63話 第一次超ガチャ回 続き その後 困惑
主「今回は特になし!」
ジョー「なっ、えっ、そんな、ウソでしょ?」
主「本当です。」
こ、このステータスは酷いな。改造した光魔法と一つしか持っていない魔法以外全ての魔法の数が統合されて凄い事になっている。しかも結局合体してないし、何か条件が他にもあるのだろうか。……仕方ない。後で調べよう。
さて、いよいよ本格的に頭がおかしくなりそうな所で最後、☆4といこう。
まあ、その前に一度どんなものを引いたか、と言うのを説明しよう。
俺が当てたのは
武器系、3種類
装飾品系、3種類
アイテム、2種類
アイテム? 1種類
と、なった。……アイテム?とはなんだ、だって?それは後で説明しよう。
最初は武器でここにあったものは、
まず「銀世界、霏霏」という全ステータスを1.1倍して攻撃時相手のAGIを0.75倍にするS&W M500を藍色にして所々白い斑点のあるリボルバーで「この力で……私は……帰るのよ……」と「さあ!凍りなさい!砕けなさい!」という技が使える。
次に「ザ・スカイ(レプリカ)」というSTRとDEXを1.2倍し攻撃時相手が飛んでいれば必ず撃ち落とすことができる橙色の弓。
最後に「アクア・ダガーズ(レプリカ)」というステータス補正はないが攻撃時相手に水属性追加攻撃をすることができる刃が青い刺突用ナイフを6本。
という感じである。……若干のミリタリー要素と技、そしてレプリカについてはもう気にしないようにする。今までうpの腕とかもうガッツリとミリタリー要素だし技もまだこういうやつでロケットとサイコロは使ってないしな。レプリカはわからん。
閑話休題
そして次に装飾品だが、
「妖集王冠(レプリカ)」というちょっと前大会で出てきた王様の冠みたいなやつで性能は特にない……まあ、そもそも装飾品……というか装備以外にはほぼ(ジョーからもらったブレスレット、ロケットとサイコロは除く)効果ないしな。……というかブレスレットそう考えるとチートだな。あれ能力だけ見ても化け物だしジョー呼んで瞬間的なバフで殲滅できるし……。
閑話休題
まあ、要はただのオシャレ装備ってところだな。まあ、レプリカってついてなければ強いかも知れないしな。
次は「ただのぼうし LV0」という名前で効果としてはなにも無いのだが、最後に+【 】の【 】 ???????という一文がある黒いハンチング。
そして「【 】の【 】」という名前の鍵で「【 】!【 】!」という技が使える。どうやって発動するとかはわからないが。普通にいつも通りに発動すればいいのか?
まあ、これにも+ただのぼうし LV0 ??????? という文も書いてある。……くっつけてみるか。
俺はこう、良い感じに帽子の上に鍵を置いてみると例によって例の如く光を放ち収まってきたやつのステータスは
【はじまり】と【おわり】のぼうし 【LV0】
(STR+0)
「さあみんな!行こうか!」 使用不可能
「この力は!僕一人の力じゃない!みんなの!力なんだ!」使用不可能
「ここからが私の時間だ!」使用不可能
「力だ!この力だ!ああ!これが!私の力だ!」使用不可能
という様な感じの頭に鍵マークのついた黒いハンチングになった。……なったじゃねえ!いやいやいやいや!おかしいおかしい!さっきからツッコミどころ多かったけどまあ色々毒されてたよ!
そうだよ!銀世界、霏霏だっておかしいんだよ!霏霏なんだよ!読めねえよ!当て字とかないのかよ!さっきからんふんふって感じの発音で誤魔化してるけどどう読むんだよ!それ以外のことは諦めるけどそれだけ教えてくれよお!
そして全部使用不可ってなんだ!今まで使えてたろ!どうしてなんだよ!やっぱりどうにかしてLV上げないとだめなのか!どうするんだよ!敵にコレでダメージ与えないとだめなのかよ!
