ、初めて会ったのか。


 モブA「そうだな。ちなみに2人の名前は遠山が太刀魚で大森がポーーだからな。」


 うぽつ「う、うう……わかりました。はあ……モブAさんは驚かないのですか?」


 モブA「え、慣れただけだよ。」


 β版であった時にはそれはそれは驚いたさ。なんてったって大会の決勝戦だったからな。まあどうにか倒したけど……あの後大変だったな。リアルで大森に走り込み増やされるし、遠山からの抜き打ちテスト増えたし……ま、全員にやったからいいんだけどね?


 うぽつ「そ、そうなのですか……」


 この後、私達が部屋に戻ると太刀魚とポーーがうぽつを質問責めしていた。

はい、後書きです。

冥ちゃん登場!ついでに太刀魚とポーーの職業も判明!なお本編には絡まない模様というわけです。

あと前書きの三点リーダーの話は本当に最近知ったのでこれを投稿した後またちょくちょく…って表記しているかもしれませんので、その時は「あっ、こいつまたやってやがるぜへへへ」っと生暖かい目で見てください。

次回、……次回?


追記、気が生えたのを木を生やしました。

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