60話 やめときゃよかった……。
はい、前書きであっるぇー?
おかしいな……おれたしか後書きの方だったはず……まあ、どうにかするしかないか。とりあえずテンションを上げていこう!
ゴホン!私が前書きだ!
……だめだ、気持ち悪い。……そうか、後書きのラストみたいにすればいい!
今回、ダンジョボス戦!
……いや意味わかんねーよ。
「こい!我が兵士達よ!」
敵のダンジョンマスターは、どうやら同じ軍の兵士を召喚できるようで、後ろに数十程の重厚な鎧を着て兵士を10人程召喚する。
「お前達はこの屈強なに勝てるかな!全員!突撃!」
そういって兵士達が突撃してくる。
一方俺達は
サンドマン「まあ、これくらいなら大丈夫っすね!一さん!」
レプラコーン「そうだな!一がいればこの数でも余裕だな!」
ルナ「一がいれば大丈夫。」
と、何故かやけに俺の事で得意げになっている。
一「お前ら……俺は戦うかどうか迷ってるんだが。」
3妖精「えっ?」
アイ「ふむ、そうなると我々妖精だけで戦うのですか?」
アイがそう言うと3妖精は露骨に慌て出した。
サンドマン「な、なぜっすか!」
一「いや、相手を無力化して情報を入手できればと……」
俺はこいつらから所属やらなんやらを聞きたいがなんか光粉からの天界の裁きで殲滅してしまいそうでな……まあ、別に他のゲームでも人なんて何人も殺しているし最悪殺してしまってもなんでもないんだがな。
アイ「あの……ではどうするのですか?3妖精は戦闘力無いですし私は殺してしまいますよ?」
一「いや、今回はこれを使う。」
俺は今回手に入れた魔導書を出す。
「え、ぼ、ぼくぅ?」
一「当然だ。この中で無力化が得意そうなのがお前しかいないからな。頑張れよ。」
「わ、わかったよ。」
そう言って空を飛んでいく魔導書。いや、お前一人?一冊?で移動できるんかい。
「む?あれはダンジョンの途中に置いてあった誰も使えなかった本では無いか。盗って行ったものはそっちだったのか?」
……ん?こいつボスの事を知らない?いや、それは無いはず。そもそもさっきの発言からまたって言うやつと最奥っていうからこれだとおもうんだが……
「だ、ダンジョンマスターに直接ダメージは与えれない……だけど、足止めはできる!草玉!鉄柵!能力低下-長!」
いやすごいな。草で相手を絡めとり柵で囲う。そこからさらに能力を低下させ戦う力を減らす……完璧だな。
しかもそれを何発もやりあっという間に全員を捕らえることに成功した。
ちなみには捕縛した際にはうちのダンジョンの中ボスである軍曹の糸を使用して手足を縛って逃げた時の為に一人一人光粉数発分(ギリギリ擦り当てた分ともいう)天界の裁きを撃ち込んである。魔導書の草玉の残りでもいいのだが、あれそんなに持たなかった気がするのでこっちにした。いやーうちのダンジョンさまさ……え?どうやって入手したかって?それは企業秘密だね。ハハッ!
「こ、これで終わりです、だ、ダンジョンマスター。」
俺達はダンジョンマスターの元へ行く。
「くそっ!まさかこんな力を持ってたとは!何故我等に力を貸さなかった!」
「な、なぜ……だと……」
一「ん?何かあったのか?」
「お、お、お前達は、みんなを、……みんなを!仲間を……こ、ころ、ころし 一「ストップ!ストーーップ!待て!もう少し待て!」……わかったよ。」
いや、危なかった……昔何かあったっぽいな。それも後で聞いておこう。
一「ふう……さて、俺は一応あんたらに聞いとかないといけない事がある。」
聞かないといけない事ではないがこっちの方が盛り上がるだろう。
「な、なんだ!」
このダンジョンマスターの後ろには自分が召喚した兵士が捕まっていて時々兵の呻き声が聞こえる。
一「まあ、俺が聞きたい情報だな。聞くときに言ってやるよ。」
「な、い、言わなかったらどうする。」
一「さあな。」
ここはあえて濁しておく。なんかカッコいいから。
「……わかった。ただこちら側にも条件がある。」
一「なんだ?」
「わ、我等の命を守ると約束してもらえると……そう約束してもらえるならば……。」
そうすると後ろの兵士の呻き声やらがピタッと止まる、
一「わかった。我々はお前から欲しい情報さえ貰えればそれをほどいてそれからは何もしない。これでいいか?」
「!」
「ありがとう。では情報を話そう。」
そう言って情報を喋ってくれた。
まずこいつらはキャドという王国の上級兵で名前をタナハ。ダンジョンマスターはここにいた違うダンジョンマスターを倒したらなっていたらしい。
そして、一番聞きたかった目的はなんだという情報だが聞いた後タナハが迷っていたら
「そ、その情報はぼくが話すよ。」
と、魔導書が言い、説明してくれた。
キャド王国は最近出来た国で、まだまだ力がないため王が、他の国をぶっ潰して富国強兵を!と考えており、手始めにニンビットに攻め入るつもりだったらしい。
一「で、その前線基地がここだと……」
「そうだね。」
一「ふむ、なら最後に一つ。」
タナハ「な、なんだ?」
一「お前のダンジョンコアはどこだ?」
タナハ「ダンジョンコア!……いや、知らないな。」
一「……そうか、わかった。よし、聞くこともないし、俺は帰る。」
俺は帰る。アイや妖精達も俺についてくる。魔導書はその場でとどまっている。
タナハ「なっ、お、おまえ、こ、これをまずほどいてから帰ってくれないか?約束だろう?」
一「そうか、確かにそれもそうだな。口約束とは言え大切だ。」
タナハ「そうだ、だから 一「だがお前は俺とのの約束を破った。」……なっ!」
一「一つ、お前からは結局答えてないよなぁ目的についてよぉ。」
タナハ「なっ、そっ、それは、あの魔導書が 一「でも答えてないのは事実だよなあ」……まさか、仕込んでいたのか?」
仕込み……いや、それはないな。偶々あっちが話してくれただけだし。
タナハ「な、ならば、せめて、お前は何者かだけでも!」
なんか嫌な予感がするな……今更だが鑑定をするか?
