51話 ダンジョン攻略前編
ジョー「ところで里さん。」
里「はいーなんでしょうか〜?」
ジョー「貴方はいつまでここに?」
里「さあー?」
ジョー「え?……主ーいつまでなんだ?」
主「ああ、その件ね。しばらくは借りていいってよ。」
ジョー「……グロテスク2号さん本当にありがとうございます!キャラ崩壊すみませんでした!」
主「ああ、それと……なんだっけ?」
一「50話投稿記念でなんか変な小説書くってほんとか?」
里「本当〜ですかー?」
主「いやいやいや!?ないから!」
ジョー「ほんとうは?」
主「ねーよ!!」
俺はとりあえずクラン本拠地の寺の中の部屋一つ一つに、鍛冶屋に必要であろう炉や金床、錬金に必要であろう錬金壺、そして今後使うかもしれない調合台と調薬台と付与台なんかを適当に置いといた。……これだけ道具を置いても相当な数の部屋があると言う事は相当広いのだが、外から見るとただの寺、……まあ、何の変哲もないただの寺だな。それで、中の部屋の広さは大体10〜12畳くらいで、それが確認しただけで10数部屋……
一「広すぎだ!異空間だろこれ!」
アイ「え、はい。まあ、クランなので……」
そうか!クランのせいだったのか!なら仕方がないな、諦めよう!
アイ「……ちなみにダンジョンはご覧になられないのですか?」
一「そうだな。そうしようか。ボスまで突破されてても困るしな。」
ダンジョンは持っているダンジョンコアの中を見るとダンジョンの部屋を自由に見れる。
それ以外にもダンジョンコアは魔物のステータス、トラップの種類、宝箱の中身なんかが見れる。とまあ便利なんだが、侵入者が居る時にはダンジョンを弄れないから、結局突破されても何もできないのが唯一悲しい所ではある。……ちなみにこれらの行動の前にメニューを一回挟む。
アイ「はい、わかりました。まあ、多少の攻略は許してしまうとはいえ、我々のHPやらMPやらを吸われましたし、多少魔物のステータスは変わっているかと思いますからボスまではいかないかと。」
え?そんな早く変わるのか?ちょっと気になるし先に魔物達のステータスの方を見てみる事にした。
一「えーっと?たしかコアからメニューの中の魔物を見ればいいんだな?」
アイ「はい、そうですね。」
超越茸《強》【 LV3】【0.1dmp】 HP110《+425》 MP10《+173》
STR10《+97》 DEF10《+37》 INT10《+100》 MND10《+55》 AGI60《+95》 DEX10《+81》
種族特性 (成長力超強化) (全体攻撃状態異常付与「優越」) (胞子散布) 《(生命奪取) (魔力喰い) (魔王の翼【黒】) 》
鷲獅子《強》【LV3】【20dmp】 HP830《+760》 MP130《+249》
STR540《+64》 DEF280《+11》 INT470《+74》 MND240《+12》 AGI600《+96》 DEX150《+71》
種族特性 (鷹獅子の翼) (爪術) (羽根術) (風纏い) 《(経験上手) (勇ましき者) (経験上手)》
ピーコック《強》【LV7】【4dmp】 HP220《+47》 MP470《+429》
STR100《+12》 DEF130《+23》 INT510《+94》 MND90《+32》 AGI60《+78》 DEX340《+32》
種族特性 (孔雀の羽) (全魔法範囲魔法化) (魔力操作) 《(全属性強化) (スナイパー)》
下級理神オネ【ネームド】「原初の波動」 【LV2】 HP10000《+326》 MP10000《+840》
STR2500《+93》 DEF2500《+71》 INT2750《+95》 MND2500《+84》 AG2500《+85》 DEX2500《+37》
種族特性 (理属性強化) (真理の救い) (神と呼ばれし者)《(熾天使の羽【白】) (短機関銃の腕) (モードチェンジ.軽or重) (狙撃銃の腕) (モードチェンジ.対物) 》
一「……ははっ。」
アイ「……なにかありまし 一「やっぱりこれはおかしいだろ!!」えっ!」
なんだよ!またか!ステータスに補正は良いよ。あまりかかってないし、そこよりも重要な所があるからな!問題は何で俺達の種族特性がついてんだよ!変化し過ぎだろ!特にオネ!名前すら変わってんじゃねーかよ!なんだよ下級理神って!あれか!俺の魔法属性的な物から入手したってか!それにしてもおかしいだろ!キノコが翼生えてどうする!全魔法が強化された孔雀ってなんだよ!鷹獅子は……まあ、普通か。まあ、それよりも!よりによってオネが短機関銃とか狙撃銃とか持ってんだよ!しかもモードチェンジ付きで!更には羽も付いてきたよ!あれ常に生やしとけば耐性がかなり付いたと思うんだが!
