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61話 色々あったその後

一「なんだこれ。」

ジョー「どうしたの?」

アイ「どうかしましたか?」

一「いや、この紙……なんだと思って開いたらさ……」


主【探さないでください】


一「って……」

二人「えっ……」

 

 フラン「それで今もうすごい数の人がこの街に来て宿とかもうパンパンだ。いやー、参るな。」


 一「そ、そうなんだ……」


 俺はあの後魔導書と一緒に間違えてうちらのダンジョンボスの方も出してしまうなどのハプニングをしながらどうにか魔導書を連れて行けるようにした後みんなと別れアイを返した後一旦ログアウトして色々した。

 その後ログインしてある目的の為にとある情報が欲しくなりその情報を知ってそうなニンビットのギルドに戻ってきた。

 すると、何故かめちゃめちゃ混んでいたのでフランを探して理由を聞いてみた。すると「隣のキャド王国で謎の集中落雷があったらしいんだ。それで城や町の一部が壊れて落雷から逃げるためにここにくる人がいっぱいいるんだ、まったく、面倒な事だ……」と言っていた。……うん、完全に俺のせいだな。まあ反省も後悔もしないしこれからもこういった適当なプレイは多分今後もやるんだろうな……


 フラン「〜という宿がかなり曰く付きで……聞いてる?」


 一「え?ああ、聞いてる聞いてる。」


「ほ、本当?」


 一「あ、いやー……すまん、聞いてなかった。」


 フラン「いや、聞いてる聞いてないは別にいいんだよ。こっちが勝手に話しているだけだからな。そこまで謝る事でもないぞ。……というか今の声はは誰だ?サーマンではないのだろう?」


 サーマン?「そ、そうっすね。」


 フランはどうやら許してくれたようだ。

 さて、先程の声の正体だが実は……という程でもないがあの伝説の魔導書である。名前はない。……というか名前が伝説の魔導書なので近々普通に名前をつけてやろうとしたところいらないとい言われた。


 閑話休題



 そしてフランが口にした「サーマン」だが……実はサンドマンだ。格好は最初にあった時と一緒だ。

 なぜサンドマンがいるかと言うとサンドマンはこの街に張り込む際に折角だから人間が扱う魔法を多少なり知っておいて魔導書の予習をしときたかったらしく、現在魔導大学校2年生らしい……そう、生徒なのである。その大学校の生徒の卒業論文が終わってないらしく、他の2人はアイを召喚し返した後どこかへ帰って行ったがサンドマンはここに残って今は研究課題を探しているらしく、さっきたまたま会った時折角だからと一緒に行動する事にした。


 そんなこんなでこの街に俺がきた理由は単純。……まあどこでもよかったが魔法を入手する手段その2を実行したかったからだ。

 まあ、実際は魔法を入手できるかどうかわからないけどな。


 俺はフランに挨拶をしてギルドから出て先程フランから人気の無い宿を聞いて一つ心当たりがあるらしくそこに向かって歩いている。


「あ、あそこ?」


 サーマン「なんか……禍々しい雰囲気っす。本当にあそこでいいんすか?」


 フランから教えられた宿に行くとそこには白い壁の石造りで「やすらぎの槍烏賊」という看板があり、中からはおっさんの怒鳴り声が聞こえてくる大きな宿屋がある。……そんな変か?


