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67話 鰐!久しぶり!!ポーション!!!……え????

主「ああああああああああ!!!!!」

一「どうした?」

ジョー「なんか予防接種受けてきたらしいよ?それで接種した病原菌に感染してきたらしいね!」

一「いや、ちゃんと健康になってからいけよ。」

主「始まるよ!」

ジョー「うわ治った!」

 

 一「さて、着いたわけだが……」


 うp「先客がいるな」


 俺達は歩いていつもの川沿いに近づく中そこから土砂崩れ罠の鳴き声、そして3つの聞き慣れた声を耳にする。


 土砂崩れ鰐「グッ!グッグッ!」


 ???「はっはっは!何度やっても聞かないですよぉ!」


 ???「まあ、その分火力が死んでるんだけどなー……おらぁ!」


 ???「キュッキュキュー!キュイーー!」



 ……完全にあいつらだな。まあ、ちょっと見てみるか。


 俺達は遠目から昔……いや、まあちょっと前くらいの仲間である太刀魚、ポーー、そして紅葉の戦いを見る。


 まず太刀魚は前まで着ていた装備を一新していて、今までは普通に鎧と大盾、そして青色の魔導書だったのが銀色に光る鎖帷子と大盾、そして青い宝石が複数個埋まっている魔導書を手に取って雨を降らして戦っている。恐らく水魔法から取れる小雨(ライトレイン)、もしくはその強化版である水流魔法の(レイン)か大気魔法の霧雨(ミスト)の3択であるが粒が大きい為雨だと思われる。……あれ、一見普通なんだけど全部酸だから強力なスリップダメを引き起こすんだよなあ……


 さて、次にポーーだが……装備はあまり変わってない。ついでに言うと戦い方も変わってないな。近距離で大剣で叩き切る感じだ。まあ、ポーーは今回武器が変わったくらいか?今までは禍々しい紫の大剣と真っ黒の短刀だったのがこれまた銀色に光る大剣を持ち灰色の短刀を腰にしている。


 最後に紅葉は……まあ、大きくなったかな?前は少し凹んだバランスボールサイズだったのが今じゃあパンパンに空気を入れたバランスボールサイズに……え?例えが分かりづらい?……気にすんな。


 閑話休題


 さて、そうこうしているうちに土砂崩れ鰐もだいぶ弱ったようで動きが鈍くなっていく。

 そこに2人と1匹の無慈悲な攻撃により、あえなく倒された。


 太刀魚「いやー、やっと初めて討伐できましたね。」


 ポーー「そうだな……てなると思ってるのか?」


 太刀魚「はっはっは。まあ次に出た個体をちゃんと我々だけで倒せばいいでしょう。さて、素材も入手した事ですし、いったん帰りましょうか。」


 ポーー「ああ、そうだな。……ん?」


 あっ、ポーーと目があった。


 ポーー「あの……一さん達……ですか?」


 太刀魚「えっ、ポーー、一さん方、い、いつからいらっしゃったで、ですか?」


 いや太刀魚驚きすぎだろ。いらっしゃったですかって……


 一「あ、ああ、さっきだな。」


 うp「だな、でさあ、太刀魚達は土砂崩れ鰐狩ってたからレベル上げ中か?もしくは金稼ぎとか……」


 ポーー「そうですね……まあ、だいたいそこら辺ですかね。」


 金か……まあ、俺らみたいに賭博で荒稼ぎした訳じゃ無さそうだし、今結構土砂崩れ鰐の素材は需要があるからな。ちょくちょく俺らのクランに欲しいってやつが来るからな。……まあ、なんか上から目線のやつしか居ないから断ってるが。


