34話 大会開始+最初からラスボス?
主「大会が遂に始まりますよ!」
ジョー「ねえ、いつまで僕この格好しなきゃいけないの?」
主「この大会が終わるまで。」
ジョー「はあ、なんで僕がこんな目に...。」
主「安心しろ、仲間が今回出来るから。」
ジョー「ふえ?」
俺たちが呑気に草兎の串焼きを食ってると、時間が来たのかどうかはわからんが、急に某ドームの観客席のような場所に飛ばされて来た?
そして中央の空間に2人の人間が居る。
1人はあのジョーとか言うバニーガールの格好の女の子で、もう1人は宝石をジャラジャラ付けた王様の様な人だ。おそらく王とそのお付きの従者みたいなものだろう。
王「さあ!皆の者よ!これより大会の開催を宣言する!皆の者よ!戦え!そして勝利せよ!」
「「「うおーーーー!!!」」」
「「「いえーーーーい!!」」」
ジョー「えーっと、ではまず今大会の説明をさせていただきます。今大会は」
というように説明していたが要は
大会はトーナメント形式で 1パーティ VS 1パーティ で行われ相手パーティ全員のHPが0になると勝利する
試合の出場パーティはランダムに決定する
こっちで召喚するから準備は万端にしておけ
召喚は試合開始1分前に行う
尚、試合開始前にバフをかけても開始した瞬間に効果は切れる
試合中のダメージ表記はないが代わりにゲージが出て、緑がHP.青がMPで表記され減った分は灰色で表示される
優勝賞品は多額のマルクと「絆と勝利の宝玉」なる物と「カジノコイン」が大量に貰えるらしい。
……おそらく次の街でカジノ追加か。これは楽しみだな。
王「それでは5分後から試合を開始する!試合出場は開始前にパーティのリーダーの目の前に文字が出るから試合出場をするパーティは準備をしてくれ!対戦する相手パーティはその下に表示されるからな!」
そう言って何処かへ転移した王、そして目の前に
【次の試合は貴方達です。頑張ってください】
という文字が…….俺らかよ!
一「おい、次俺らだってよ。」
うp「は?……マジかよ、相手は?」
相手か、誰だろうか。最初は弱そうなのg
【相手パーティ 「モブ達の狂乱」 】
………………………………………………………………………………………………………………..は?
一「……..どうやら俺たちの賭け金は0になった様だぞ。」
うp「いやいや、何言ってんの?一試合目だぞ、流石に 一「相手はモブ達の狂乱だ。」……うーむ、多分大丈夫だろ。」
え?何言ってんのこいつ。
太刀魚「……うpさん。あの6人はそうとう強いですよ。まず知識があり、それを生かす技術がありますからね。何より戦略がありますよ。」
うp「そうだな……まずあんたら前回どうやって負けた?」
太刀魚「えっ。」
ポーー「確か……まず俺に状態異常をかけまくって動けない状態にした後、頑張って太刀魚を削り切って、その後倒されましたね。」
うp「そう、要は普通過ぎるんだよ。」
何言ってんのこいつ。カエンダケでも食ったか?
うp「いいか、冷静に考えてみろ。太刀魚を削り切ったんだよ、一みたいに火力で溶かした訳じゃない。実際映像では28秒かかってたしな。つまり、LVでごり押せばどうにかなる!」
一「……モブ達の狂乱が俺ら以上のLVだったら?」
うp「……まあ、なんとかするさ。」
適当だなおい。
太刀魚「まあ……あの後土砂崩れ鰐などのネームドを討伐したっていう報告はないですからね。LVだけで言えばうちらはかなりのもんでしょうね。」
ポーー「それにお2人とアイさんのおかげで火力では負けないでしょうしね。」
アイ「いえいえ、そんな事は。」
一「まあ……言われてみればそうかもな。」
相手のDEFが低かったらDPSの悪魔が溶かすしDEFが高くても俺が削り切るしな。しかしそう聞くと化け物パーティだな、俺ら。今更だが。
うp「しかも前回と違って人数も同じだ。これで普通のパーティに負けるとでも?」
太刀魚「……まあ、なら信じますよ。その言葉を。」
うp「信じてくれ、俺の言b」
【城内中央に召喚されたので転移します】
そう言ってドームの中央の脇に転移した。反対側にはモブ達の狂乱がいる。……あ〜あ、せっかく言い切ったらカッコ良か……ないな。そもそもおっさん同士で何してんだよって話だ。
ジョー「えーっ、これより「モブ達の狂乱」対「魔導師の戯れ」の試合を開始します。両パーティ、準備はいいですか?」
モブA「ああ、問題ないぞ。……初めまして、と言ったものか。まあ、太刀魚とポーーは久しぶりと言っておこう。」
モブC「またアレ削りきんのかよ……。」
モブF「アレ無駄に硬いんだよねーwww」
モブE「まあまあwwwまだあの2人のお仲間が弱いと決まった訳じゃwwwないからwww」
モブB「えっと、あの、よろしくお願いしますね。」
モブD「……よろしく。」
モブAは今回は土砂崩れ鰐の装備?の様な茶色の重装備を着ていて、背中には黒いバスターソードを背負っている、見た目は人間だ。……あの映像のフルプレートの中身が女の子だとは思ってなかった。口調やらなんやらが相まって少年にしか思ってなかったしな。しかもやけに美少女だし。髪の毛はショートの白髪で目は……アースアイか、知り合いに1人いるがやはり美しいな。
モブBは青髪ロングで薄茶色の目をしているエルフ?の女の子で装備は茶色いキャソックだ。……久しぶりに回復職が着る姿を見た気がする。あれMNDが上がるから、着るだろうと想定された回復職じゃなくてタンク職が着る方が多かったしな。
おそらく武器は手に持っている錫杖だろう。……あれ多分両手杖かな?
