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111話 STORYと無慈悲

主「あけましておめでとうございます! これからもよろしくお願いします!」

一「おっっっっそ! おっそ! 遅すぎだろ!」

昇「もう一月の1/3が消えてるぞ。」

ジョー「ま、まあまあ……」

主「ちなみにジョーのお年玉は無 「くらえ! ○9♪wpmj_mふそつなほと」 え、なになにわかんなギャーーー!」


ジョー「悪は滅びた。」

一「アイ〜、やるぞ〜。」

アイ「は〜い。」


みんな「あけましておめでとうございます! これからもよろしくお願いします!」


ジョー「一、お年玉ちょうだい。」

一「はい。」

ジョー「ふふふ、こちとらこれだけが楽しみで(50000円)ふぁーーーー!!!???」


 うp「お、時間だ。」

 一「さて、どうなることやら。」


 ジーク「どうなんでしょうね。ジェノはわかる?」

 ジェノサイド「いや、わからないな。ボク達も全く何が起こるか予想できないよ。」


 ゲーム内時間10時。とりあえず俺達とジェノサイドは適当に情報を交換した後適当な頃合いで冒険者ギルドに戻ってきた。

 そして、とりあえず適当に飲み物を飲みながら待っているとジーク達ブレイブレジェンドの面々がギルドにやってきて合流。そして今って所だ。


 一「所でさっきの話の続きなんだけど、やっぱりすごい人数だよな。ブレイブレジェンド。」

 アイ「200人はすごいですよね。」


 ブレイブレジェンドはジークが率いるクランのようでどうやら人数200人を超える大規模なクランだ。よく人数が集まるもんだと思う。


 ジーク「いやいや、そんなそんな。」

 ジェノサイド「ジークのクランは狂ってるんだよなぁ……」

 ジーク「ジェノもでしょ?」

 ジェノサイド「ボク達……というか大体のクランの人数は多くても30人くらいだよ。」

 ジーク「へ、へぇ……」

 ジェノサイド「だからジークはイカれてるよ。」


 ちなみにジークとジェノサイドはリアルで友人らしい。まあジェノ曰く「腐れ縁ですけどね。」とのことだが……


 閑話休題


 ワイワイガヤガヤと、色々なプレイヤーやNPCがいる冒険者ギルドの扉が開く。そこには中学生くらいの男の子が3人と女の子が1人、計4人で立っていた。


 「ここが冒険者ギルド……」

 「緊張するな……」

 「さっさと登録しようぜ。」

 「そうだね。」

 

 どうやら4人はこの冒険者ギルドで登録にしにきたようだ。


 ジーク「思ったより普通……」

 ジェノサイド「どちらかと言うとボク達みたいな感じかな。」


 確かに。俺達も最初の町で登録してそこから色々……がセオリーだし。


 ゾーイ「ようこそ、冒険者ギルドへ。私はギルドマネージャーのゾーイです。よろしくお願いします。それでは、本日はどの様なご用件でしょうか?」


 「全員ギルドに登録でお願いします。」


 ゾーイ「登録ですね。わかりました。ではここに名前とおおよその職業をお書き下さい。」


 4人が紙とペンを受け取って書き始める。


 「うーん、字が難しい……」

 「ねえ、ウェハ、字教えて……」

 「しょうがないな……」

 「……」


 うp「この世界って識字率どうなんだ?」

 ジェノサイド「そうですね……場所にもよりますけど、たしか45%前後ですね。義務教育じゃないですし、富裕層と貧困層の差が激しいですから。」


 うーん、なんとも言えないな……


 そう言った事を話していると、ウェハという青髪の少年の教えで全員が書けたようで、ゾーイに渡している。


  ゾーイ「ありがとうございます。……ウェハさん。属性は主になにをご使用なされますか?」


 ウェハ「え? ああ、氷です。」



 一「氷か……」

 うp「強いのか?」

 一「なんとも……」


 他の魔法と比べると見劣りはしないしダメージの1割AGIを減らすのでまあ……悪くはない。悪くはないんだけど……


 ジェノサイド「まあ、たまに使うくらいですよね。」

 一「普段使いはしないよな。」


 さて、その話は置いといて。


 ゾーイ「これが貴方達のギルドカードです。無くすと再発行に1000マルク支払って頂きますよ。」


 「「「「わかりました。」」」」


 ゾーイ「さて…… それでは頑張って下さいね。」


 「「「「はい!」」」」


 こう言い4人は旅立っていった。


 一「……あ、終わり?」

 うp「そうっぽいな。」

 アイ「思ったよりも何も無いですね。」


 ジェノサイド「じゃあボクはダメージの検証結果でも見に行こうかな……」

 ジーク「僕もついて行っていい?」

 ジェノサイド「金貰えるなら。」

 ジーク「うーん……」


 「ジークは違う用事ある。」


 後ろから声がする。

 振り向くと、そこには赤と黒に白い線が入ったローブを着た竜の角と尻尾の生えた少女、ばはむーとの姿があった。


 ジーク「あ、そうだったね。ごめんごめイテテテ」

 ばはむーと「気をつけて。」


 ジークの頬を引っ張って注意をするばはむーと。


 ジェノサイド「お熱いねぇ……」

 一「若いな……」

 うp「でも昔一と付き合って 一「バカバカバカバカ! 何言ってんだぁ!」ははははは!」


 ちょ、このバカ! 何言ってんだこら!


