62話 第一次超ガチャ回
主「ぬわー!捕まったー!」
ジョー「捕まえてやったぜ!」
アイ「いなかった間何してたんですか?」
主「運転免許取ってた。」
ジョー「ほーん……で、取れたの?」
主「……聞かないでくれ。」
さて、ガチャである。
俺は正直運がいいとは言えない。前回のうpの様なことはまずあり得ないだろう。
しかし、それでも回数というものがある。いくら確率が1〜0.1%だったとしても、それでも数をこなせば当たるというものである。……まあ、魔法習得になに考えてんだって話なんだが……
閑話休題
俺は今かなり金を持っている。具体的に言うと約19億マルクちょい持っている。俺は今回これのちょいの部分、967万マルクを使用したいと思う。……まあ、回数で言うと9670回だ。
さて、やっていこうと思う。
やり方はまず一度9670回分のガチャをし箱を出してその後中身を見る。という感じでとりあえずガチャを回しまくる。
……と、いうわけなのだが、最初気分を上げる為に一度回したものが目の前に箱という形であるのでとりあえず中身を見ていく。
☆ 砂糖10g
☆☆ 3360マルク
☆ じゃがいも10個
☆ メロン1玉
☆ 土1t
☆ 5マルク
☆ 砂糖大根7個
☆☆ 鉄の短剣
☆ かぼちゃ1個
☆ ナス4個
……いや渋いなこれ。
昔は10連にすることでお得になるとはガチャ画面に書いてあったが具体的にどういうものかを知らなかったので詳しく調べてみたら実際は10連を引くと確実に☆☆が2個出てお得になる……いや、そうでもないな。まあ、1個ずつやるよりは明らかに時間短縮ができるしこっちの方しかしないがな。
こうして、俺はガチャ10連をしまくった。回して箱を収めては回し、収めては回し……時々ぼーっとしたりしながらもとりあえずなんとか終わらせた。……ここからが本当の地獄だ。ただその前に一度外を見る。外はそれなりに日が落ちてきて暗くなっている。
一「そろそろ飯でも食うか……」
気分的なものである。確かこのゲームで空腹で死ぬ事は多分無かったかと思うがそれでも夕方には飯を食べたい。……まあ、実際ゲーム内時間で宿に入ったのが2時で今が6時だ。もうリアルだったら飯を食う時間だしな。
というかそもそもここの人にどう思われてんだろうか。部屋からずっと出てこないとか……いや、考えるのはよそう。
俺は1号室から出て……食堂に行く。
食堂は少し狭く感じたがそれでも他の客がいなく、中にはアリサちゃんとおっさんしかいないのでかなり広く感じられた。
アリサ「あっ、おとうちゃーん!おきゃくさまがきたですよ!」
「わかった。アリサ、注文を聞いといてくれ!」
アリサ「わかったです!おきゃくさま!なにをおたべになられますか!」
ふむ……確かアリサちゃんがこの店はオリジナルメニューがあってとってもおいしいらしい。
一「じゃあさっき言ってたオリジナルメニュー?で頼むよ。」
アリサ「わかりました!おとうちゃん!おりじなるめにゅーひとつです!」
「い、いいんですか?アレ結構人を選びますよ?この町で好きなの私とアリサくらいですし……」
いや、どんなメニューなんだよ。
一「え……ちなみに何を使うか説明してもらえるか?」
「あー……わかりました。驚かないでくださいね?」
一「わ、わかった。」
なんだろう、そこまで言われると気になるな。
「実はですね……うちのオリジナルメニューには アリサ「やりいかさんがはいっているです!」お、おい、アリサ!」
え?ヤリイカ?あれ味は結構いけたと思うんだが?
