2.5話 妖精の祝福
一「前回チュートリアルと言ったな。」主「そっそうだよな、一」一「あれは嘘だ。」主「ウワアアアァァァァ」
AI「確認が終了したようなのでこれでキャラクリエイトは終了します。本編は2日後からですが、チュートリアルならあちらの扉を開けると受けることが出来ます。」
【クエスト】キャラクリエイトをしよう。成功
(報酬) 1000マルク
初心者装備
金の単位はマルクらしい。かなり破綻しそうだ。
確認が終わった俺は、チュートリアルをすすめられるがここでAIに一つ疑問をぶつけてみる。
一「そういえばAIって名前はあるのか?」
AI「残念ながら私に名前などはありません。」
そうか……悪い事を聞いてしまったな。
AI「ですので、あの、その、出来ればで、いいのですが、名前をつけて貰えると、うれしいです。」
…………………………はっ、
思いもよらないおねだりに一瞬無い思考力がより無くなってしまった。
もちろんやるが生憎俺にはネーミングセンスってもんがないから困ったな……
こんな時昇ならどうするか……昇?
あぁ、その手があったか。
一「よしわかった、今日からAIの名前はアイだ。ちょっと安直過ぎるかもしれ無いがあいに「ありがとう、ございます、これからは、アイとお呼び下さい。」……おう。」
思ったより気に入ってくれて何よりだな。
そこからアイの色々な情報を、教えてくれた。
曰く、アイは妖精のピュアで中々強いらしい。
一「ちなみにチュートリアルって何するんだ?」
アイ「はい、チュートリアルはですね、この THE Fantasy Dimensionの世界への説明とスキルの使い方を学べ、種族特性の確認が出来ます。」
という事らしい。まぁ、つまりは色々確認できるよってことだな。ここですることはもう無いしチュートリアルまで行くこととなったのだが行こうとした時にアイから
【アイからフレンド申請が来ました。承認しますか?】
と、顔真っ赤で送られてきた。このゲームはNPCともフレンドになれるらしい。……ここまで来ると本当にAIか怪しいレベルだがこのゲームは、NPCが、全員別の意思を持っているらしいとのことで、これもこのゲームならこの程度は問題無いだろう。これが本当はドッキリで俺を騙す気だったら演技力高すぎて一瞬で騙されるな。
閑話休題
俺の前に、はい、いいえと表示されているので、すぐさま、はいを押した。するとアイが、笑顔になりながら、
アイ「名前とフレンド登録ありがとうございます。それではチュートリアル頑張って下さい。一様に祝福を。」
【クエスト】妖精の始祖の願い 大成功
召喚「妖精【始祖】」
称号「妖精【始祖】の祝福」
と言ってき……これクエストだったのか。にしてはやけに作り込んでいるようだ。しかしこの召喚ってアイの事か?だとしたら凄いうれしいのだがな、そしてアイが今決まったみたいな焦り方しをしている。
一「なぁ、この妖精の始祖ってアイの事か?」
アイ「えーと、はい、そうです。誠心誠意対応させて頂きます。」
一「そうか……ならどうやって出せばいい?」
アイ「えーとそれはチュートリアルにて確認して下さい。」
そうか、まぁここで確認するまでも無いしな。さっさとチュートリアルに行けって事だろうか。
じゃあそろそろ扉を開いてチュートリアルに行くとしますか。
アイ「それではまた後で会いましょう。」
そうして俺はチュートリアルの扉を開いた。
一 男 キマイラ【オリジン】(天使 悪魔 人間) LV1
ステータス(カッコ内は補正値)
STR(筋力)30+(60)
DEF(耐力)15+(16)
INT (知力)120+(324)
MND(抗力)15+(24)
AGI (敏捷)60+(116)
DEX(器用)60+(95)
種族特性
【天使】(天使の羽)(光属性強化)(天の裁き)
【悪魔】(悪魔の翼)(闇属性強化)(魔の導き)
【人間】(経験上手)
称号
妖精【始祖】の祝福
スキル
【 特殊】召喚(妖精【始祖】)
すいませんでした。描きたかったんで描きました。反省も後悔もないです。
次回、今度こそチュートリアル。
追記、ステータスを修正しました。
召喚を【特殊】にしました。