5話 チュートリアル 戦闘編
主「一回書くごとに文字が増えていく。まるでワカメか?」
草兎「キュイ!(んなわけないっしょ、全部あんたの計画性のなさを恨みな。)」
一「イヤアアアァァァァ、シャベッタアアアアァァァァ。」
アイ「一様⁉︎どうかなされましたか?」
はいを押すと出てきた草兎。草兎はサッカーボールより少し大きいくらいで、薄い緑色の毛皮に蒼い目をしている兎だ。場所はチュートリアル場所のなだらかな草原。草兎は辺りを見回している。俺はとりあえずアイに聞いてみた。
一「まずなにをすれば良いと思う?」
アイ「はい。一様ならまずは鑑定をしてみたら良いと思われます。」
鑑定か。よし、まずは草兎に鑑定をしよう。
一「わかった。鑑定!」
すると草兎のステータスが出てきた。
草兎 HP300 MP80
STR50 DEF20 INT20 MND30 AGI100 DEX60
種族特性 (脚術) (紅葉化)
だった。敵のHPは俺らと違ってある程度決まっていて多少上下する程度らしい。
一「よし、まぁ奴のステータスがわかったし一旦牽制でも撃ってみるか。光弾!」
とりあえず光弾を撃ち込む。すると高速で三発の弾が出て草兎の胸に吸い込まれるかのごとく当たった。ダメージは164ダメージが、三回らしい。すると草兎は一瞬で光となって目の前に【草兎を倒しました。もう一回しますか?】と出る。
一「……いやいやいや、あっけなさすぎるだろ。アイ、もう一回行くぞ。」
一「……はっ、はい。了解しました。」
というわけでパネルのはいを押す。すると草兎がでてくる。今度は違う魔法も試すことにした。
一「さっきは呆気なく終わったからな。頑張ってくれよ草兎。」
そう言い走り出す俺。すると草兎も俺に気付いたのかこっちに走ってくる。そして衝突まであと少しという所で俺は少し後ろに下がり、
一「今だな。闇玉!」
闇玉を放った。すると草兎は闇玉に勢いよく突っ込んでいった、と思ったら闇玉が爆散した。
びっくりしていると草兎に940ダメージの表記と一緒に思いっきり後ろに吹っ飛んでいき地面に激突した瞬間光になり、また目の前にあの文字が出る。
ダメージが猪先生の事を笑えない数字になってしまったな。
今度は武器を試したいので、またはいを押す。そして草兎が出てくる。
草兎が出てきて、さっきと同じ衝突一歩手前まできた所で、草兎が跳び蹴りをかましてきたのでするっと横に避けて俺の武器で突く。
当たったがダメージは100だった。まあまあだな。これが普通なんだと俺は思う。
そんな事を考えていると、草兎の体がほのかに赤く染まっている。これが紅葉化か?
すると、草兎が急に動きが速くなって思わず蹴りを食らってしまう。17ダメージだ。中々痛い。
一回立て直そうと草兎を見ていると、横から急に魔力の塊が飛んできて草兎を貫いた。すると【草兎を倒しました。今度は2羽と戦いますか?】と出てくる。
色々驚いていると横からアイがきた。
アイ「大丈夫ですか?とりあえず敵は倒しておきましたよ。」
一「……あの?アイさん?ちょっとステータス鑑定させてもらえませんか?」
アイ「?どうしました急に。別にステータスくらいなら喜んで見せますよ。」
と言ってステータスを見せてもらった。
アイ 女 妖精【始祖】 LV1
HP.22/22 MP.770/770
ステータス(カッコ内は補正値)
STR(筋力) 15+(-4)
DEF(耐力) 15+(-4)
INT (知力) 60+(225)
MND(抗力) 70+(297)
AGI (敏捷) 70+(333)
DEX(器用) 70+(297)
LUK(運) 208
種族特性
【妖精】(妖精の羽根)(妖精の生命)(魔力喰らい)(経験下手)
スキル
【特殊】鑑定
【魔法】無属性魔法 付与魔法 補助魔法
【信仰】祈り
【隠密】潜伏
