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43話 女子会?

モブA「なんだここは。」

主「ここは精神と時に苛まれた間。」

ジョー「いや、何言ってんの?ここはただの前書きだよ。うん。」

主「ここでは全てがfreedom!!何しても良いよ!」

モブA「……そう?なら普通に喋らせてもらうわね。」

主「……え?」

ジョー「いや、あの喋り方は普通ロールプレイでしょ?」

主「いや、まあそうかもしれんけどさぁ……」

 

  「そろそろ大型アップデートが終わるよ。華。」


  「そうですね、彩。それでは今回はよろしくおねがいしますね。」


  「うん。わかったよ。」


 私の名前は(あかつ)(きあや)。ただのゲーム大好きな今絶賛冬休み中の高校1年生だ。今回は私が最近ハマっているゲーム、 THE Fantasy Dimensionの大型アップデートが終わるので待っていたら、友人の華から「私もTHE Fantasy Dimensionを入手したのでエスコートをお願いできますか?」と言われたので手伝う事にした。

 そして山田華。キリッとした黒目にCMなんかでよくある様なサラサラのロングヘアーで文武両道の私の幼馴染であり親友だ。

 ……正直私が男だったら告白するくらい美人な子+成績が優秀なので同学年の男子からめちゃくちゃ告白されているのだが、本人曰く「好きな人が居るので、ごめんなさいね。」という事で振られて心が折れた男子を私は知っている。


 閑話休題


 と言うか華には一つ聞いておかないといけない事がある。


  彩「華、そう言えばさ、なんでお兄さんじゃなくて私なの?お兄さん怪我でもした?」


 そう、そこである。華は重度のブラコンである。それはもうブラコンである。どれくらいかというと告白を断る理由が兄が好きだから、というぐらいである。……本人は否定しているが。……そんなお兄さんならちょっと会ってみたいんだけどな……

 そんな彼女がお兄さんを差し置いて私を呼ぶなんて完全にドッキリか、お兄さんになんかあったくら……いや、よく考えたらそれなら来ないか。


  華「いえ……兄さんは残念な事に後で来るそうなので……いえ、別に彩が兄さんの代わりと言うわけではないですよ!」


  彩「そういう理由だったのね、わかった。……後そこは気にしないでいいよ。……というかその時にお兄さんの事を教えて貰える?」


  華「!!はい!ありがとうございます!!」


 華は人間的にはかなり信頼できる性格なのでそこは問題ない。というか代わりにするなら堂々と言うタイプなのだ。


 そんな事をしていると、ゲームにログイン可能となっている画面。


  彩「じゃあ後で、冒険ギルド前の看板横にいるから。」


  華「わかりました。なるべく早く行きますね!」


 そうか……なら安心だね。さっさとログインしよう。



 さて……ログイン出来たな。とりあえず通知でも見てみようか。……なるほど。メニューにクランとカジノの項目があってクランにはクラン制作とクラン加入の二つがあり、カジノには……なに?カジノコーナーに行ける……?どういう事?まあ、いいか。

 そんな事をしているとロングヘアーを真っ赤に染め、初心者の軽装を身にまとった華が来た。


  華「来ましたよ。あ……えーっと……すみません、名前はなんですか?さきほどは聞き忘れていました。」


  彩「えっと……今回の私の名前はモブAよ。……で、そっちの名前はいつも通りのアレ?」


  華「ああ、そうですね。私はとりあえずいつも通りうぽつですね。」


 ああ……いつも通りの名前だな。私は普段色々な名前を使っているからこういう一つの名前に絞る……なんて事はしないから私もそろそろ本気で名前を考えようかと迷っているところではある。……ただなんで華はいつもうぽつなんだろうか。うぽつって元々ある動画サイトでアップロード乙の事をうp乙と言っててそれの略語だと思うんだけどな……


 閑話休題


 まあ、とりあえず私はこのゲームではこのモブAという名前固定なのでそれで頑張って行こうと思う。


  うぽつ「あの、モブAさん?とりあえずフレンド登録しませんか?」


  モブA「え?ああ、そうね。私から申請しとくね。」


 そうしてお互いフレンドになったのでちょっとステータスを……え?