 太刀魚「ところで、一さん方は?ここに来ても土砂崩れ鰐の素材はもう腐るほどあるのでは?」


 一「まあ、そうなんだがな。ちょっと技とか魔法の練習がてら適当な奴でも狩ろうってなって……」


 ポーー「今の幻次中トップクラスの魔物を練習がてら……?我々でもまあまあ苦戦はするのに……」


 太刀魚「ポーー、その辺にしておいた方が良いですよ?そもそも一さん方のおかげで土砂崩れ鰐ともまともにやりあえる訳ですからね。」


 俺ら何かしたっけ?うpと俺がそんな顔をしているからか説明してくれたが要は土砂崩れ鰐式レベリングらしい。……そう言えばやったような……やってないような……


 太刀魚「アレがあったおかげで我々も結構レベルアップしましたからね。」


 一「そうか?そう言ってもらえると嬉しい限りだな。」


 うp「まあ、そうだな。」


 これで成長する機会が失われた!どうしてくれるんだ!とか言われたら俺達も今後の付き合いに支障が出るからな。よかった。本当によかった。


 その後俺達は一旦最初の街に戻りながら大会後に色々した事をお互い話す事となった。……え?黒魔法を試さないのかって?いや、土砂崩れ鰐に試しに来たのに倒されてるならまた1時間リスポーンするのを待たないといけないし、なら一旦帰って太刀魚達の用事でも済ませておこうか、と言う話になった、うん。


 太刀魚「あの大会後は大変でした……リアルが。」


 まずは太刀魚がその一言から負のオーラを纏いながら話し始める。……おかしいな。人の目ってあんなに濁るもんだっけ?何故かポーーの目も濁ってきてるし……

 その後仕事での上司からの執拗な嫌がらせやらなにやらで疲労してこのログインも何日かぶりらしい。……凄かったな。喋ってるっていうか口から漏れてるって言った方が良いくらいのヤバい発言ばかりだった……今度からちょっと優しくしようかな?


 太刀魚「ですからあまり今の幻次の環境がどうなっているのかわからないのですよね……クランとかを導入したってのは知っていますが……」


 一「お、おう、そうだな……辛かったらいつでもここにきて良いからな。俺達が聞いてやるから。」


 うp「太刀魚……ポーー……お前ら頑張ったんだな……」


 ポーー「ありがとうございます一さんうpさん……なんかその一言で報われた気がします……」



 その後我々がした事を話すと二人はちょっと引いていた。なぜだ。


 うp「いや、何故って顔をしているから言うがまずクランとか作ったのはいい。だが普通25億も出して最高のやつは買わないから。9000回もガチャは回さないからな?」


 太刀魚「いや我々はキャド王国の方で驚いていたのですが……」


 一瞬うpの説明で完全に納得した!と思い込んでいた自分が恥ずかしい。そうだよな。そっちもだよな……


 一「いや、まあその時のノリで……」


 太刀魚「その場のノリで一つの王国を潰すのはどうかと思いますよ?」


 ポーー「まあ、一さんはたまにはそう言うところありますから……」


 やめてー!その人を憐むような目で見るのはやめてー!


 閑話休題


 そんなこんなしてるといつのまにか街についたので後でうぽつ集合にして俺達は別行動する。


 うpは「また銃ゲットしてくる!」と言ってどこかに行ってしまい俺はその間暇なので適当に街をぶらぶら歩く。……お?薬屋?所謂回復するアレだろうか?ちょっと店員っぽいおばちゃんに聞いてみよう。


 一「すみません。これらってどう言う効果なんですか?」


「え?そうさねぇ……例えば、これなんかはちょっとした怪我にいいね。」


 そう言って適当な飲み薬の様なものを出す。


 一「そうですか……」


 ふむ……一旦鑑定して見るか。


 HP回復薬【軟膏】

 HP回復 5/min 1分


 ……えっ、塗り薬なのかよ。


「後はこれなんかは風邪に効くしこれは魔力をちょっと補填するために使うね。」


 風邪薬【粉】

 状態異常「風邪」治癒 状態異常「睡眠抵抗減少」確率付与


 MP回復薬【ポーション】

 MP回復 1/s 20秒


 う、ううむ……言っちゃあ悪いが微妙か?いや、まあ、MP回復手段はほぼ無いに等しいし、とりあえず買っておくか。……なんでこのゲームほぼ自然治癒が無いんだろうか……


 一「なるほど、とりあえずこれらを一つずつください。」


「あいよ、6600マルクね。」


 たっか!!!



