37話 すごい火力だ...
主「ふう...疲れた。」
ジョー「主、僕の一人称が僕だったり私だったりするんだけどどういう事?」
主「私→作られたキャラ 僕→素 でおk。」
ジョー「なるほど、わかったよ。」
「ふう……これで彼らは救われ 「ま、まだ、だ。まだ、私の変態魂は尽きてない、ぞ。」……そうですか。なら、全員!彼に救いを!」
「「「「「救いを!」」」」」(全員一斉に光槍を撃つ)
「くっ……変態に栄光あれ!!」
ジョー「はいっ!では今回の試合は神のお告げの勝利です!お疲れ様でした!」
「はい、これで彼らは神に救われた事でしょう。嬉しい事ですね。」
うp「……なにこの茶番。」
一「しらん。」
【次の試合は貴方達です。頑張ってください】
【相手パーティ 「オーバー」 】
俺たちは準準決勝第3試合の 神のお告げ vs 100%変態という名の紳士 の戦いを見ている。……変態はリーダーの黒タイツ無知幼女loveという捕まった方がいいレベルのやつ含む6人全員が草魔法の草玉を使用して相手を縛り、そのまま一人ずつタコ殴りにしていく、というパーティだったのだが、間違いなく相性が悪かった。神のお告げは光槍をメインに使い、光槍は弾速が早く、どんなにAGIが低くてもそこそこのスピードで飛ぶ。
まあ、つまりは草玉を撃つ前に光槍撃たれまくって死んだ。というわけだ。草玉効果は強いけど弾速おっそいしな。
閑話休題
俺たちはよく練られた(30秒)作戦をオーバー達に実行する時が遂にきた。……まあ、ただ俺が気に入らない相手がいるってだけなんだけどね。
うp「しかし本気であの作戦を実行すんのか?あの人を人とも思わない外道な作戦を。」
一「……良いんだよ。試す相手が出来たわけだしな。」
【城内中央に召喚されたので転移します】
おっと、そんな事を話していると召喚されたな。……この召喚された文、召喚者じゃなくて召喚場所なんだよなぁ。
ジョー「うげっ、貴方達ですか。……せめて瞬殺だけはやめて下さい。盛り上がり様によって僕の給料が決まるんですよ。」
一「それは……相手次第だろ。とは言え負ける気は無いけどな。」
ジェノサイド「随分な自信ですねぇ!魔導士の戯れのリーダーの一さーん!ボクらも負ける気は一切ないんですよ!貴方方の攻略法も見つかってますしね!」
一「ほう、それは楽しみだな。頑張ってくれたまえ。」
ジェノサイド「くっ、その余裕そうな顔を後悔させてやりますよ!」
うp「お前……どうした?」
一「……え?どうした?……確かに変だな。」
何故俺がこんなにジェノサイドを気に入らないのだろうか?単に性格が合わないだけの様な気もするけど。
太刀魚「……そういえば一さん。本当にアレを実行するんですか?色々まずいことになると思いますが……。」
ジェノサイド「おや、まさか今までの作戦とは違う作戦を?あの脳の無さそうなごり押しとは違うって事ですね。いやー楽しみですよ!」
一「太刀魚、もちろんやるぞ。面白そうだしな。」
ジョー「えーっと?準備は良いですか?良いですね?それではスタートです!」
ジョーが開戦のゴングを鳴らし、スタートする。
ジェノサイド「さあ!うpさん!あなたにちょっと行動されると鬱陶しいので今回は休憩してもらいますよ!【七つの大罪】強欲「種奪」!」
うp「はあ!七つの大罪だって?そんなもん……俺の腕が銃になんねぇな……」
ジェノサイド「このスキルは貴方の」
一「マジか、ならあいつの言う通り休憩しとけ。アイ!うpを守ってやってくれ。」
アイ「はい、了解しました!」
うp「ちっ、……まあ、今回俺ら要らんのだけどね。」
一「まあ……俺の憂さ晴らしだしな。」
ジェノサイド「何言ってるんですかねぇ!そこのお二方!このボクの腕に生えた銃の弾丸に貴方方は耐えれるんですかねぇ!」
そういい、俺らの方へ短機関銃を向けてくるジェノサイド。………………弾おっそ!飛距離短っ!