 アイ「その話詳しく聞かせてください!」

 一「いや言わない絶対言わない。」

 うp「確か中学 一「やめろぉ!」


 閑話休題! 閑話休だ 「きゃーーー!!!」


 一「なん 「なんだなんだ!」「とにかくでるぞ!」 「おう!」 ……なんだ一体。」

 うp「行ってみるか?」

 一「とりあえず行くか。」


 人混みに流されながらも外に出る。


 「助けてー!」

 「ふはははは! このアリスという女は大魔王様の嫁になってもらうぞ!」


 「くそっ! 魔王の手先! アリスを返せ! 袈裟斬り!」

 「アイスシュート!」

 「溜め突き!」


 「ふははは! 効かぬぞ効かぬぞ!」


 外ではツノの生えた一つ目と四本腕の怪人がアリスと呼ばれた女の子を抱え立っていた。

 その周りにはボロボロになった3人が剣で、魔法で、槍で、攻撃を仕掛けるも、逆に殴られて吹き飛ばされてしまう。


 うp「おい、言われてるぞ。」

 一「俺じゃねえよ。」

 アイ「嫁……」


 アイは何を言っているんだ……


 「くそっ! 俺は一体どうすればいいんだ!」


 一「うーん……これどうなると思う?」

 うp「普通に手先に連れ去られるんじゃないか?」

 アイ「どうなるんでしょうか……」


 いや、助けろよ……と思うかもしれないが、なぜか体が動かない。どうやらこのストーリーが進んでいる時には俺達は介入できないらしい。


 「ま、まだだ!」

 「ぐぬぬ、しつこいぞ!」


 2人倒れ、1人になる少年。


 一「あ、まずそう。」

 うp「おいおい、どうするんだよ。」


 「うおおお!」

 「ふんっ!」


 少年の渾身の一撃も虚しく、攻撃を耐えられ、返しの一撃で倒れてしまう。


 「う、うう……アリス……」

 「ふはははは! 無惨だな!」


 一「……全滅したな。」

 うp「これどうするんだここから。」


 3人とも倒れ、絶望感漂う状況。


 「……まだだ! まだ!」

 「しつけえよ! さっさとくたばりやがれ!」


 しかし、まだそれでも立ち上がる少年。


 「に、逃げてネロ! このままじゃあなたが!」

 「嫌だ! アリスがこのまま連れていかれるなんてごめんだ!」


 一「あいつネロっていうのか。」

 うp「初めて知ったな。」


 うおおおお! と立ち上がるネロ。


 「くらえ!」 パリン!

 「効かぬ……何だ! 何をした!」


 ネロが敵の胸に切りかかると、何かが割れる音がした。


 一「え? 何?」

 うp「ガラスでも入ってたのか?」

 アイ「いや、これは……」


 「ま、まずい! 移転者妨害装置が!」


 一「え。」うp「え?」


 試しに体を動かす。


 一「あー……今なら動けそうだぞ。」

 うp「そうだな。……でも、俺たちが動かなくても大丈夫そうだぞ。」


 魔王の手先を囲むプレイヤーの方々。ううん恐ろしい。


 「ま、待て! こいつがどうなってもいいのか!」

 「あ、アリス!」


 女の子を自分の前に突き出し、人質に取る魔王の手先。


 ジェノサイド「……これ、種族特性の四本腕奪えばいけるかも?」

 ジーク「やってみたら?」


 ジェノサイドが手先に腕を向け、「種奪」という。すると、アリスを掴んでいる腕が血と共に吹き飛び、アリスは解放される。


 「えっ、あっ、ひっ、こ、殺さない、ないで……」


 ちなみにプレイヤーは結構無慈悲なので容赦なく、また女の子を人質に取ったという事で一部プレイヤーは過剰に、執拗に、攻撃を繰り出す。


 ジェノサイド「うーん、使い勝手悪いな……」

 ジーク「なにやってんの……」

 ジェノサイド「え、実験だけど。四本腕の。」


 ……というわけで。


 うp「終わったかな?」

 一「そうだな。」


 手先は見るも無残な……というかもう原型が残ってない。


 アリス「あ、ありがとうございます皆様……所で、ここの近くに教会か空いている宿はありますか? ネロ達には休んで欲しいのですが……」


 そういうアリス。すると、一瞬で教会の場所をプレイヤーが教え、礼を言って歩き出すアリス。


 一「まあ、今日の所は終わったかな?」

 うp「そうっぽいな。とりあえず、一旦休憩がてらログアウトするか?」

 一「そうだな。」


 そう思い、ログアウトしようとすると、目の前にホワイトボードが現れる。


 一「なんだ? 【ミッション、どこでもいいから睡眠を取れ?】だって?」


 ちなみにこれをしないとログアウトができないらしい。


 うp「うーん……どうする?」

 一「どうするもなにも……とりあえず寝るしかないだろ。クランの畳部屋で寝るぞ。」

 アイ「あ、あそこですね。了解です!」


 まわりから困惑した声がする中、俺達はさっさとクランへ行く。


 ジェノサイド「どこにいくんですか?」

 一「とりあえずクランで寝ようかと……」

 ジェノサイド「うーん……まあ、いいんじゃないですか? 何が起きるかわからないですけどね。」


 ジェノサイドとそんな事を話したりした後、自分のクランの寺の中の一室である畳部屋で俺とうp、そして何故かアイも寝ることになった。


 目を閉じて数分、あっという間に眠りに落ちる俺。



 「来たれ、傲慢なる魂を継ぐ者よ。ルシファーの魂を継ぐ者よ。」


 目を開けると、そこは赤く、ただ赤く、それでいて暗く、広い部屋に、いた。

はい、うわ出た、で有名な後書きです。


あけましておめでとうございます!

これからもよろしくお願いします!


とまあ、というわけで頑張ります。


ちなみにこれから何かが新しく始まっていくので乞うご期待……できますかね?


まあ、というわけで(どういう訳だ?)


次回! 天使と悪魔と人間と。

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