48話 クランクリエイト前編
一「あれ?どっかで見た事あるような。無いような。」
アイ「多分1話とかこんなタイトルでしたよ?」
一「...まあ、文字数とか大分増えたけどな。」
アイ「昔は2000文字行っただけで 主「スタップ!スターーッップ!!」...多いとか言ってましたね。」
主「いや、ストップって言ったやん!」
一「言ってないな。」
ジョー「言ってないよ。」
アイ「言ってないですよ?主さんはスタップって...」
主「...まあ、前編です。」
ジョー「あっ、逃げた。」
一「まだかよ!!」
俺は穴の中……ただ白く変わらない風景の中体感10分程度落ち続けていた。
一「もう良いって!長いよ!」
「わかりました。では止めますね?」
そう声がすると速度が落ち地面に足をつける事ができた。
一「そうそう、わかれば……ってこの声、アイか?」
「えっ!?いや!ち、違いますよ!私は 一「アイだな。」……はい。」
そうすると何処からともなくアイが出てきた。……おや?
一「お前、普段着ている灰色のワンピースはどうした?」
そう、アイは何故か普段の灰色のワンピースでは無く銀色のドレスを着て薄い黒のハイヒールを履いている。……最初にあげたピアスはまだ付けてはいるが。
アイ「ま、まあちょっと待ってください。今から説明しますので……、私はクラン作成担当AI兼妖精 一「お前キャラ作成担当AIじゃなかったか?」……まあ、色々あったんですよ。はい。」
そうか、色々あったなら仕方がない……?いや、そう言えば一つ。
一「うーむ……やっぱりAIとは思えんな……仕草とか癖とか……まさか社員で部署変更とかか?」
そう、やけに人間臭いのだ、アイとか……モブAに聞いた前作組は……。で、なんとなーく聞いてみたかったからぶっこんでみた。
アイ「!いや!ち、違いますよ!本当に!はい!私はただのAIです!本当に!」
……まあ、多分ここまで否定するなら違うのだろう、うん。
アイ「まったく、ほんといきなり何を言い出したかと思いましたよ!」
一「いやごめん。ついなんとなく。」
アイ「はあ、まあいいですよ。話を進めますからね。ゴホン!それではクランとこの土地……クラン専用領地の説明をしますね?」
そう言うとアイはクランとクラン専用領地の説明をし始めたのだが、少し長かったので端的に説明すると、まず、クランについては、
①このゲームのクランとは冒険者ギルドの冒険者が集まる1つの大型チームの事を指す(パーティは一応何人でも組めるため)
②1クランに対し、最高1000人まで入る事ができる(最低はないためクランマスターとなる1人だけでも可能)
③クランには色印とクラン専用設備、役職がある
④クランは専用の家などの集まる場所を決めておくと後が楽
⑤クラン自体の創立は5万マルクあれば良い(土地代とか諸々で相当数の金はかかる)
⑥クランには募金することができ、その金でクラン専用設備などを買う事が可能である(なおマスターに税として10万マルク……なんて事はできない)
と言うものであり、クラン専用領地は
①クランのメンバーの全員が行き来できる異空間の中の土地をさす
②移動用の専用アイテム(俺のは巻物)を使用すればクランのメンバーでなくても領地に行き来する事は可能
③領地はマルクを支払うことにより森を生やす、洞窟を掘る、川を作る、といった事が可能である
④領地の大きさはマルクで広げる事が可能である(が、この領地は限界まで広くされている)
⑤クラン専用領地の中央に当たる位置には専用の拠点がある
という事がわかった。
一「なるほど、で、色印ってなんだ?クランの色でも顔に塗るのか?」
アイ「いえ、そう言うわけでは無いですよ?色印は青、赤、黄色、そして緑の四つの色から選ぶ物で色ごとにこのクランのメンバーの強化、そしてクラン専用領地がある場合にはその土地の季節や領民が変化しますね。」
なるほど、メンバーの強化に季節や領民の変化……いや!ちょっと待て!
一「アイ!さっき領民って言ったがそれってどう言う事なんだ!?」
アイ「えっ?はい、それはこの領地に派遣された働く人の事ですね。そしてクラン専用領地を持っているマスターである一様には一部の税の様なものが貰えますね。色は青が騎士や兵士、赤が僧侶、黄色が商人、緑が農民です。……まあ、最も人かどうかはまだ決まって無いですが。」
あ、よかった。てっきりポップするタイプかと思った……が、よく考えたら人じゃないかもしれんのか……ま、税があるみたいだし気にしたら負けか。うん。
一「そうか、なら季節はどうなんだ?」
アイ「はい、季節はですね。春は暖かい、夏は暑い、秋は涼しい、冬は寒い、ですね!」
……なるほど、普通に季節を変えるだけかな。
一「そうか、ありがとう。では次だが、……クラン専用設備と職業について頼む。」
アイ「はい、クラン専用設備はマルクを使用して炉などの設備を購入することができるのですが……まあ、その……」
ん?
一「どうした?」
アイ「実は……このクラン専用設備はもう全て購入されているんですよね。」
一「そっちか、てっきり設備の性能が普通のやつの劣化版だったりしたら困るな。とか思ってたから安心した。」
アイ「まあ、おそらく性能はこの世界で一番良いと思いますよ?まあ、使う人がいればの話ですけど……」
一「そうか。でも性能が一緒なら良いかな。作る
やつは適当に用意すれば良いし。次の説明を頼む。」
アイ「ああ、はい!職業はマスター以外にも四天王とコアがありますね。……まだ特に意味は無いんですけど。」
無いんかい!まあ、今後のアップデートに期待だな。
アイ「それでは一様?それともう一つ、ダンジョンについて説明をさせていただきます。」
一「え?……ああ!ダンジョンね!頼むわ。」
アイ「はい!任されました!ダンジョンはですね?」
と、言われて説明されたのだが、またそこそこ長かったので簡略化すると
①ダンジョンはこのクランが運用する施設の一つをさす
②このダンジョンは一般公開も可能である
③ダンジョンはHPまたはMPを使用して成長させることができる
④ダンジョンは階層ごとに分かれていて、最初は5階からになる。
⑤中には魔物がおり、倒すとアイテムが落ちる(この時解体などのスキルは無効である)また、階層を進むごとに強くなる
⑥ダンジョンにはボスがいて倒すと豪華なアイテムが貰えるが、ボスはかなり強いため、念入りな準備が必要。
⑦尚見た目は洞窟型だが、マルクを使用する事によって見た目をランダムにに変えることが可能である
⑧さらに、出現する魔物の傾向とボスもマルクを支払う事により、ランダムに変えることができる。
と、こんな感じになる……大きくするのにマルクじゃなくて良いって思ったら謎のランダム要素……やるか。
アイ「それでは説明は終了ですが、早速設定しますか?」
一「え?何のだ?」
アイ「まずは中央拠点ですね。どのような見た目にしますか?」
そう言うといつぞやのパネルが出てきて見た目は
マンションスタイル
ギルドスタイル
テントスタイル
キャッスルスタイル
ハウススタイル
などがあり、その下にも結構ある。……ところで、
一「なあ、見た目で何か変わるのか?」
アイ「いえ、特には。」
そうか……なら、やるか。
俺は一番下に煌煌と輝く……ように見える
「ランダムスタイル」
の文字を押した。
さあ始まりましたキャラクリエイト前編です
果たして一はどんなにクランにしたのでしょうか
次回、クランクリエイト後編です。
追記、魔物の傾向をランダムに変更可能→魔物の傾向とボスをランダムに変更可能にしました。
大きくすることができる→成長させることができる




