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136話 なる男

はい、生きてました。マジで遅れて申し訳無いです……


これからも不定期にはなりますが、何卒よろしくお願いいたします。


 七色「フェアリー! しっかりなさい! それでもラスボスの1人ですか!」

 アイ「ううっ……カラーズ、それが恥ずかしいんです……私の黒歴史ですよ……」


 先程の俺の発言により、沸騰しそうなほど顔が赤くなったアイ。


 一「まぁ……うん。悪かった。」

 アイ「一さん……」

 一「後で一回確認しよう。」

 アイ「一さん!?」


 正直ゲームの事を覚えてない。というか最後までクリアしたっけ……まあ、後で確認しておこう。


 閑話休題

 

 皇帝「さて、そろそろ本題に戻ろぅかな?」

 烈風「なんだっけ?」


 本題……そうか、結局聞いてないな。


 一「そうだな。じゃあ改めて、上限達成で何があるか説明してもらいたい。」

 七色「そういえば説明して……ませんでしたわね。」

 アイ「そうですね……それでは改めて説明しますね。」


 

 レベルを上限まで上げる事で、何があるのか。無難なのはレベル上限達成記念の解放用の何かしらとかか?


 アイ「まず、……そうですね。一度、一さんのステータスを表示しましょう。」


 ……俺のステータス? そう考えると、いつものステータスのパネルが目の前に表示される。


 一 男 キマイラ【オリジン】(天神 魔神 現人神) LV50

HP. 336/336 MP.1302/1302

 STR(筋力)50+(160)

 DEF(耐力)30+(96)

 INT (知力)280+(896)

 MND(抗力)30+(96)

 AGI (敏捷)110+(352)

 DEX(器用)100+(320)

 LUK(運)651

 追加ステータス+760


 種族特性

【熾天使】(天の羽)(光の叡智)(天神の救裁)(天神の光背) (天神の顕現) (天神の創造) (経験下手)

【魔王】(魔の翼)(闇の根源)(魔神の堕落)(魔神の聳角) (魔神の降臨) (魔神の創造) (経験下手)

【現人神】(神に至りし者) (【人間系種族特性×3】)(人間系種族特性×3】)


 スキル

【特殊】

 召喚 (妖精【始祖】) 鑑定 飛翔

【武器】LV10 杖術×16 農具術 鎌術×14

【魔法】LV26

 攻撃魔法

 赤(火属性) 火×13 火炎×2 熱

 青(水属性) 水×13 水流×2 氷

 緑(風属性) 風×13 暴風 音

 黄(土属性) 土×11 大地 砂

 白(光属性) 光×16 光(改造) 閃光 神聖 雷 雷(改造)

 黒(闇属性) 闇×5 暗黒×3 邪悪 毒×2 黒色

 無(無属性) 無属性×9 虚無 草 鉄

 灰(複合属性) 大気 蒸気 溶岩 泥 熱風 砂塵

 補助系魔法

 橙(回復系) 回復×18 治癒×3

 藍(ステータス上昇系) 付与 補助×7 強化 藍色

 紫(その他) 波紋×2 使役×2 物理 理×2

【生産】LV3 農業 【肥料浸透 肥料散布 酸度測定】付与【魔力付与 魔力余剰 双効付与】

 追加LV76

【七つの大罪】傲慢(最終覚醒)


