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139話 ほんとは強いワニよ

まず、今回は更新がかなり遅れてしまい誠に申し訳ございません。仕事の激化と病症の悪化等色々ありましたが無事?投稿できました。


これまで待たせてしまいましたが、これにて復活! 次回も頑張って……ほどほどに頑張ります……。


さて、改めまして、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!


(前書きのアレは後書きにあります……」


 一「さーて、ここら辺かなぁ?」


 二「ちょっとドキドキしますね……」


 (つぐ)と俺は飯を食べ終わり、草原に出る。二の戦い方なんかを見るため、取り敢えず適当な敵と戦わせる事にした。


 一「さーて、……お、あいつとかどうだ?」


 二「えーと……あの草兎ですか?」


 一「そうそう。」


 それなりの平原に1匹の草兎。最初の相手としては充分だろう。


 二「ふむふむ……はい、わかりました。」


 そういうと、どこからともなく……なんだ? 灰色の刀身と藍色の銃口を持つリボルバーの様な銃剣を用意する。


 二「あれくらいでしたら、特に問題はないかもですね。風と光でいいかな?」


 銃部分の回転式シリンダー部分には赤青黄緑白黒の6色、おそらく属性毎の印が付いた銃弾が入っており、その中の緑と白を押す。


 二「よし、一様見ててくださいよ! 翼展開! ライトバレット!」


 自信満々に銃を向け、銃口から光輝く弾丸を3発放つ。

 不意打ち気味の攻撃は全て1匹の草兎に命中……すると思いきや、1発しか命中せず、かなり奥の方にいた草兎2匹に命中する。


 一「えっ、大丈夫か?」


 草兎は紅葉によって真っ赤に染まり、こちらに気づいた3匹は一斉に襲いかかってくる。


 二「うわ思ったより早! 天の裁き!」


 慌てて天の裁きを発動。3匹は体を光らせ、残った物はドロップ品の少し焦げた皮が3枚。


【経験値を0手に入れました】


 一「俺に経験値は入らないか。……さて。」


 俺は横で冷や汗をかいてる二を見る。


 二「ふぅ〜……なんとかなりましたよ! 一様!」


 一「いやまあそうだけど……」


 仕留められたからいいものの……正直焦りすぎだったのでそこはある程度課題になりそうだ。というか最初の余裕はどうした余裕は。



 その後も他の草兎数匹を危なげなく倒す二。すげえな天の裁き。


 一「これだったら土砂崩れ……流石に厳しいかな? まあ土鰐くらいならなんとか……」


 これならもっと効率の良い相手に移っても良さそうかな。そう思う内に、俺達は川辺へと近づいていた。


 二「うわぁ! 大きいワニですよ!」


 例の土砂崩れ鰐。俺達は割と経験値稼ぎにもってこいぐらいにしか思わないが、実は滅茶苦茶強い土砂崩れ鰐だ。

 いわゆる重戦車型のステータスをしたボスだ。硬いし攻撃も強いので普通に戦うと結構強い。まだAGIが低いから救いがあるだけで普通はスルーする人が多い魔物だ。しかし……


 二「誰か戦っていますよ?」



 「クソっ! こいつ硬いぞ!」

 「だが効いてるはずだ! アイスシュート!」

 「それなら良いけどよ! おらっ!」

 「危険です! 守護の祈祷を使います!」

 「うわぁ! だからやめよって言ったのにー!」


 倒せたら経験値諸々は上手いので、特に若い子に多い、一発狙いで戦うのもいるにはいる。それで負けて次からは挑まないってパターンだ。


 一「あー……そうだな。」


 どうやら草兎装備の4人と妖精1人のパーティだ。

 剣使いと槍使いが交互にヘイトを買ってダメージを分散しつつ、隙を見て魔法使いが氷魔法で援護、大きなダメージは僧侶が防御系の祈りをかけつつ回復をして支援、妖精は……何してるんだ。わからない。


 まあなんにしても結構頑張っている様だが……流石に厳しいか。というかどこかで見たことある様な?


 二「一様、あのステータス差で勝てるのでしょうか……」

 一「多分無理だと思うけど……あの装備なら大丈夫だろうな。」


 草兎装備は(紅葉)を持つ為危険ならすぐ逃げることが可能だ。即死するなら別だがな。


 一「まあ、先客も居るし、違う敵を探すぞ。」


 とりあえず別の場所で二を土鰐辺りと戦わせようかな。そう思い、俺は通り過ぎようとする。


 二「わかりまし……あれ? あのマッドスライドクロコダイル、こっち見てませんか?」


 一「え、そんなバカな……」


 「危険だ! 逃げろ!」


 土砂崩れ鰐の方向を見ると、初心者パーティはいつのまにか蹴散らされ、俺達を見つけた鰐はすごい勢いでこちらに走り寄っていた。


 一「マジか、それなら……」


 俺は太極図を宙に浮かせ、炭杖を左手、弔杖を右手に装備。


 一「ライトバレット、からの天神の救裁発動。討伐完了だな。」


 太極図から光輝く弾丸を10発、向かってくる土砂崩れ鰐に命中する。


 その後発動した天神の救裁によって土砂崩れ鰐は光に包まれ、後に残るのは焼け焦げた皮のみだ。

 

