56話 魔法改ぞうわわわわわわわっ!!!
一「酷い目にあった……」
主「まあ、うん。仕方ないって。」
一「そもそもアレは卑怯だろ……」
ジョー「ど、どんまい。」
アイ「なにかあったのですか?」
一「あ、ああ。詳しくは本編で頼む。」
《10万マルクを支払いしてください》
《支払いが完了しました》
《それでは魔法改造を始めます》
俺は今、魔法大学校にて10万マルクを支払い魔法改造をやろうとしている。
魔法改造とは、自分が持っている魔法1つを犠牲にし、その属性の魔法を消費MP以外の色々な項目をある程度自由に変更できる。と言うものらしいのだが実際やってみないとわからないので今周りの人が超見ている中でやって見ることにした。……このパソコンとマウスに血圧測る機械付けたような感じので本当にできるのだろうか、不安ではある。
《まず、手を魔法同期装置の中に二の腕あたりまで入れてください》
そうこう考えている内に次に進んでいた。どうやら血圧測るやつの穴に腕を突っ込むらしい。俺は躊躇なく入れた。まあ、こういうのは躊躇せずに素早く入れた方がいいからな。躊躇すると辞めてしまうし。
一「さて、どうなる?」
……特に何もないな。至って普通だ。
《しばらくお待ちください》
《スキル【魔法】同期まで後0/100%》
パソコンはこうなっているし、少し待つ事大体1分。ついに100%まで溜まった。
《次に自分のスキル【魔法】から一つ改造したい【魔法】を選択してください》
俺はとりあえず光魔法を選択する。
すると【注意!選択した魔法は元に戻りません。それでも改造をしますか?】と出てきた。……まあ、デメリット無しじゃないとは思ってたし、問題は無いだろうと考えはいを押した。
《それでは改造してください》
《光弾》
《光線》
《改造終了》
……え?そんだけ?いや、ま、まあ、自動的に改造されて元の完全劣化版ですお疲れ様でしたよりは良いんだろう。いや、でもなあ……
一「まあ、考えても仕方は無いし、とりあえずやってみるか。」
俺はとりあえず光弾から改造する事にした。
光弾を選択すると
MP消費【5】 属性【光】 強化済み 使用可能魔法ポイント【20】
名前【光弾】
威力 INT×0.3 弾数 5 【30×5(300)】
弾速 INT×2km/s 【20】
弾のばらつき 0 【200】
再使用可能時間 5s 【50】
弾の持続時間 5s 【10】
追加効果 無し 【0】
《確認》
という感じのステータスっぽいのが出てきた。……これを弄るのだろうか。
とりあえず試しに弾のばらつきの中の【200】を選択し、0にする。そうすると弾のばらつきの欄が
弾のばらつき 100 【0】
となり、使用可能魔法ポイントが
【220】
となった。……ばらつき100ってどうなるんだろうか。……そう言えばさっき確認とかあったな。ちょっとやってみるか。カチャっとな。
ほうほう、どうやらパソコンの画面に実際どうなるかを映像として映すみたいだ。で、確認した結果は意外と悪くはなさそうだった。なんせおもってたより全然曲がったりズレたりせずに、100m位なら誤差と言えるくらいだった。とはいえ真っ直ぐ飛んだ方が良いとは思うが……これも選択肢のうちに入るくらいだ。
と、言うわけで色々考えに考えた結果
MP消費【5】 属性【光】 強化済み 使用可能魔法ポイント【0】
名前「光粉」
威力 INT×0.01 弾数 249 【1×249(249)】
弾速 INT×1km/s 【10】
弾のばらつき 100 【0】
再使用可能時間 1s 【90】
弾の持続時間 120s 【250】
追加効果 無し 【0】
こうなった。……まあ、うん。正直頭悪いとは思う。が、これには理由がある。……まあ、天界の裁きを全力で生かしたかっただけなんだがな。また、それ以外のステータスで弾速はINT補正があるからあんましいらないと考えてあまりふらなかった。
再使用可能時間はある程度好きなタイミングでばら撒けるように、弾の持続時間は広い場所で一気にばら撒いて……と、もうばらまくことしか考えてないやつだ。
名前はアレだ。この魔法を映像で見た時、そもそも弾の威力によって弾の大きさが変わるのだが威力が低いこの状態の魔法が飛んでいるすがたを想像してほしい。俺は正直ゴミが空を舞っているように見えた。つまりはそういうことだ。
閑話休題
まあ、と言うわけで光弾あらため光粉が出来たので次は光線を改造する。
光線は
MP消費【20】 属性【光】 強化済み 使用可能魔法ポイント【200】
名前「光線」
威力 INT×0.2 弾数 6 【50×6(300)】
弾速 INT×5.5km/s 【500】
弾のばらつき 0 【100】
再使用可能時間 20s 【400】
弾の持続時間 10s 【500】
追加効果 弾貫通化 弾光線化 【400】
と、なっていた。で、最終的には
MP消費【20】 属性【光】 強化済み 使用可能魔法ポイント【0】
名前「超光線」
威力 INT×4 弾数 1 【500×1(500)】
弾速 INT×7km/s 【1000】
弾のばらつき 0 【200】
再使用可能時間 60s 【0】
弾の持続時間 6s 【300】
追加効果 弾貫通化 弾光線化 【400】