  モブA「いや……うぽつ?この種族な……いや、ちょっとフリーの決闘するからちょっとはい押してもらえる?」


  うぽつ「え?勿論大丈夫ですけど……このはいを押せばいいんですね。」


 こうして、私達は光に包まれて広場に出る。


  うぽつ「で、どうしたんですか?いきなり……ビックリしましたよ!」


  モブA「いや、それはこっちが言いたいわ!まったく……」


 彼女のステータスは


  うぽつ 女 ピュア (魔導ゴーレム【狙撃銃】) LV1

 HP.187/187 MP.373/373


 ステータス


 STR(筋力)80+(288)


 DEF(耐力)5+(0)+5(初心者の軽装)


 INT (知力)80+(288)


 MND(抗力)5+(0)


 AGI (敏捷)80+(144)+5(初心者の軽装)


 DEX(器用)50+(50)


 LUK(運)186


 種族特性

 魔導ゴーレム【狙撃銃】(狙撃銃の腕) (モードチェンジ.対物) (生命奪取) (貫通弾) (スコープ) (武器装備不可) (体力半減)


 称号


 スキル

【特殊】索敵

【魔法】LV1 補助魔法

【武器】LV1 銃術

【隠密】LV1 暗殺 隠密行動


 である。……


  モブA「うむ、このステータスはやっぱりおかしい!」


  うぽつ「ええ!?なんでですか!」


 まあ、確かに華はゲームでよくステータスの割り振りをこんな風にしているし、今回はステータスの増減をしていないから一応は問題ない……問題はないのだが……


  モブA「まずね、こんなに種族ステータスが極端なのは冷静に考えておかしいと思うよ。」


  うぽつ「はあ……ならモブAさんはどうです?試しに見せてもらえないでしょうか。」


 と、言ってきたので見せた。

 私のステータスは



  モブA 女 ピュア (人間【勇者】) LV11 (STR↑INT↓)

 HP. 564/564 MP.312


 ステータス


 STR(筋力)90+(234)+40(強大剣「暁」)


 DEF(耐力)80+(160)+30(強鎧「暁」)


 INT (知力)30+(42)


 MND(抗力)80+(160)


 AGI (敏捷)80+(160)+5(強鎧「暁」)


 DEX(器用)40+(80)


 LUK(運)156


 種族特性

 勇者 (全属性強化) (経験上手) (勇ましき者)


 称号

  βテスター β大会優勝者


 スキル

【武器】LV6 剣術 大剣術 大盾術 小盾術 弓術

【生産】LV6 鍛冶 錬金



 と、なっている。……これでもかなり強いと思ってたんだけど、とあるパーティと戦ってそこからみんなの自信が消失して色々あったりでもう……


  うぽつ「ど、どうしたんですか?いきなりそんな暗いオーラを纏って……」


  モブA「いや、なんでもないよ。気にしないで……次なんだけど種族特性が多すぎ!7個って!……まあ、なんとなく二つはデメリット特性な気がするけど……」


  うぽつ「ああ、これですか?そうですね……ちょっと見てみてくださいね。」


 そう言うと華……いや、うぽつは右腕を……なにこれ?とにかく大きめの銃にして私に銃口を向け


  モブA「いやちょいちょいちょいー!何狙ってくれちゃってんの!怖いよ!それどれだけダメージ出ると思ってるよ!」


  うぽつ「え?これはまだ552ダメージしか出ませんけど モブA「出すぎだよ!」……はあ。」


 何よこの火力!これだけで弾の数によってはうちの元パーティで耐えれるの私含めて二人しかいな……「まだ」……?


  うぽつ「まあ、これはまだ序の口ですね。これを……よいしょっと!」


 いやいやいや!なんか対物とか書いてあったけど右腕をさっきよりかなり大きくしている……こんな事初めて……いや、ちょっと前大会でやられたわ。みんなの体力はあの二人のおかげで溶けたわ。


  うぽつ「あの、またオーラが出てますよ?」


  モブA「ああ、……ああ、いや、も、問題ない……と思うわ。多分ね……で、それの威力は?」


  うぽつ「いや……実はまだ発射してないんですよ……それで!」


  モブA「……っ!!え?いや、嘘だよね?それを私に向けて撃つ訳じゃないよね?」


  うぽつ「ごめんなさい、こうするしかなかったんです!」


  モブA「いやそんな致し方ないみたいな言い方しないで!その可哀想だけど、生きる為には仕方がないのよね。みたいな感じで言わないで!」


  うぽつ「いきます!!3!2!1!ファイア!」


  モブA「えっ!ちょっ!まっ!」


 私が止めるのも聞かずにぶっ放すうぽつ。私はその凶弾をモロに食らってしまい意識が消えた。



  モブA「……ひどいようぽつ……あんな事するなんて……」


  うぽつ「すいませんでした!まさかあんなにダメージが出るとは……」


  モブA「……ちなみにいくらダメージが出たの?」


  うぽつ「……5250ダメージです。」


  モブA「出過ぎだよ!!」


 いやいや、初日に見つかったあの土砂崩れ鰐とか言うネームドモンスターを軽ーくひねれるくらいの火力あるよ!


