58話 妖精とゴーレム?
ジョー「祝!1周年!」
一「色々あったな……」
主「そうだな。ま、1周年で何かする予定もないんだがな。むしろ2ヶ月くらいで辞めると思ってたし。」
ジョー「えっ……まじ?」
主「ああ、だって俺飽き性だし。」
一「飽き性の奴は3年間同じゲームはしないと思うぞ?」
主「うっ……ま、まあ。とりあえず」
ジョー「いままで応援してくれた方!ありがとうございます!」
一「これからも頑張りますのでよろしくお願いします。」
主「あっ、あっ、言う事無くなった……。」
妖精3匹「「「す、すいませんでしたああああ!」」っす」
アイ「うむ、よろしい。」
俺は先程襲ってきた変な妖精共をとりあえず羽翼仰いで風圧でぶっ飛ばしまくっても全然襲い掛かってきたのでどうしたもんかと考えた。そして同じ妖精だしなんとかしてくれんかなー?と思い妖精のアイを召喚した。すると、
アイ「はーい、召喚されま!3馬鹿じゃないですか!」
と言いながら3匹の周りを高速で飛び回りどこからだしたかはわからないが無職の釣り糸のような物であっという間に捕まえた。そして
アイ「この子達をちょっと貸してください!少しばかりお説教が必要なようでして!」
と、俺が許可を出す前に説教を始めた。
説教を受けている中時々レプラコーンとサンドマンが俺を見つめて口パクで、「助けてくれ」とやってくるが、そもそも俺は先程襲われた身で、助ける義理も道理もなく、むしろよそ見をしている事がアイにバレて、より強めに説教を受け始めた。
そして大体10分程経っただろうか。
どうやら説教は終わったらしく疲れた様子でこちらに近づいて、「全くあの子達は……」とか言いながら戻ってきた。
一「終わったのか?」
アイ「はい、まあ、大体は終わりましたね。」
レプラコーン「くそっ、なんで俺たちがこんな目に遭うんだ!」
サンドマン「そうっす!あの忌々しいゴーレムを倒してくれたっすから後ちょっとで計画ができたっすのに!」
アイ「そこの馬鹿2人!またお説教が必要ですか?」
馬鹿2人「「なにも言ってない」っす!」
ルナ「なぜこうなったのだろう……」
アイ、頑張ってるな……今度何かアクセサリー的な物でも買ってやろう。……うん?計画?
一「なあ、計画ってなんだ?」
サンドマン「え、な、なんの事っすかねー?」
ルナ「さっき自分から後ちょっとで計画がなんとかこうとかって言ってたよ?」
サンドマン「あっ………………はい。」
サンドマンはルナの言葉と俺とアイの目線により計画について色々話してくれた。
曰く、この奥には本当に魔導書があり、それを欲しがってこの洞窟には来たものの、あのゴーレムと奥にいる人間のようなゴーレム?によってボコボコにされてしまい更に人間のようなゴーレムから「人間の方を1人から3人程集めて欲しいから持ってこいやカス共」的な感じで殺意MAXで言われたらしく必死で人を集めようとしたらしい。
一「で、俺がその1人って事か?」
サンドマン「そうっす!2人にもやってもらったっすけど何故か人が来なかったっすからね!オレがやったら一発っすよ!」
一「なるほどな……ところで、その人間のようなゴーレムってどこだ?」
サンドマン「それは 「ああ!ここにいらっしゃったのですね。」そうそう、ここに……」
レプラコーン「うわああああ!でたあああああ!」
ルナ「ああ、終わったね。なにもかも」
アイ「これは……確かに。貴方達の言いたい事もわかる気もしますね。」
レプラコーン「でしょ!そうでしょう!」
え?そうか?
今登場したのはただの金髪金眼縦ロールでキャソックを着た少女がいた。正直何に怯えているのかがわからない。……まあ、腕変形させる奴らもいるしそれがわかるのだろうか?