という感じで光弾と被らないようにしたかったので1発特化の遠距離から狙撃する感じにしてみた。名前は普通に威力の高い光線だから超えるの意味を持つイクシードをつけた。ちなみに威力の値が増えると弾が大きくなり更に当たった時に爆発するようになり、これが闇玉とかが爆破していた理由である。なお爆破した時に爆風はあるがダメージはない
閑話休題
これで二つの魔法は改造できたので一旦改造を終了する。で、これで次に闇魔法を改造してもっと強く《改造を終了しました。次に魔法改造ができるのは1日後です》できなかったので今日はこれで作業は終了してログアウトすることにしよう。すっごい消化不良だが……何か忘れているような?えーっと、なんだったか?………………回復魔法か。
そうそう、たしか改造もだが回復魔法、後同じ魔法を複数覚えるなんかを調べてなかったな。改造に夢中になりすぎたな。
幸い人はかなり集まっている。適当なやつに聞こう。……あの学校の制服っぽいのを着崩しているやつにしよう。近いし。
一「なあ、ちょっと聞きたいことがあるんだが。」
そうそいつに聞くと周りのやつがいきなり離れてった。……ダメだったのだろうか。
「えっ、あっ、おっ、オレっすか?」
一「え?いやまあ、誰でも良かったが近かったから君にした。」
「いやっ、まあ、大丈夫っすけど……で、なんすか?」
一「ああ、この図書室で回復魔法の類の本はないかと。」
「なるほど……ふひっ!」
一「なんだ?いきなり笑って。」
正直気持ちがいいものではないからやめてほしい。
「えっ!いっ、いやっ、なんでもないっすよ。で、では、とりあえずひとつ、回復魔法についていい情報を言ってやるっすよ。」
一「本当か?助か 「ただし、条件もあるっす。」……なんだ?」
この条件によって俺は回復魔法やそれに準する物を習得できるかどうかが決まっている。簡単なものがよいのだが……
「簡単なことっすよ。金っす金。とりあえず受講料として、えーっと、い、一億マルクを支払ってもらおうっす。」
……え?
一「なんだ。そんなことでいいのか?」
「まあ!できないなら……いまなんて言ったっす?」
一「いや、別に支払うが……何か問題でもあったか?」
「……ちょっとこっち来るっす。」
一「ああ、そうだな。ここでだしてもどこに置くか迷うしな。」
「いや、その、だから早く来いっす!」
ふむ、何をそんなに焦っているのだろうか。俺は小走りで図書室を出て体育館裏のような場所にきた。
「あのっすね?普通の人間は払ってもらおうとしてあの発言をするわけではないっすよ。わかります?」
一「いや、遠慮しなくてもいいんだぞ?幸い金ならいっぱいあるし。」
「いやだから!こういうのは「え?無理っすよ!」「なら○○してこいっす」とかそんな感じのアレっすよ。金が欲しいわけじゃないっす!」
一「ああ、そういう……」
なんだ。お使いイベントか。
「わかったっすか?」
一「ああ、よくわかった。」
「ならいいっすよ。えー、ごほん!ではやっぱり払えないってことっすね?」
一「ああ、まあ、そういうことになるかな?」
とりあえずこのテンションにのっておこう。
「なら一つ頼みがあるっす!」
一「なんだ?言ってみてくれ。」
「このオレと、西にあるニンビット魔導洞窟にいってほしいっす!そこには色々な魔法があってオレももっと強くなれるっす!だから!」
一「お、おうおう、わかった、わかったから。」
だから近いのをやめてほしいのだか……
「ありがとうっす!それじゃあ今から行くっすよ!」
一「え?今からか 「ウインド!」よ!うわわわわわわわわっ!」
俺は、こいつと一緒に風になり、空へ舞っていった。
一 男 キマイラ【オリジン】(熾天使 魔王 人間) LV15
HP.155/155 MP963/963
ステータス(カッコ内は補正値)
STR(筋力)30+(94)
DEF(耐力)15+(16)+28(怒りの草兎のつなぎ)
INT (知力)220+(704)+302(真理の太極図「白と黒の兄弟」)+12(怒りの草兎のつなぎ)
MND(抗力)15+(24)
AGI (敏捷)60+(150)
DEX(器用)100+(180)
LUK(運)477
種族特性
【熾天使】(熾天使の羽【白】)(光属性強化【真】)(天界の裁き)(熾天使の光輪)
【魔王】(魔王の翼【黒】)(闇属性強化【真】)(魔界の導き)(魔王の角)
【人間】(経験上手)
+(怒り) (紅葉化)
称号
妖精【始祖】の祝福 【土砂崩れ鰐】の守り 強者殺し
名前持ちを初めて発見した者 名前持ちを初めて討伐した者 土砂崩れを堰き止めし者 ジャガーノート 紅葉を防ぎし者 末枯れ 熾天使「ルシファー」の意思を継ぐ者 オーバーキル 災厄を運ぶ農家の様ななにか ギャンブラーの鑑 運が味方する者 大会優勝者 男爵 伯爵 公爵 クランを初めて創設した者 完全なるクランへ 始まりのダンジョンマスター 少し有能なダンジョンマスター ギルドの一員
スキル
【特殊】召喚 (妖精【始祖】) 鑑定 飛翔
【武器】LV3 杖術 農具術 【魔法】LV11 光魔法(改造) 闇魔法 理魔法 【生産】LV3 農業 【肥料浸透 肥料散布 酸度測定】
スキル【七つの大罪】傲慢(覚醒)
所持金1,909,675,960マルク
と言うわけで改造が完了しました。
尚、あのポイントは消費MP×100で考えています。また、強化されてあるのは消費MP×120で考えてます。
ちなみにあの魔法のステータスは適当に考えました。また辻褄合わせが困るっちゅーのに……
次回、洞窟編。お楽しみに〜
追記、修正しました!