一「ヤリイカがどうしたんだ?」
「え?驚かないんですか?」
いや、まあ、安らぎの槍烏賊からしてなんとなく察してたっていうのもあるが
一「ここらじゃあまりヤリイカ食わないのか?」
「いえ、そう言うわけではないですが………………一つ、話を聞いてもらえますか?」
一「ああ、飯を食いながらでいいな 「ありがとうございます!今すぐ作ってきます!」……行ったか。」
アリサ「おとうちゃんうれしそうです!ありがとうございますです!」
一「ああ、かなりうれしそう 「できました!」いや早いなおい。」
この速さもはや作り置きレベルじゃないか?……まあ、湯気も立っているし問題ないか。……というか
一「いい匂いだな。」
イカが焼けた食欲をそそる匂いがする。昇だったらこれと日本酒だけで多分1日飲み続けても飽きずに飲み続けるだろうな。
閑話休題
メニューはヤリイカのイカ焼き、それに色々な魚のあら汁とご飯と漬物だ。
一「うん。旨そうだな。早速食べるとしよう。」
「で、では私も話してよろしいですか?」
一「ああ、いいぞ?」
と、言うとおっさんが聞くも涙語るも涙……とまではいかないが
曰く、この街で育ったおっさんは店を経営しながら結婚し、幸せな生活を送っていたのだが、少し前にとある貴族がきてから何故か相当運が悪くなり、嫁が変な男に寝取られ、今までなかった借金が増えて、宿にも変な現象が起こると言う噂が立ち人が来なくなったそうな。
一「そりゃまあ、酷いこったなあ……」
「ええ、ですがこれも試練です!こうやって貴方が来てくれて私もそう思えるようになりました!ありがとうございます!だいぶスッキリしました。」
一「まあ、人に話すと楽になる事もあるよな。……さて、飯も食ったし、部屋に戻るかな。」
「はい、わかりました。」
俺はゆっくりと部屋に戻る。
一「……完全に貴族のせいだろ。」
「そ、そうだと思うよ?あの家族、呪われているみたいだし……」
一「はあ、そう……いやちょっと待て、呪われてるってどう言う事だ?」
今悲しい親子の物語の確信をつくような発言しなかったか?
「そ、そんなこと言われても、呪われているのは呪われているって事だよ。誰が、とかはわかんないけど。」
一「どういう呪いなんだ?」
「お、恐らくだけど、運が悪くなる呪いじゃないかな?」
一「なにそれこっわ!」
今からガチャしようとしている所でそれにかかったらもう色々終了のお知らせだったな。危ない危ない。
「ま、まあ、アレくらいのショボい呪い程度なら治せるけど治してあげていい?」
え?うーん……
一「そりゃ治してやりたいが、元凶を断たなきゃ意味ないだろ。」
……まあ、元さえ断てばさっさと治してやりたいし、そうなったら協力してもらおう。
「そ、そうだよね。ごめん。」
一「いや、まあ、別にその発想は好きだぞ?俺も救ってやりたいしな。……まあ、今はこれやるか。」
といって、俺はおもむろにガチャの箱の中身を開封していった。
一「や、やっと終わった……」
「お、お疲れ様?け、結局なにやってたの?」
一「ああ、俺はな、今移転者の秘術を使用したんだよ。」
俺は、4時間の戦闘の上どうにかして全部開封する事ができた。……まあ、秘術って言うのはこう……なんか移転者が少し特別扱いされているからな。これでどうにかできるだろう精神で試しに言ってみた。
閑話休題
ガチャ結果はどうかと言うと、まず当たったアイテム総数が
☆4927
☆☆3822
☆☆☆910
☆☆☆☆11
でそのなかで恐らく名前から判断して魔法系の道具とか魔法系の武器は
☆0
☆☆267
☆☆☆130
☆☆☆☆3
となった。……まあ、結果はボチボチかな?まあ、☆4の確率が表示されてないからどうなのかはわからないがそれでも結構当たってる方だとは思う。……多分。
さあ、色々当たったものを見ていこう。
まず☆1だが……省略だ。
砂利、とか人参、とか見なくてもわかるものしか入ってないしせいぜい良かったものといえば当たった総マルク量が24,635マルクくらいだろう。
そして☆2は主に鉄の剣とかウッドボウなんかの武器や木の杖なんかの杖系統、更にはが出てきたがそもそも要らないとして総マルクが186,253マルク、そして魔法はスキル書【魔法】は省略するとして
火魔法×15
水魔法×13
風魔法×16