 一「はっ!? ええっ!? な、何? 俺いつの間に神になってたの?」


 頭に困惑の文字が浮かぶ。

 まず種族の進化……いや、神化と言ったほうがいいのか。すべての種族に神という文字が書いてある。


 烈風「おめでとーう。」

 七色「これで一さんも私達の仲間入りですわ!」


 アイ「カラーズ……それはないと思いますが……」

 皇帝「所詮ただの神だしねぇ……」


 まあ、そうだな。ただの神……いや違う。


 一「というか俺ってまだ種族が進化したのか。いきなりでびっくりしたぞ。」


 前回はアイテムで天使と悪魔が進化した分、今回は種族が進化したとか表示が無かったからわからなかったぞ。


 アイ「……アレ? そうですね。レベルアップの時に表示されませんでした?」


 一「いや、してないけど。」


 もしかして表示の前に飛ばされたとか? そんな事を考える。


 皇帝「もしかして、ぃっきにレベルァップした時はひょぅじされなぃ……ぃや、そんなはずは……」

 烈風「ちょっとかくにんしてくるよ。」


 右手を振り下ろし、謎の宇宙のような隙間に入る烈風。

 そして、一瞬の間に出てくる。


 烈風「ごめんいちくん! ひょうじされなかったのばぐっぽい!」


 ……バグ? その言葉で顔色を変える3人。


 皇帝「原因は?」

 烈風「じょうけんは[キマイラ]かつ[種族の進化状況がバラバラ]と[種族の進化レベルが違う]ことがぜんていで[2段階以上の進化]がはっせいしたときだよ。」

 七色「それは……中々厳しい条件ですわね。」

 アイ「あぁ、それは……」

 皇帝「無理なレベルァップがたたったねぇ!」

 

 マジか、俺の急レベルアップでこのバグが発見されたのか。……というか種族ってレベルアップで進化するのか。


 烈風「フェアリー。やっぱりあのアイテムはやりすぎだったね〜。」

 七色「あの例の仮面ですわね。」


 仮面……もしかして貰った奴?


 アイ「えっ!? そ、そそそ、そんなことは……あります……」


 烈風「そうだよね〜、じゃあ、このあとのさぎょうはやっといてね〜。」

 アイ「わかりましたぁ〜……」


 アイが落ち込んでいる。……が、正直やり過ぎは間違い無い。


 一「まあ、その……なんだ。正直ヤバい物ってのはわかってたけど、まさかここまで凄い効果を発揮するとは思ってなくってな……」


 皇帝「ちなみに何した?」

 一「クランの住民2000人以上をパーティメンバーにした。」


 この発言により、3人は驚愕の表情を浮かべ、後で仮面の効果を減らす事になった。……やっぱりダメだったか。補填として違う物が貰えるらしい。



 アイ「一さん。それとですね、ステータスを色々振り分けて貰えないでしょうか。」


 一「え? あ、ああ、そういえばそうだな。振り分けようか。」


 レベルアップに驚愕してステータスを振り分けていない。



 さて、色々確認し、思う事は数多くある。種族特性は簡単に教えて貰ったがヤバいものばかりだった。

 それを踏まえて俺はステータスを振った。


 HP. 1050/1050 MP. 2940/2940

 STR(筋力)200+(640)

 DEF(耐力)50+(160)

 INT (知力)650+(2080)

 MND(抗力)50+(160)

 AGI (敏捷)210+(672)

 DEX(器用) 200+(640)

 LUK(運)1470


 スキル

【特殊】

 召喚 (妖精【始祖】) 鑑定 飛翔 魔力操作 魔力感知 装備理解 複装術

【武器】LV10 杖術×16 農具術 鎌術×14

【魔法】LV100

 攻撃魔法

 赤(火属性) 火×13 火炎×2 熱

 青(水属性) 水×13 水流×2 氷

 緑(風属性) 風×13 暴風 音

 黄(土属性) 土×11 大地 砂

 白(光属性) 光×16 光(改造) 閃光 神聖 雷 雷(改造)

 黒(闇属性) 闇×5 暗黒×3 邪悪 毒×2 黒色

 無(無属性) 無属性×9 虚無 草 鉄

 灰(複合属性) 大気 蒸気 溶岩 泥 熱風 砂塵

 補助系魔法

 橙(回復系) 回復×18 治癒×3

 藍(ステータス上昇系) 付与 補助×7 強化 藍色

 紫(その他) 波紋×2 使役×2 物理 理×2

【生産】LV5 農業 【肥料浸透 肥料散布 酸度測定】付与【魔力付与 強化付与 双効付与】

【七つの大罪】傲慢(最終覚醒)