「な、ななな、なにを言うのですか妖精御三方!心配したのですよ!」
妖精3匹+妖精1匹「「「「え?」」」」
「わたしが丹精込めて作った人形ちゃんが彼によって破壊されましたからね。心配もしますよ!」
そういってこちらを睨……見つめてくる少女。何故だろうか。睨んでそうなのだが全然怖くない。むしろちょっと可愛いまである。
「まあ、別に人形を倒したとか倒してないとかそれはそうとしてです。遂に人間の方を連れて来てもらえたのですね?恐らくわたしよりもお強い方を。」
サンドマン「え、あー……そ、そうっすね……。」
「はい!ありがとうございます。」
そういってサンドマンや他の妖精を撫でる少女。サンドマンの見た目は袋を背負ってもっこもこのフード付きの服をきた黒目の少年。ルナはゴスロリを着た赤目紫髪の少女。レプラコーンはちっさいおっさん。の3人を撫でる少女。……レプラコーンさえいなければそれなりに映えるのにな……。
「それでは人間の方?一つお願いがあるのですが。」
一「うん?なんだ?」
できる範囲なら手伝ってやりたいのだが、どうだろうか。
「あの……あるペンダントを探して貰えませんか?」
ほうほう、ペンダントね?
一「どんな見た目なんだ?」
「淡い黄色のロケットペンダントです。」
ほうほう、淡い黄色のロケットね……うん?
一「なあ、それって四角い穴とかないか?」
「あ、はい、あります。でも、どうしてそれが?」
一「ああ、心当たりがあってな。」
俺は栄光の首飾り「紫黄の親子」を見せる。
一「これのことか?」
「!そ、それです!どこでそれを!」
え、なんて答えようか。冒険して手に入れた訳でも買った訳でもないし、かと言ってクエストクリアの報酬とか言っても意味がわからないだろうし……ここは一つ、貰い物とでも言っておくか。
一「まあ、……ちょっとした貰い物だな。」
「なるほど……まあ、それ以上は深く聞きませんわ、中は……!すみません!やはり聞きます!どこのクソバカがこれ渡しやがりましたか!」
うおっ!びっくりした!なに?どうした?……ああ、中にサイコロが入ってたからか。しかし、誰がか……適当にぼかしておくか。
「ああ……すまない。よく、わからないんだ。」
「あっ、……はい。わかりました。無理強いしてすみません。それでは心当たりができたのでやつをブチ回したいので失礼します。」
そういって謝って後入口の方へ走って行った。……かと思ったら戻ってきて「これはまだ私が持つべきでは無いと思いました。ですので次にあった時、その時に渡してください。」と、言って入口へ向かって行った。
一「これで終わったな。」
アイ「そうですね。」
ルナ「帰ろう。」
サンドマン「そうっす レプラコーン「いや待て待て待て待て待て!!!ちょっとまてーーい!!!」
一「なんだ藪から棒に。もういいだろ。」
ルナ「そうだよ。もう疲れたし帰ろうよ。」
レプラコーン「いや!まてよ!なんでお前が一番正常な精神してんだよ!お前の司る物いってみろよ!」
ルナ「私は狂気を操る妖精。でも私が狂ってたら正常なのは誰?」
アイ「そうですね。よくできましたね。ご褒美をあげましょう。」
ルナ「ありがとうございます始祖様。」
そういって撫でるアイと撫でられるルナ。……アイって始祖様って呼ばれてんのかよ。知らなかったわ。というか始祖って事忘れかけてたわ。危ない危ない。
レプラコーン「ぐっ、ぐぬぬ……伝説の魔導書はどうするつもりだ?」
……………………
一「ああ、そんなのあったな。」
そして、俺達は奥へと進んでいくのであった。
はい、いつものアレです。
1周年きました。ありがとうございます!
ブックマークと評価もありがとうございます!
個人的にブックマークが一年で50いけばいいかなと思っていたのですが今の数までいけるとは恐縮です!これからも皆様の期待や応援に応えれるよう頑張っていきたいと思います!
次回、魔導書。