土魔法×12
光魔法×16
闇魔法×34
付与魔法×11
補助魔法×17
無属性魔法×21
回復魔法×18
だった。……うん。治癒魔法でたわ。目標達成したわ。と言うのと闇魔法出過ぎだわ。……いや、逆にこれは試せと言うことか?複数の属性を合わせて新たな魔法を作れと、そうガチャが言ってる……何言ってんだ俺。次だ次、次いくぞ。
☆3はだがここには純金やら宝玉やらの高級素材や解読の眼鏡と言った何かに使えそうなアイテム、更には玉鋼製の刀などの強力そうな武器が当たったがまあいつか使うとして今回のマルクは435,002マルク、そして魔法だが
火炎魔法×2 暴風魔法×1 大地魔法×1 水流魔法×2
閃光魔法×1 暗闇魔法×3 草魔法×1 鉄魔法×1
毒魔法×2 氷魔法×1 大気魔法×1 蒸気魔法×1
神聖魔法×1 邪悪魔法×1 強化魔法×1 虚無魔法×1
溶岩魔法×1 治癒魔法×3 泥魔法×1 熱風魔法×1
砂魔法×1 波紋魔法×2 雷魔法×2 使役魔法×2
物理魔法×1 理魔法×1
だった。うん。多い。
これ全部魔法だ。と言うか複合化された魔法が全部対象なのか?というか物理魔法とかよくわからない魔法とかあるんだが……まあいいか。
「す、すごい量の本……これ全部読むの?」
え?全部?うーん……
同じ魔法を覚えてそれを昇華させるのはやった事はないがこれだけあったら何かしらヤバい魔法を使えるようになるだろう。
よし、全部やってみるか。
一「あ、ああ。まあ読むっていうか使う、かな?」
「つ、使う?」
スキル書の使い方だが簡単だ。インベントリに入れて使用するか聞かれる。それから使用するとすれば使えそのスキルを入手することができる。
一「ああ、まあ……正直移転者が変な事やってるとでも思っといてくれ。」
俺はインベントリから魔法のスキル書を全部使用し、これで……これで……
一「何も変化ないな。」
一旦ステータスを見るか。
一 男 キマイラ【オリジン】(熾天使 魔王 人間) LV15+(1)
HP.155/155 MP963/963
ステータス(カッコ内は補正値)
STR(筋力)30+(94)
DEF(耐力)15+(16)+28(怒りの草兎のつなぎ)
INT (知力)220+(704)+302(真理の太極図「白と黒の兄弟」)+12(怒りの草兎のつなぎ)
MND(抗力)15+(24)
AGI (敏捷)60+(150)
DEX(器用)100+(180)
LUK(運)490
種族特性
【熾天使】(熾天使の羽【白】)(光属性強化【真】)(天界の裁き)(熾天使の光輪)
【魔王】(魔王の翼【黒】)(闇属性強化【真】)(魔界の導き)(魔王の角)
【人間】(経験上手)
+(怒り) (紅葉化)
称号
妖精【始祖】の祝福 【土砂崩れ鰐】の守り 強者殺し
名前持ちを初めて発見した者 名前持ちを初めて討伐した者 土砂崩れを堰き止めし者 ジャガーノート 紅葉を防ぎし者 末枯れ 熾天使「ルシファー」の意思を継ぐ者 オーバーキル 災厄を運ぶ農家の様ななにか ギャンブラーの鑑 運が味方する者 大会優勝者 男爵 伯爵 公爵 クランを初めて創設した者 完全なるクランへ 始まりのダンジョンマスター 少し有能なダンジョンマスター ギルドの一員
スキル
【特殊】召喚 (妖精【始祖】) 鑑定 飛翔
【武器】LV3 杖術 農具術【魔法】LV11 火魔法×15 水魔法×13 風魔法×16 土魔法×12光魔法×16 光魔法(改造) 闇魔法×35 付与魔法×11 補助魔法×17 無属性魔法×21 回復魔法×18 火炎魔法×2 暴風魔法 大地魔法 水流魔法×2閃光魔法 暗闇魔法×3 草魔法 鉄魔法 毒魔法×2 氷魔法 大気魔法 蒸気魔法 神聖魔法 邪悪魔法 強化魔法 虚無魔法 溶岩魔法 治癒魔法×3 泥魔法 熱風魔法 砂魔法 波紋魔法×2 雷魔法×2 使役魔法×2 物理魔法 理魔法×2 【生産】LV3 農業 【肥料浸透 肥料散布 酸度測定】
スキル【七つの大罪】傲慢(覚醒)
所持金1,900, 645,872マルク
な、なんじゃこりゃ……
はい、後書きです。
まさか……ガチャ回が終わらなかったとは……
と言うか引いた回数ですが正直自分でもここまで引くとは思ってませんでした。後☆4終わってないし……
次回、後編