「ど、どうしたの?大丈夫?いきなり身体中から負のオーラが出てきたけど……」
ん?……ああ、魔導書か。
一「え?いや、なんでもない。大丈夫だ。うん。」
「そ、そうなの?」
一「ああ、もちろんだとも。」
そうだ。一旦冷静になろう。
そもそもこれの見た目自体は意外と悪くはない。黒いハンチングだしな。まあ……俺今かぶったら尋常じゃなく似合わないだろう。そもそも俺つなぎだし。今度フロンとかそこら辺に装備作ってもらうかな。
さて、次にアイテムだがこれは意外と変なアイテムだった。
まず、傲慢なる魂(偽)というアイテムで効果は天使、又は悪魔がこれを使用すると種族が一つ進化し、持ってなければどちらかの種族スキルを一定の確率で入手できるらしい。……俺の場合なんか一回で最高ランクまで行った感じの名前しているからか元々これの上位的アイテムを使用したからかはわからないが効果はなかった。
次に災厄の名札というアイテムで効果は魔物にこれを使用するとネームドにすることができる……というもので正直使い所に困る。
そしてアイテム?だが……正直意味がわからん。
まず当たった時の名前が
☆☆☆☆ 灰龍
となっていたのだ。……一旦魔物かなんかだと思うだろう。俺もそう思った。まあガチャで魔物とか召喚でもできる様になるのか?と、そう思って出してみるとそこには大きな灰色の卵があった。……
一「いや、え?なにこれ?卵?いやまあそうなんだろうけど、どうしろと?」
ちなみに鑑定すると
灰龍の卵【LV10】 H600 MP0
STR0 DEF1200 INT0 MND0 AGI0 DEX0
種族特性(龍卵) (魔力吸収)
というステータスでアイテムではない。完全なる魔物である。
一「これ、どうしよう……」
「そ、それ、龍族の卵?」
一「ああ、そうだ。……まあ、これどうしようか迷う 「それは育てたほうがいいに決まってる!」お、おう……」
そうか、食べたら永続的に能力UPとか考えてたがここまで言われたら……ねえ?
一「なら育てるが、育て方はどうするんだ?」
正直やり方がわからん。
「そ、それは大丈夫、龍族は育て親の種族に近くなるから。」
一「そうか、なら意外と簡単だ……いやそれはおかしいだろ。どういうことだよ。人が育てたら龍人にでもなるのかよ。」
「そ、そうだよ?」
一「そ、そうなのか……なら俺が育てたらなんになるんだろうな?……まあ、孵化してから考えるか。孵化は普通に温める感じで良いのか?」
「え、う、うん。まあ、与えるのは熱じゃなくて魔力だけど……」
魔力、おそらくMPの事だろうか?
一「しかしダンジョンみたいだな。あっちは体力も減るけど……」
「た、たしかに……という事は何か関係があるのかな?うーむ、コアはたしか二つとも……」
おや?どんどん魔導書の声が小さくなっていく。
「ご、ごめん、ちょっとダンジョンに戻してくれない?」
一「ああ、別に良いが……どうした?」
「い、いや、ちょっと、気になった事があって……」
そうか、なら仕方がないな。
俺は魔導書をダンジョンに送り返し、その後ざっくりとアイテムを整理してこの日はログアウトした。
一「さて、どうしたもんかなあ……」
昇「どうした?なにかゲームで進展でもあったのか?」
一「え?ああ、そうだな。色々あったな。ダンジョン二つ目を入手?したし、その後ガチャを相当数引いたな。」
昇「ほうほう、それで?」
一「あと……なんか焦げ臭くないか?」
昇「え?あっ、ちょっとまってろ。魚が焦げたかもしれん。」
その後、俺たちは少し焦げたワカサギを食べながら今日、色々あった事を話し、夜は更けていった。
昇「お前……色々やりすぎだろ……」
はい、前書きがネタ切れになって主人公がどんどんとやばくなっていくことになってきた後書きです。
さて、新年明けました!おめでとうございます!……まあ、だいぶ前なんですけども今年も頑張ってやっていきたいなあ〜っと、考えてます!
次回、……どうしよう。