 こうなった。いや、うん。わかってる。


 正直にDEFとかMNDに振ったほうが……とかSTRいるか?とか、INTはこんなにいらない……とかも思った。


 がしかしだ。装備も増えて、これからどんどん装備も重くなってきた時、MPを削って装備は意外とキツい……だからSTRは必要。AGIは移動とかに関与するから普通に必要。DEXも夢の世界であればあるだけ良い事もわかったから必要。

 INTは絶対ここまで必要ないが、面白そうなのでやってしまった。


 後スキルの方だが……正直どう振って良いのかわからない。

 というか振ってどう変わるかがわからないのだ。

 今までレベルアップした時、新しい魔法の入手はともかく、それ以外の時になんとなく魔法に振り込んだりしたが、変わった感覚が全くない。威力が上がってる訳でも無さそうだし、スキル関連なのは間違いなさそうだが……


 アイ「これは……凄いですよ一さん!」

 七色「凄いというか……もしかして、バカですわね?」

 皇帝「魔導の極地って感じだねぇ。」

 烈風「きらいじゃないよ。」


 うーん、結構色々言われてるな。


 一「アイ、ちなみに聞くが何が凄いんだ?」

 アイ「ええっ!? スキル【魔法】のレベルが100なんですよ!? 快挙ですよ!」

 一「正直割と適当に魔法を上げてたんだが……」


 新しい魔法の取得として5以上にするとかはあったし、理魔法なんかの一部魔法は参照にする事はあったが、それでも20くらいで十分だしな。


 閑話休題


 一「それじゃあ、次に何をするんだ?」


 ステータスは決めた。次に行う事はなんだ。


 アイ「はい、次は一さんを装備にします。」


 そうかそうか、俺を……


 一「は? 今なんて?」


 俺を装備に? 俺に装備を渡すとかそういうやつの聞き間違いか?


 アイ「次は一さんを、装備にします。」


 なるほど、聞き間違いではないと……


 一「よし、痛そうだし帰るか。」

 皇帝「待って待って待って!」

 七色「どうやって帰るんですのよ……」



 詳しく話を聞くと、どうやら俺の持っている太極図や帽子のように、そのキャラをモチーフにした装備を作るらしい。紛らわしすぎる。


 一「作り方は?」

 アイ「基本的にはイメージから装備は作られますが、なにか性能の希望はありますか?」


 一「そうだな……まあ、魔法系で攻撃寄りの補助系の性能がいいかな。天の裁きみたいな追加ダメージとか、それか悪魔の翼みたいなバフ系とか。」


 俺といえば光系の魔法と天界の裁きを使った圧倒的な瞬間範囲火力が強いイメージだと思う。が、実際それにはステータス補助やら種族特性の補正やら何やらで盛りまくって一気に超火力を出しているだけだ。


 アイ「わかりました。それでは武器を作ります。その為に一さんの右手を貸してください。」


 一「ああ、わかった。」


 アイが俺の右手を手を組む様に握り、何かを唱えはじめる。


 アイ「コマンド・マジック・プログラム、実行。」


 アイと俺の間に魔法陣が形成される。


 アイ「対象、認証コード00005、承認。……種族変更、承認。」

 アイ「コマンド・サクセス・プログラム、実行。」


 次に、アイの右手の前に普段とは違う、違う形状の魔法陣が形成される。

 アイ「生成、新規武器、PLW、承認。対象、認証コード00005 承認。変更、セミオート。」


 更にアイの右手前に魔法陣が形成される。アイはそれに対して何か書き加え、かき消す様な、そんな動作をする。


 アイ「Sコード、EECEEE、Nコード……うーん……どうしましょうか……コード……コード、00あ2、03い0、うれれい……」


 一「なぁ、アイがヤバいんだけど、大丈夫か?」

 皇帝「それはコード設定中だから大丈夫だよぉ。」


 そうか、アイが壊れた訳じゃないんだな。安心。



 アイがコードと格闘する事1分。スッキリした顔で魔法陣を眺める。


 一「アイ、どんな感じなんだ?」


 アイ「はい、普段使用されている太極図、その系統である魔道具! 名前は、天魔の道具「Rein_Zwei_Flügel」です!!」


 そう言いながら、魔法陣は砕け散り、中から白い羽根と黒い翼が球体を隠す様に生えた、目玉の様に見える白と黒の球体が飛び出す。


 一「リィン……ツヴァイ……フリューゲル。これが俺の武器……」


 なんか……変わってるな……


 アイ「一さん、一応その武器の性能を確認して貰っていいですか?」


 そうだな。折角だし、見ておこうかな。


 天魔の道具「Rein_Zwei_Flügel」LV1

(STR+50)