……うん、強いね。まず、さっき飛んできた魔法は、魔玉と言い、無属性魔法のLV1ボール系らしい。他にも付与魔法の属性付与、補助魔法の能力強化、祈りの回復の導きがある。属性付与は、MPを20消費し、基本属性の、火、水、風、土、光、闇、無の七つの属性を付与する効果で魔法にも効果があるらしい。能力強化は同じくMPを20消費して、一つのステータスを1.5倍にするらしい。中々に強いが、そのかわり攻撃一回分らしい。特性を聞こうと思ったが、4つとも自分用らしい。なら今は聞かなくてもいいな。しかし……
一「なぁ、一つ聞くが始祖って全員こんなLVなのか?」
アイ「いえ、これは召喚者のLV以上だと自動的に召喚者のLVに合わせます。」
そうか、俺が原因だったのか。なら明後日はとりあえずLV上げから始めるかな。
まぁ今回はとりあえず色々と試そうと思う。
一「じゃあアイ、次草兎が来たら能力強化でINTを上げるのと属性付与で闇属性を俺にかけてくれ。」
アイ「はい、了解しました。」
そうして出てきた草兎君2体。すると身体が光に包まれたと思ったら今度は闇に包まれた。これが能力強化と属性付与の演出なのだろう。まぁとりあえず片方に、光弾を撃ち込む。ついでにMPを20注ぎ込んだので、(天の裁き)は適応されるだろう。10だけ注ぎ込んで何かの手違いで(魔の導き)がでても今は意味がない。適用まぁかなり高速で発射される弾を草兎が避けられるわけはなく、奴に三発入った。さらにそこから草兎に雷が、3発落ちた。ダメージは、319+225ダメージが一回と164+225ダメージが2回となった。まずまずだな。ただ能力強化は一回限定なのがちょっと微妙かな。
一「なるほどな。じゃあ今度はさっきのコンボの光属性版頼むわ。」
アイ「はい、了解しました。」
すると今度は光に包まれた後さらに光に包まれる。俺一人でピカピカしていると言ったら伝わるだろうか。
閑話休題
俺はさっきいたもう一体の草兎が跳び蹴りをしようとした瞬間にカウンターのごとくMPを20注ぎ込んだ闇玉をぶつけた。すると闇玉が爆散して飛んで行った先で雷に打たれて1715+225ダメージという表記と共に光となっていった。
一「ここまできてやっと猪先生のダメージに近づけるのかよ。とりあえず疲れたわ。」
アイ「まぁ頑張られましたので仕方がないと思いますよ。」
アイもそう言ってくれるので俺はあの文字に対していいえを押す。するとどこからともなく猪先生が現れた。
猪「おめでとう!よく頑張ったな!」
……なんか嬉しくないんだが。
一 男 キマイラ【オリジン】(天使 悪魔 人間) LV1
HP.104/121 MP.443/483
ステータス(カッコ内は補正値)
STR(筋力)30+(60)+10
DEF(耐力)15+(16)+5
INT (知力)120+(324)+5
MND(抗力)15+(24)
AGI (敏捷)60+(116)
DEX(器用)60+(95)
LUK(運)238
種族特性
【天使】(天使の羽)(光属性強化)(天の裁き)
【悪魔】(悪魔の翼)(闇属性強化)(魔の導き)
【人間】(経験上手)
称号
妖精【始祖】の祝福
スキル
【特殊】召喚 (妖精【始祖】) 鑑定
【武器】杖術 農具術 【魔法】光魔法 闇魔法
【生産】農業
データ消えるとか色々あったんで、中々に疲れましたね。今回からキャラの倍率はここに書いていく事にしました。ここで書くのは鑑定でステータスを見たor普通に見せてもらった場合のプレイヤーと、特殊NPCに絞ります。ご了承ください。
妖精
STR0.3 DEF0.3 INT1.9 MND2.1 AGI2.3 DEX2.1
始祖、全ステータスに2.5倍
次回、チュートリアル終了、そして二日後
追記、アイのステータスを修正しました。
さらに追記、色々修正しました。