いや、そういやアレだったな。そもそも鑑定できなかったような気がする。多分そうだろう。うん。
ま、罠なら罠で引っかかった後に対処すればいい。
しかし何者か?かあ……今まで考えてなかったからわからないな俺は一応「一般の普通のプレイヤーだなあ……」
タナハ「移転者か……フハッ、ハハハハハハハハハハハハハ!それならば納得も行くか!移転者ならなあ!我々が勝てない訳だ!ハハハハハハハハ!」
一「あっ、声に出てたか?」
アイ「え、はい。一般の普通のプレイヤーだしなあ……って言ってましたよ?」
一「まじか、そんな事吐いてたのかよ。」
タナハ「だが!我々はまだまけていない!まだ死んでいない!殺されていない!」
一「あー、えっと……どうしよう。」
タナハ「人の姿を模し、異形の力を振るう者よ!平和の為!ここからは退散させてもらおうか!長距離転移!」
「あっ、逃げた……」
タナハ達はテレポート?でどこかへ逃げていった……ので。
一「はい、天界の裁き発動。」
ルナ「……すごいあっさりしてる。」
一「ん?いや、約束は破るわ罵倒してくるわ正規のダンジョンマスターではないわでもうあいつに対してなんとも思ってないからな。……狂気的だったか?」
ルナ「……ノーコメント。」
「あいつら……死んだかな……?」
一「ああ、おそらくな。」
「ありがとう。あと……ごめん。やっぱりぼくはこの場所から出られなかった。さっき、わかったんだ。ごめんね。」
ああ、そっちか。てっきりやっぱりここから出る気にはなれなかった。とかそういうのかと。……でられないのか。確か……
一「いや、そこについては心配はいらない。」
と、考えていると目の前にコアが飛んでくる。……無駄に見つからないように。
とりあえず素手で捕まえようと試みるが残念な事に体内に入ってきた。
一「おいアイ、これ、また前回のアレをするのか?」
アイ「いえ、2個目のダンジョンの入手でしたら一つ目のダンジョンと同じLVになります。また、それが元々の形があるダンジョンならそれが参照されます。まあ、変えようとするならできますが……。」
一「いや、いい。」
「え、これで……どうなるの?」
一「ふっ、俺も初めて使うから心配だがやってやろう」
いでよ!ダンジョンボス召喚!
「ふう、やつらはまだなのか。」
タナハ「陛下!戻りました!至急お伝えしなければいけない事が!!」
「!……これは……夢でもみておるのか……」
「ギャー」
「助けてー!」
「俺が何をしたってんだー!」
「わしは……とんでもないことを……しようとしていたのかもしれん……」
「陛下!この城は持ちません!どうかお逃げ下さい!」
わしは……他国との戦争などと考えて……複数の雷……神の怒りにふれ、天の裁きが執行されたのだろうか……なんにせよ……やめときゃよかった……。
ジョー「いや最後ぉ!」
主「どした?」
アイ「あれは罪悪感が湧くかと……」
主「おお、アイちゃんお久。元気だった?」
アイ「え、ええ、まあ、それなりに……。」
ジョー「というかなんで僕達逆なのさ!普段前書きの方でしょ!」
主「ああ、まあ60話だし、記念じゃないか?」
アイ「ええ……」
ジョー「いやいや、ないでしょ。……主顔色赤いよ?頭大丈夫?」
主「いや、それ意味違うから。……でも確かに体調不良だな。ちょっと病院行ってくるわ。」
主「インフルエンザA型だったでござる。」
ジョー「あ、ああ……そうなの……。」
と、言うわけでした。許さん……あっどうも、後書きの方です。
インフルエンザになってデータ消えて……と色々ありまして結構遅れてしまいました。
まあ、最近私は月2投稿でもいいのか?と思い始めてますのでこれからもゆるりとよろしくお願いします……。