モブDは赤髪のボブカットで目はブラウンの茶色いローブを見にまとった美少女……最近溜まってんのかな?見る女性全てが綺麗に見えるなあ……。
閑話休題
装備はこれまた茶色いローブで武器は短杖だ。……みんな短杖より魔導書持つからこれまた珍しいな。
というわけで……なに?まだモブC.E.F の紹介が無いって?……C.Eが弓を持った軽装の男達でFがローブを着た魔導書の男だ。正直モブ顔で特に語ることも無い。
太刀魚「はい、よろしくお願いしますね、皆さん。」
ポーー「前回の借りは返すからな。」
モブA「ああ、返して見るといい。最も、前回は人数的に貴様達が不利だと考えてたから、本気じゃなかったがな。」
太刀魚「そうですねぇ、どう思います?リーダーの一さん?」
途端に騒つく外野。たしかにそうだよな、普通太刀魚やポーー……βプレイヤーのトップクラスがリーダーだと思うよなぁ。まあ、別にいいけどね。
一「いや、そこで振られても俺はなんも言えんが。」
モブA「ほう、つまりは貴様がタンク&ウォリアーの主ということか。」
一「……ああ、そうだ。それが何か?」
モブA「なるほど、いや。なんでもない。そちらも準備をしてくれ。」
俺は全員に対して準備は万端なことを確認しジョーに伝える。
ジョー「準備はいいですね!では試合開始まで、5!4!「3!「2!「1!」」」試合開始です!」
ジョーが試合開始のゴングを鳴らす。すると俺はあらかじめ考えてた作戦名を言った。
一「みんな!まずはプランAだ!」
太刀魚「はい!(自分に属性付与で水属性を自分に付与)」
ポーー「わかりました!(血の兄弟で自分の分身を6体増やす)」
うp「わかった!(手を重機関銃に変化)」
アイ「えっ、はい!(一に属性付与で闇属性を付与+能力上昇でINT.能力上昇-持続でAGIを上昇)」
紅葉「キュキュイ!(待機)」
うんうん、皆ちゃんと作戦通り動いてくれたな。
このプランAというのはアイ以外全員が(紅葉化)を持っており、AGIを馬鹿みたいに上げれることから始まった。ちなみにこの時点でAGIは700上がっている。
一「よし、突撃!!」
モブA「まさか!!紅葉k うp「断るっっっ!!!」……え?」
一「ああ!そうだな!行くぞ!」
うp「くらいな!俺達の弾丸を!!」
一「光線!」うp「ヒャッハー!!」
プランA……別名「AGIを上げて突撃……かと思いきや後ろから仲間ごと弾幕作戦」は初見殺し満載の文字通りの作せ……よく考えたらモブAはAGIを上げるメイン要素の紅葉化に気づいたんだな。驚きだ。
モブ達の狂乱のメンバーは、この2人の弾幕+光線によって全滅してしまった。ただその時のジョーの唖然とした顔とジョーが
ジョー「えーっと、その、はい……はい。わかりました、はい。勝者!魔導師の戯れ!!」
と言った後の外野の賭けに負けた事による罵声等々は、なんとも言えない気持ちになった。が、その後に
うp「うん?なんで俺らこんなにブーイング受けてんの?」
アイ「多分自分の見る目の無さを認めたくなかったため、違う人にイライラをぶつけたいんだと思います。ですのでここはひとつ辛抱していた方がいいですね。」
と、勝利インタビューで後ろに来ていたジョーのマイクで拡散されてしまい、外野が静まりかえったのは正直ちょっと面白かった。
【貴方方は勝利しました。元の場所に帰還します】
ブックマークが遂に50件来ました!!!!!
イェーイ!
かんわきゅうだい
いやー、まさかこんな事になるとは...
ちなみに一達が、色々やってる中モブ達は何をしてたかと言いますと普通にバフだとか、弓を引くだとかそんな事をしています。まあ、火力には勝てなかったよ...。