 天神の救裁はMP消費無しで天界の裁きを発動させる事ができる。

 これによりワニは俺のINTの半分、1911の固定ダメージを受けたのだ。


 二「うわぁ! すごい! あんな大きな鰐が消し飛びましたよ!」


 一「そうだな……」


 素材が勿体無い……というのは無いが、後を見るとそれでもやり過ぎたと思う。後で魔法を色々調整しておこう。


 「おーい!」


 少し反省していると、先程戦っていたパーティの1人がこちらに駆け寄ってくる。


 「大丈夫か!」


 一「いや、大丈夫……ああ、お前らか。」


 アレだ。あの今回から始まるストーリーの槍使いの……名前は覚えてないな……


 「いま、こっちにデケェ鰐が向かって……そして謎の光に包まれてなかったか?」


 一「ああ、鰐なら俺が倒したからな。」


 そう言うと凄い驚いた表情をする槍使い。無理もないだろう、自分達がやられていた敵を一瞬で消した(物理)のだから……


 「いや……いやいやいや……嘘だろ? あのでっけぇ鰐だぞ? 茶色い……デカ「ちょっとバル! 早くこっちでみんなを運ぶの手伝ってよ!」


 そうこうしていると、槍使いの後ろから妖精が1人やってきた。

 先程彼らが争っていた場所を見ると、川辺でぐったりと伸びているのがわかる。


 一「まあ……川辺で寝るのは体に良くないしな。運ぶなら手伝うぞ。」


 バル「そいつは助かるぜ。じゃあ 一「よっと。」……え?」


 とりあえず天の羽を展開して飛びながら近づき、魔の翼を展開して対象の3人を翼で掴み上げ、近場の草場に置く。


 一「そして回復か。」


 後は全員に回復魔法のヒールをプレゼントだ。……マジでMP消費0は強いな。考え無しでポンポン魔法が使える。今までもMP消費は気にしてないって? それは間違いない……


 「「う、うーん……」」


 回復魔法をかけてやると、意識が戻ったのか、魔法使いのと僧侶は起き上がる。


 一「おい、大丈夫か?」


 「はい、なんとか……」


 「ありがとうございます……はっ、そう言えばあのワニは!」


 一「俺が倒した。」


 後ろの焦げ後を指差す。


 一「俺も襲われたとはいえ経験値や素材を奪ってしまった。すまない。」


 とりあえず先に伝える。これは本来なら手に入れるはずだった経験値や素材を奪う行為、に近しいからだ。……戦う気はなかったが、相手から襲われたから仕方がないってやつだ。


 1回……いや、何回かやらかして


 「えっ、いや……こちらこそ、無理して戦いを挑んで……あの様だったので……」


 「むしろ助けていただいた礼をさせていただきたいです!」


 一「まあ、それならいいが……」


 「う、うーん……あれ、一さん?」


 そして、勇者……ネロが起きたようで、こちらに振り向く。


 「ネロ、やっと起きたか。」


 「ネロさん、この方とは知り合いなのですか?」


 ネロ「うっ……それは……」


 一「あ〜……」


 一応、俺は関わってほしくない相手……ではある。


 「はーん、また何かしたんだな、ネロ。」


 ネロ「うっ……ごめんなさい、突っ走って勝手に戦い挑みました。」


 「またですか!? 前もうpさんにぼっこぼこにされたのに……」


 いつの間に戦闘してたのうp……


 一「まあ……その件はいい。なんなら戦いに来い。」


 ネロ「えっ!? いいんですか!?」


 一「ああ。いつかな。」


 まあ、折角の機会だ。次の戦いでボコボコにして2度と戦う気の起きない様にしよう。うpはまだしも、いつか他のクランメンバーに手を出されても困るしな。


 さて、その後少しだけ話をすると、5人は今回の事を考えながら帰って行った。


 一「それじゃあ……俺達も帰るか。」


 二「わかりました。」


 あのパーティと出会い、なんか気分が削がれたので、今日はレベル上げ終了だ。


 俺達は空を飛び、街へと帰っていく。






 「ネロ、あの人が例の?」


 ネロ「うん、あの人が熾天使で魔王の一さんだ。」


 「熾天使にして魔王、かのルシファーと同じ種族を持つ魔王の1柱」


 「にしては優しそうだったけどな。」


 「そうなんですよね……ただ、気をつけた方がよろしいでしょう。あの傲慢のルシファーと同じ種族なのですから……」

主「あけましておめでとうございます!」

ジョー「いや待て待て待て!」

主「今年もよろしくお願いしブベラァ!」

一「あ、吹っ飛んでったな。」

アイ「そうですね……」



主「マジで遅れて申し訳ありませんでしたああああ」

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