  モブA「全く……まあ、いいよ。考えるのが面倒になってきた。とりあえずうぽつ用の装備でも考えようか。どんなのが良い?」


  うぽつ「えーっとですね……とりあえ……ず……!!」


 うぽつが固まった!?そう思いうぽつの視線の先を見るとそこには……あの魔導師の戯れの二大火力(と私はそう言っている。)であるうpと一さんがいる。……え?なんで一だけさん付けでうpには何も無いんだ!だって?……ああ、まあ、うん。そのー、ね?やっぱり、ね?ちょっとね?あのね?一さんって凄い顔が良いのよ。うん。それだけ。……良いじゃないか!なんだよ!別に私だってね!ゲームだけやっててもやっぱり青春に飢えてるんだよ!もうね!カッコいいんだよ!面食いだって!?……いいじゃん。


 閑話休題


 まあ、確かに二人は大会後にあった番組で活躍(虐殺)シーンはすごいと思うが……なんでだ?


  一「……だよ。だから……おや?そこにいるのはモブAと……ああ、遂に入れたのね。」


 え?遂に入れた?なに?一さんはうぽつ……華の事を知ってるの?


  うぽつ「ああ、はい。入れましたよ!……周りに人は居ないですね!よし!」


 いや、そこそこいるよ。目が節穴かな?というかさっきからずっとうぽつがうpを見ている。……結構ダンディなおじさんだとは思うけどなんでそんな うぽつ「兄さーーん!!!」……ファッ!?


  うp「いやいや!待て待て!ネチケットネチケット!!周り結構人居るって!目線がヤバイって!」


  うぽつ「いやー!兄さんいつ来てたんですか!!言ってくださいよ!」


  うp「いや!まず俺だってどこ居るかわからんのにできる訳ないだろ!!」


 えっ?なに?こういうプレイ?いや、やめてよ。周りの視線が私達にグッサグッサ刺さるんだよ!


  一「あー、すまんな、モブA。こいつら一応兄妹なんだよ。うん。……ネット的に言っていいものかどうかはわからんがな。」


  モブA「!いや、問題はない。そういう事ならな。私も彼女……うぽつの友人だからな。」


 ……あっぶなかった!!危うくモブAモードじゃなくて普段の私の話し方で喋りかけたよ!!ふぅ……


  一「ああ、モブAはうぽつの友人だったのか……ありがとう。俺がいうのもなんだがな。……というか口調なんか無理してないか?なんなら崩しても良いんだぞ。」


 ……おうふ。イケメンのお礼が自分の荒んだ心をあっためてくれるわー。もう湯たんぽだわー。……でも


  モブA「すまない。この口調はロールプレイの一環なんだ……さっきはとある事情により崩してはいたが……」


  一「そうか……なら仕方ないな。ちょっと聞いてみたい気はしたんだがな。」


  うp「おーい。とりあえず集合!」


 うpがそう言ったので一さんと二人で向かう。


  うp「えーっとですね。ちょっと今個人的な事情で大変な事になったのでですね。パーティについて相談があります。」


 なんだ……っ!いや、まさか、そんなわけ


  うぽつ「まあ、要は4人でパーティを組もうというだけなんですけどもどうですか?」


  一「ああ、うん。俺は良いぞ。」

  モブA「まあ……私は問題ないぞ。」


 やっぱりね。そうだとは思ったよ。あの華がここで別行動しようなんて言うとは絶対ないとは思ってたけどね。……うん?


  うp「え?モブAは問題ないのか?こう、は……うぽつの事だから無理矢理させた訳じゃな!いった!ちょい!うぽつ!!痛いよ!!!」


  うぽつ「はあ、そうなんですか。」


  うp「いやそうなんですかって……」


  モブA「いや、私は問題ないぞ。まずパーティは解散済みだし、今は暇だからな。」


  一「ああ、暇なのか。なら問題ないな。」





 こうして、人間?2人と機械2人のよくわからないパーティが出来た。……どうなるんだ?これ。


はい、まさかの暁ことモブA編です。...…正直根源だけ作って後はほぼアドリブのこの小説ですがこの案はかなり前から考えていたんですよね。まあ、次回には一に戻りますがね。


追記、魔導人形狙撃銃と勇者のステータスの種族補正です。

魔導人形【狙撃銃】

STR×2.3

DEF×0.5

INT×2.3

MND×0.5

AGI×1.4

DEX×1.0


勇者

ALL×1.5


です。記入をするのを忘れていました。すいません。次回からはできるだけ無いようにしていこうと思っています。


追記、モブAのステータスを修正しました。

   華の発言を調整しました。

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