一「おいおい、その弾遅すぎるだろ!しかも飛距離も短いし。ソードオフショットガンより飛んで無いんじゃあないか?」
うp「いやいや、流石にそれよりゃ飛んでるだろ。それよりさっさと作戦を実行しとけ。ポーーと太刀魚もはよしろって目で見てるぞ。」
一「あいよ..死ぬなよ。」
うp「いやいや、死んだ所で別にええやんけ。さっさと行けって。」
酷い発言だなおい。まあ、今回は俺だけで実現は出来るけどさぁ。
一「はあ、仕方ないな。……ジェノサイド!また後でな!」
そう言い残し、俺は真上に飛翔した。それと同時にあるアイテムをいつでも出せるように用意する。
ジェノサイド「飛んだですと!なら絶対何かする気ですね!なら、全体!一旦奴を撃 うp「させるかよ!」くっ!ナイフなんて持ってどうする気、ひえっ!」
あいつ……解体用のナイフで何やってんだよ……いや、待てよ?もしかして種族特性が全部奪われた結果武器が使えるようになったってか?ならマズイな、俺の出番が消えるぞ。……そろそろか?
この大会ではアイテムが自由に使え、数の指定も無く、生産職の人でも参加できるくらいなのだ。……アレがアイテムとして使えるのが納得出来んけどな。
故に今もオーバーの連中は回復ポーションなる物を使用している。……かわいそうに。
そして、このゲームでは重力があり、落下ダメージがある。まあ、下にいる物にもダメージはもちろんある。そして、落下物は重ければ重いほど威力が増す。……増してしまうんだな。これが。
後地味にこのドーム空が見える。
一「お前らー!悪いなー!頭上注意の看板が無くてなー!」
ジェノサイド「……へ?」
俺は奴らの真上……大体500m上くらいから大量の土砂崩れ鰐を落とす。……素材を売らなかったからめちゃくちゃに余ってるんだよなぁ。
ジェノサイド「ちょちょちょちょちょ!全体!逃げて!本気で逃げて!」
「いやー、隊長。」
ジェノサイド「なんだよ!」
「逃げた先にも落ちてってますよ。」
ジェノサイド「えっ。あっ。」
「今回は隊長頑張りましたって。それより今回のこの大量の土砂崩れ鰐?の素材を一さんに謝って多少売ってもらって研究しましょうよ。」
ジェノサイド「……うん。わかった。」
ズドーンっと音がして下を見るとそこには大量の土砂崩れ鰐の残骸がある。……だいぶシュールな光景だ。
ジョー「ひょえー。……あれっ?全滅ですか?」
一「いや、俺がいるぞ。」
ジョー「ひっ!ひぃっ!殺さないでぇ!」
まあ、今回の作戦は俺以外全員死亡する可能性が高かったから、びっくりしたのは否定はせんぞ。確かに他の奴らは全滅してるしな。ただ
一「いくらなんでも殺さないではないだろ。怖いわ。傷つくし。」
うん。俺の精神に影響がでるしな。やめてほしい。
ジョー「ああ、はい。わかりました。それでは……魔導士の戯れの勝利です!」
パチパチパチパチ
何故か2試合目から観客がブーイングしなくなったな。いやーなんでだろーなー?(棒読み)
【貴方方は勝利しました。元の場所に帰還します】
一「ふう、疲れた疲れた。……うp、どうした?」
うp「一……素材まだある?」
一「ん?……あったぞ。」
確認したから間違いはない。
うp「そうか、よかったよ。これで減ってたらどうしようかと思ってたよ。」
一「いや、ないだ ジェノサイド「おーい、一さんやーい!」…….はぁ。」
なんか面倒な奴が来たんだが…………
はい、あえての土砂崩れ鰐で絨毯爆撃(爆撃ではない)でした。いやー、脳内で構成を考えても色々忘れるんですよね。マジで「あっ!これええやんけ!」ってなっても数分したら忘れるというスパイラル。泣きたい。
追記、誤字修正をしました。




