105話 逆天超火力
はい、前書きです。今回はね
ジョー「主〜……あれ！？ 後書きの方！？」
え、ちょっとまって、どういう事？どうしてジョーがこっちに？ 今回は.5話だからジョーは後書きの方でしょ？
ジョー「いや、今回は.5話よりも一旦本編行きたいな〜とか主が言ってたよ？」
……前書きめ！ .5話じゃ無くなったら報告しろってアレほどいったのにいいいい！
次か ジョー「ちょちょちょはやいはやいはやい！」
モブB「いよいよ決勝ですわ！」
モブE「どうした急にｗｗｗ」
大会決勝戦。クリスマス大会では優勝できたが今回はどうだろうか。……負ける気はしないけど。
アイ「一さん、頑張りましょう。」
一「ああ、もちろんだ。」
うぽつ「……アイさん、そこ気に入りました？」
アイがフードの中から応援するのを困惑した目で見てくるうぽつ。……まあ、困惑するだろう。俺も違う人がこういう事をしていたら困惑するだろうしな。
アイ「え？ あ、一さん、大丈夫でした？」
一「いや？ 問題は無いぞ。」
アイがフードから心配してくるが、問題は無い。このくらいなら大丈夫だ。
そう思っていると、アイが首元に抱きついてくる。
アイ「あ、ありがとうございますぅ……」
一「いや……」
うぽつ「……まあ、大丈夫ならいいのですが。」
そんな事を話していると、他の面々が話し始める。
モブE「……ちなみに対戦相手誰だと思う？」
モブD「さあ……？ というか……真面目だ……」
モブF「誰でもいいだろ。叩き潰すだけだ。」
対戦相手か……正直強い所は大体倒したからもう大丈夫だとは思うんだけど……
ポーー「なんかお前らかっこいいな。」
モブB「頼れる皆様がいるからですわ。」
モブC「もちろんポーーさんにも頼ってますよ。」
ポーー「あ、そう？」
二人にそう言われて少し照れるポーー。
モブF「まあ、高速で移動するフュルステインちゃんとマトモに殴り合ってたし。アレはすごかった。」
モブD「正直……戦いが……見えなかった……」
ポーー「それを言ったら里ちゃんとの行動の読み合いを制したモブDのおかげだろ。不意打ちであの子達と二体一だったらまず勝てなかったぞ。」
モブD「それは……確かに……危なかった……」
え、何その話。ちょっと気になるんだけど。
そんな事を言っていると、転移する。……が、
一「え？ 暗っ。」
アイ「きゃっ。」
モブD「何……？」
ポーー「え？ え？」
周りを見るが暗すぎて何も見えない。とりあえずフードの中のアイが怖がっているのか震えている様でとりあえず撫でておく。
バァン！
オーレ「これより！ パーティ対抗防衛大会！ 三位決定戦及び、決勝戦を始めます！」
「「「ウオオオオオオオオオ！！！」」」
「「「ヒャッハアアアアアア！！！」」」
ポーー「うわっ、ビックリした！」
いきなり近くで大きな炸裂音が鳴り響いたかと思うと今度は強い光を当てられる。
自分達がいる場所を見る。そこは、最初のオークションの時の会場のステージの上であった。
そこでは、俺達ともう一組、そして司会のオーレを挟んで先程戦った変態達ともう一組がそこには立っていた。
観客席にはオークションの時よりは減っているものの相当な人数がそこにはいた。
「おいおいおい！ ここはどこだよ！」
オーレ「どこだっていいじゃない。また転移して戦うんだから。」
俺達の対戦相手である変な蛮族みたいな男がオーレに突っかかるがスルーされる。……ん？
一「どこかで見た事があるような？ ないような？」
アイ「すごい曖昧ですね。」
人数は三十人フルでいるからわからないけど六人くらい見たことあるんだよなあ……
「くそう……おい、そこのお前ら！」
一「ん？ 俺達か？」
スルーされた蛮族、次は俺達に突っ掛かってきた。
「悪い事は言わねえぜへっへっへ……」
最初の蛮族がきっかけとなり後ろからゾロゾロと近づいてくる。
「そこの女三人と妖精、それとたんまり金を置いてとっととうせな！」
一「なんだと？」
こいつ何を言っているんだ。
「へっへっへ、たっぷりとそこのお嬢ちゃん達は嬲ってやるぜぇへっへっへ。」
海賊の格好の蛮族はそう言い放つ。なんなんだこいつらは。
モブD「うわやば……」
うぽつ「最近暖かいからああ言った方も多くなりますよね。」
モブB「くっ、絶対に屈しませんわ！」
「え、なんか思ってた反応と違「へへへ、口ではなんとでも言えるだろうなぁ。」
いや今一瞬そこの蛮族の人素が出てたよね？ というかうぽつちゃん暖かいからってこんなのが増えるの嫌なんだけど？
モブF「……口では嫌がってても体は嫌がってるじゃねえか。」
モブC「ふっwww」
モブF「素直やめろwww」
いや何言ってんだよ……
「とにかく！ 舐めてると痛い目にあってもらうぜへっへっへ！」
「そうさ、俺達！」
「「「災厄の賊軍バージョン一点七！」」」
災厄の賊軍と名乗るの後ろで爆発が起きる。……あ。
一「確かクリスマス大会でジーク達にやられてたあの「その名前を口にするんじゃねえ！」
オーレ「あの、話していい？」