 うp「どうした?なんか元気ないな。なにかあったか?」


 一「いや、なんもない……なんもないよ……」


 一般の人はアレくらいよく買うんだろう。そもそも素材が貴重なんだ。そうだそうに違いない。……はあ……高いなあ……いやまあ安いかもしれないけど……


 閑話休題


 俺達はうぽつに入る。今回は普通にちゃんと表から入ったのでそこそこな人がいたが幸い並ぶ事はなく入れた。中では香ばしいステーキやスープの匂いがくる。かなり。


 うp「やばいな普通に腹が減ってきた。」


 一「それはわかる。昼飯は食ってないしな。」


 適当に店内を見回すと太刀魚とポーーが座っていた席があったのでそこに座る。


 太刀魚「さて、全員揃いましたし、一つ、よろしいですか?」


 ポーー「どうした、腹でも減ったのか?この微妙な時間に。」


 ちなみに今は朝の10時なのでたしかに微妙ではある。


 太刀魚「違いますよ!」


 ポーー「あははははっ、悪い悪い、話を進めてくれ。」


 太刀魚「全く……さて、一さん、うpさん。一つ、お願いがあるのですが。」


 一「ああ、どうした?」


 太刀魚「我々をクランに入れてもらっても 一「勿論。いいぞ?」……はあ、よかったです。断られたらどうしようかと……」


 いや、自分でクランをやったって言ったあたりからソワソワしてたし、なんとなく予想はしていた。まあ、そもそも久しぶりに会った時にクランの件についてどうしようか迷ってたし、よかったって感じだな。


 一「いや、こっちから誘うのも考えてたんだ。断る道理がないな。」


 うp「まあ、当然だな。」


 太刀魚「ありがとうございます。……して、他のクランの方はいらっしゃるので?」


 一「ああ、2人ほど。」


 太刀魚「ではそのお二方にご挨拶をしたいのですが。よろしいですか?」


 一「そうだな。ちょっと確認してみる。」


 俺はメニューからメッセージを選択し、2人をクランのメンバーにしたい事を伝え、今から会えるか確認……した所なんとあっちでもクランのメンバーを1人追加して欲しい!という状況になっているらしく、とりあえず寺に集まってもらう事にした。


 一「しっかし、俺らのクランに入りたいって言う輩は多かったが2人の推奨か……誰だろうな?」


 太刀魚「そのお二方にはかなり信頼をお持ちになられていますね。どの様なお関係で?」


 ポーー「おいおい、別にそんなもん聞くほどでも無いだろう。」


 うp「ま、気にすんな。結構強いし、」


 俺達が寺の中の一室で待っていると扉が開き、モブAとうぽつ、そしてもう1人が入ってくる。


 その見た目は赤髪のボブカットで目はブラウンの茶色いローブを見にまとった腰に短杖を差した…………あれ?


 モブA「すまない。ちょっと人が多くて遅れてしまった。……ああ、成る程。太刀魚とポーーならこのクランに入っても問題はないな。」


 一「だろう?それと……モブ……Dさん?だったっけ?」


 モブD「そう……私は……モブDです……クランの件、どうか……よろしくお願いします……」


 一「ああ、今後ともよろしくな。」


 うぽつ「えっ…………えっ?モブAさん?ちょっとよろしいですか?すみません、一さん、少し失礼します。」


 モブA「あ、ああ、わかった。」


 ポーー「な、なあ、彼女って、多分 太刀魚「いや、まあ、そうだったとしても、良いんじゃないですかねえ……,」えぇ……」


 うp「なんだ?彼女らはモブAとD、そしてうぽつっていうんだがモブ達の方は説明いらんだろ?」


 ポーー「ああ、はい、そうですね……」


 うp「なんだどうした?……まあ、うぽつについて、ある程度知りたい事とかあるか?」


 太刀魚「はい……じゃあ色々お願いします」


 うp「色々か、そうだな……うぽつは俺の妹で ポーー「妹!?」あ、ああ、そうだが?」


 太刀魚「あ、いえ、続けてください。」


 うp「ああ、それで……」



 一「え?なに?この状況……」

はい、後書きです!

今回はですね!新クランメンバーを3人程!追加という事になりました!イェーイパフパフ!……まあ、全員既存のキャラクターなんですけどね。知ってました?太刀魚君とポーー君は前回最後に出たのから1年は経過してるんですよ!いやーよかったよかった……(この話自体は全然時が進んで無いんですけどね。)

次回、女子会Part2

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