アイ「きっ、急にどうしましたか?また変な事が 一「まあ、これを見てくれ。」………………なるほど、はい。意味がわかりました。そして、全く意味がわかりません。」
はあ、はあ。しかもよく考えたらdmp……
正式名称ダンジョンモンスターポイント、これはダンジョンで配置できる魔物のコストでこれが1だとしたら今回のダンジョンで配置しようとすると最大が60なので60匹おける。と言う認識でいい。
これがやっすいからって余ったdmpで大量に超越茸を配置した気がする……
一「……さっきの子達、大丈夫だろうか。」
まあ、とりあえず3人を見ない事には変わらない。それに魔物以外の死因もだいぶあるしな。
とりあえず侵入者……まあ、レーナちゃん達だな。彼女らの場所は赤アイコンで出ているのでその部屋を見ればいい。……1階層目の中央ルートか。
アイ「この部屋には何か仕掛けはありましたっけ?」
一「いや、この部屋にはモンスターもトラップも何もないな。まあ次の部屋にトラップ部屋があるけど。」
このダンジョンは全てで5階層とあまり高くはない……まあ他を知らないからなんとも言えないけどな。それでもそこそこ低いとは思うのだが、攻略するとなるとかなり広い。
何故なら普通に進むなら一本道で良いものの宝部屋とか経由して攻略するなら、まず最初の大部屋に入って3本の道の両サイドの道(中央は攻略ルート)のどちらかからそのまま面倒なトラップやらなんやらを回避して5階層目まで行き、そして攻略の為にまた戻ってトラップやらなんやら……という作った俺でさえ行きたくないダンジョンではある。
……宝部屋の中がどうなっているかわからない上に宝の種類すら知らないから気になりはする。うん。
閑話休題
アイ「あ、お三方の声が聞こえて来ましたね。」
え?正直なんも聞こえないんだが 里「……で、次がこっちですねー。」……なるほど、見ている位置に近いほど声が大きくなるようだな。
というかトラップ部屋に入っても何も引っかかってないな。落ちる岩とか落とし穴とかをブービートラップ系にしたのが間違いだったのか?まあ、これに引っかかってたら次の階層とかその次の階層とかのわからん奴対策殺しの叶うわけ無いからな!はっはっは。
フュルステイン「よしよし、3階層目もクリアだな。」
レーナ「むう……もう面倒だから帰らない?」
里「いや〜そう言って〜なんだかんだ罠を避けるのを〜一番楽しんでいるのは〜レーナじゃないですか〜。」
フュルステイン「そうだぞ。こっちはもう罠とかじゃなくて戦いたいのに全く敵が出ないから本能がウズウズしているんだぞ!」
レーナ「うっ……ごめんって、冗談冗談。本気にしないで?ね?(フュルステインの頭を撫でる)」
フュルステイン「なっ///レーナ!だから、その、今はダメだと言ったろ!!」
里「そうですよ〜レーナ?こういう事は後でしましょうねー。」
レーナ「くっ……生殺しとはこの事か!」
アイ「突破されてきましたね。」
一「はあ……そうだな。」
俺の7分の結晶がパーになったよ。いや、どう言うことさね!なんか里ちゃんがなんか見えてんのか知らんけどトラップ全部回避してやがる!途中のレーザートラップとか消える足場とか見えない足場とか俺でもちょっと「あ、やり過ぎた」って思ってたトラップも含めて全部避けやがった!一周回って凄いな……。
里「さて次の階層の階段はありましたし次の罠は〜……おやー?」
フュルステイン「む?里、どうした?」
レーナ「お、やっとボス的な何かかな?それともお宝とか!」
里「まあ〜これは〜2人には内緒ですね〜。」
アイ「次?……ああ、アレですか。」
一「ああ、アレだな。」
このダンジョンではある特徴がある。それは4階層目まで一匹も魔物がでない代わりにトラップとかで埋め尽くされている。……両サイドの宝部屋に行く所に至っては5階層にも出ない。5階のボスエリアにも出ない……出せないだけだが。
ではどこに出るか。簡単である。
レーナ「こ、これは!」
一「うわっ気持ち悪っ!」
それは俺含め、今まで見た事ないと思う光景だった。蝙蝠の様な漆黒の翼を広げ悠々と部屋の中を飛翔し、自分の体から胞子を出しそれが何かに命中するとまた自分と同じ大きさになりそれを繰り返す……まあ要は
レーナ 「キノコ!?」
フュルステイン「キノコだな」
里「わかってはいたけど〜面白い光景ですねー。」
そう、あのキノコである。……しかし増えまくったな。まさか適当に余ったで適当に入れといた奴らがここまでとは……まあ、3人共、頑張れ。
はい、まだダンジョンに入って一回も戦闘をしてないです。ただ次回は!次回はやりますよ〜!……ブックマーク100人ありがとうございます!もうめっちゃ嬉しいです!ただこれで書くスピードが上がる訳ではないのでこれからもまったりと投稿していこうと
次回、ダンジョンで死闘!……ついでに魔物解説もある?