「あ、あそこから何か悪意の様なものが見える……」


 サーマン「レプラコーンが見たら大喜びするっすね……」


 一「え?悪意とかお前ら見えるの?」


 サーマン「見える……というか感じるっすね。」


「よ、妖精族は魔力が見える……魔力には感情が乗る……だからわかる。」


 サーマン「へー、そうだったんすね。知らなかったっす。」


 一「すごいな。よく知ってたなその情報。」


 ここでどこで知ったとかは聞かない。なんか地雷踏みそうだからな。


「へ、へへへ……」


 サーマン「それで、あそこに行くんすか?」


 一「ああ、今人気の無い場所はあそこしか無いからな。行くぞ。」


 俺達は宿屋に入る。そこで見たものは従業員のおっさんがガラの悪いおっさんにいちゃもんをつけられている所だった。


「おい!結局いつになったら借金かえせるってゆーんだよ!」


「そ、それは……」


「全くよお……さっさと100万マルク!返してもらいたいんだが!」


「え、そ、約束が違うじゃ無いですか!元々は98万5千マルク……ん?」


「あ?そんなもん利子で増えた……なんだ?」


 俺達はおっさん達の掛け合いを見ていたらこちらと目が合い柄の悪いおっさんの方がこっちに来た。


「おい、見せもんじゃねえぞ。」


 一「ああ、すまない。ここに泊まろうと思っていたんだ。」


「えっ!」

「なんだと?この宿に?客が?ははっ、おいおい、冗談だろう?」


 一「いや、普通に泊まろうと思ったんだが……ダメだったか?」


「い、いえ!問題はないです!」

「はあー、わかっちゃないなあ!」


 一「うん?どういう事だ?」


 おそらく柄の悪いおっさんはこの宿に泊めたくなさそう感はすごい感じるがその上でどの様な言い訳をしてくるかが気になる。


「あのな?ここの宿には夜、出るんだよ。」


 一「何が出るんだ?」


「いや、そんなもん一つしかないだろう。」


 一「ふむ……サーマン、何が出ると思う?」


 サーマン「え?いやー……わかんないっすね。」


 一「そうか……ちなみにここの宿は一泊いくらだ?」


「え、い、1人一泊16600マルクだ。」


 ふむ……ちょっと高いくらいか?いや、ここら辺でメジャーな草兎の串焼きは大体1本200マルクくらいだしそう考えるとだいぶ安い?いや、もう考えるのも面倒だな。そもそも一般のRPGなんざ一泊10円のやつとかあるしな。


 一「わかった。サーマンはどうする、泊まるか?奢るぞ?」


 サーマン「え、遠慮するっす。まず学校寮あるっすから……」


 一「あ、そうだった?なら辞めとくか。」


 サーマン「そっすねー。じゃ、オレはこんなもんで帰るっす。」


 そう言ってサーマンは帰って行った。


「あ、あの、で、どうなんです?」


 一「ん?ああ、泊まるよ。一人で。」


「お、おい!本当に泊まるのか?知らないのか?ここの噂を!」


 一「知らんし別に興味も無いな。先払いか?」


「い、いえ、後払いです。」


 一「そうか、わかった。」


「お、おい、本気か?」


 一「ああ、本気だ。」


「あ、あの、本当に泊まって頂けるのですか?」


 一「ああ、泊まるぞ。」


 まあ、正直さっきの柄の悪いおっさんのお、おい、本気か?のトーンが本気だったので怖いものもあるが今回は人がいない静かな場所が良かったからここじゃなくてもいいんだが折角だし…….なあ?


「けっ、後悔しても知らねえぞ?」


 一「大丈夫だ。後悔なんざしないし仮に後悔してもまた違う事すればいいしな。じゃあとりあえず鍵と一緒に案内してくれないか?部屋がどこかわからないんだが……」


「はい、案内させます。おい!アリサ!」


 従業員のおっさんがそういうと奥から小学生前くらい女の子が出てくる。


 アリサ「はい!おとうちゃん!なんですか?」


「このお客様を1号室に連れて行ってくれないか?」


 アリサ「わかりました!おとうちゃん!がんばります!」


「ああ、頑張れよ。」


「チッ」


 アリサ「おきゃくさま!こちらにいちごうしつがあるのでついてきてください!」


 一「ああ、頼むよ。」


 と、連れられて1号室に着く。扉を開き中を見る。

 中はそれなりに広く結構悪く無いと思う。


 アリサ「ここがいちごうしつです!かぎはこれです!ごようがあったらおとうちゃんにいってください!えと、それと、あと、あと……」


 一「そうだな、食事はどうなんだ?こっちから食堂なんかに行くのか?」


 アリサ「あっ!そうです!ありがとうございます!どわすれしちゃってたです!」



 そして、料理はなにが出るとか聞いた後


 アリサ「では!またあいましょうです!」


 一「ああ、わかった。………………行ったか?」


「い、いったよ。」


 俺はアリサが行ったのを魔導書に確認させて俺は鍵をかけ魔法を習得……するかもしれない準備をする。……とは言ったもののほぼやることはないがな。


「と、ところで、どうやって魔法を習得するの?」


 一「ん?言ってなかったか?……いや、言ってもわからないと思うぞ?」


「そ、そうなんだ。」


 一「ああ、悪いな。これが移転者……プレイヤーの特権といった感じかね。」


 俺はメニューを開き、ショップを押す。

 そして、俺はおもむろにマルクガチャの10連を押した!

はい、ガチャでした。初めて所々伏線っぽい何かを入れてったんですがどうですかね?わかりました?

そしてあと最近リアルで用事がありすぎて辛かったんですが昨日やっと全ての用事が終わったのでこれからもまったりかつ頑張っていきます!

次回、ガチャ回part3

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