「うる！ ……はい、どうぞ。」
オーレが殺意含む笑顔で俺達に話しかける。その無言の圧力に俺達は屈した。
オーレ「今からはちょっとだけルールを変更するわ。」
一「ほう？」
なぜだろうか。前回もクリスマス大会でやったなこの展開。とはいったものの召喚関連はないだろうけど。
「何を変えるってんだ！」
「そうだそうだ！」
オーレ「それは、戦う場所よ！」
……え？
一「え、そういう感じ？ というかどこになるんだ？」
オーレ「まあ、見てなさい。」
そういうと翼を羽ばたかせ、空へ飛ぶ。
次に、
オーレ「開け！ 天井！」
と、大声で叫ぶ。
一「いや、どういう事？」
アイ「わかりません……」
そう思うのも束の間、ドーム状の天井が縦に割れ、開きはじめる。そして空が……いや、
「おい、あれってまさかよぉ！」
モブC「砦！？ てことはつまり！」
オーレ「そう！ 貴方達はこの空中砦で戦ってもらうわ！」
一「空中……砦？」
「いや普通逆だよなあ。」
ポーー「なんで上下逆なんだよ。」
「よく落ちないな。」
もう敵味方関係無く突っ込んでいるが、それはさておき。
いや、おかしいよなあ、砦が下に生えてる様にしか見えないんだよなあ……根っこかよ。
いやまあ、このドームにはそこまで広いスペースはないから戦えないのもわかるけど……だからといってここまでするかね。
うぽつ「あの……これ、大丈夫ですよね？ 転移した瞬間落ちるとか無いですよね？」
オーレ「その辺は大丈夫よ。この浮島は私達鳥人工学とマクリーの研究してる妖精魔力学、それと灰おじから教えてもらった双属学を組み合わせた努力の結晶による浮遊反天地だから！」
いや……その学問を知らないんだよな。
アイ「あ〜……妖精魔力学ですか。そんなのもありましたね……」
一「え、アイ知ってるのか？」
アイ「まあその……知ってるというか……ゴニョゴニョ(私が作ったと言うか)……」
一「え、マジ？」
まさかの創始者だったのか！？ ……まあ、全妖精霊の真祖ではあるし、納得はできそうなのがまたなんとも……
オーレ「まあ、大丈夫よ！ 何かあっても私の部下の鳥人達がなんとかするわ！」
いや不安！ 俺は大丈夫だけど他の仲間が落ちそうで不安！
「そうか、なら問題は無いな！」
え、なんでそんな大丈夫そうな顔してるんだ？ 落ちたら普通は死ぬんだぞ？ おかしいよ？
オーレ「というわけで、まずは三位決定戦を行ってもらうわ！」
一「俺達は？」
オーレ「ここで私達と一緒に待機！」
えー……
レーナ「はじめー！ 行ってくるー！」
マー君「行ってきまーす！」
一「え？ ああ、頑張れよー！」
フュルステイン「そこのゾンビ！ 次は負けないぞ！」
ポーー「はっ、来いよ！ 返り討ちにしてやるからな！」
里「モブDさんも〜決勝戦〜頑張って〜くださいね〜」
モブD「ありがとう……そっちも……がんば……」
黒無「モブ共！ ……負けるなよ。俺達はお前達の活躍も期待してるんだからな！」
モブF「これで変態じゃなかったら良いんだけどな。」
モブB「ガッカリですわよ？」
モブC「ま、いいんじゃない？」
モブE「それもwwwそうだなwww」
黒無達が転移して行くのを見送り、俺達は三位決定戦を眺める。
オーレ「嘘でしょ！？ 辞めてよぉ！ 浮島が！ 浮島がぁ！」
俺達との戦いの時と同じ戦法、巨大化をするレーナ。
レーナ「とりゃああああああ！！！」
浮島と同じ大きさになったレーナは砦を、まるでサッカーボールのように蹴り、地面をまるでうどんのように踏みつけ、相手や魔物を蹂躙してゆく。……え？例えが変？ ……気にしないでくれ。
「うわあ……」
「お前達よくあんなやばいやつと戦って勝てたな。」
ポーー「勘違いするなよ？ 俺達はあいつと戦ってない。」
うぽつ「というか無理ですよあれは……」
「え、じゃあ誰が？」
モブB「一さんとアイさんの二人で対峙していましたわ！」
モブE「それも勝ってたしwww」
「お前さん……強すぎない？ おじさん達すぐ負けるよこれ。大丈夫？」
不安になったのかリーダーらしき人物が俺に話しかける。
「まあ、……頑張ってくれ。」
「いや辛いよね……あ、そういえばクリスマスの時優勝してたあんたらか。」
「ああ、それが？」
「通りで強い訳だよ……あ、終わった？」
上を見上げるとそこには両手を掲げたレーナの姿と、
【 game set 】
の文字が赤く大きく浮かび上がっていた。
一「んじゃ、頑張るかな。」
「そうだねぇ……」ヒヒッ
……？ 今誰か笑ったんだ？
俺はこの後、この笑い声の主によって、とんでもない目にあうのだった。
主「はい。後書きでーす。」
主「今回はシンプルに決勝までやりたかったんだけど三位決定戦の方が先じゃ無い？ という結論から決勝戦は次回となりました。」
主「ちなみに.5話は元々モブC.D.F+ポーーVS友人組二人+変態の戦いを書こうとしたけど辞めました。」
主「という訳で。」カチッ
次回、決勝せせせせせせせせせ
主「このラジカセ壊れてる……」