 「モードチェンジ-飛翔」使用可能

 「モードチェンジ-光闇」使用可能

 「悪魔で天使な人」使用可能


 一「ほう……全くわからないな。」


 今までで1番意味がわからない武器ステータスだ。結構STRが必要なのにステータスの補正はないし。技ばかりだ。


 アイ「説明しますと、この武器は、プレイヤーのレベル上限達成で作られる新武器、PLW、プレイヤーウェポンです。この武器を装備して戦うと経験値が武器にも入ります! そうすると武器自体のレベルが上がり、性能が上昇させることができます!」


 なるほど……このプレイヤーウェポンは、いわゆる共に強くなる武器って感じか?


 アイ「レベル上限まで上げることのできたプレイヤーにご褒美として作られるオリジナルの武器、と言った感じですね。」


 一「オリジナル武器……そうか……」


 オリジナル武器、これは色々検証しがいがありそうなこって……



 皇帝「さて、今日はここまでだねぇ……」


 一「ああ、そうなのか?」


 皇帝がそう言う。


 烈風「そうだよ。ほんらいはそのぶきをつくるだけのいべんとだからぼくたちはいらないんだよ。」


 七色「まあ、初めてレベル上限まで達成しましたし、折角ですのでフェアリーさん以外も来てみたってだけですわ。」


 アイ「皆さんありがとうございます……」

 一「え? 本来はアイだけなのか?」


 烈風「フェアリーだけというか、フェアリーはいちくんのせんぞくまねーじゃーみたいなもんだからね。」


 今いち君って言わなかったか? というか専属マネージャーって……


 一「という事は……え、何、もしかしてアイってプレイヤーは俺としかやりとりしてないのか?」


 アイ「そうですよ?」


 マジか……と思ったが、まあ別に悪い事では無いな。

 そうこうしていると、皇帝が咳払いをして、注目を集める。


 皇帝「さて、今日はここまでだ。プレイヤー君。君には期待しているよ。」

 七色「始まりのプレイヤー、一。貴方の冒険をこれからも見守っていますわ。」

 烈風「いちくん、それじゃあ、またあおうね。」


 一「いち君ってなんだよ。せめてはじめ君にしてくれ。」

 烈風「えへへ。」


 烈風が目を細めて喜ぶ。……ちょっとかわいいな。


 アイ「一さん……いえ、プレイヤー「降魔 一」さん。私も、貴方の事を、いつまでも、支え続けます。」


 一「ありがとう、アイ。」



 視界が白に染まり、またどこかへ転移する。


 一「っ……この場所は……」


 視界が開ける。


 そこは、木造で布団が敷かれた部屋。いつもの寺の一室。普段俺達が寝室として使っている場所だ。


 俺は、布団の上に1人。ポツンと立っていた。


 一「さて、一応武器を取り出して……」


 帰還してすぐだがとりあえず武器の確認を……と、思ったが、その前に1つ。


 一「召喚! 来てくれ! 妖精の始祖、アイ!」


 折角なので、気持ちを込めて、アイを召喚する。


 アイ「はい! 一さん! どうしました?」


 一「うん。そうだ。やっぱりこの大きさだな。」


 いつも通りの大きさに少し安心する。



 アイ「一さん……もしかしてロリコ 一「違うわ!」」

はい、という訳で、前回よりもだいぶ期間が空いてしまいましたが、後書きです。


ちょっと、設定見直し、今後の展開、その他諸々事情によって遅れてしまいましたが、無事? 投稿することができました。そのせいかちょっと長いですが許してくだせぇ。


次回予告は今回無しです! 何故かって? そりゃあ……その時の気分で決まりますので……

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