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103話 激突

主「貸してくださいお願いしますぅ!」

友「ええぞ。」

主「ありがとうございますぅ!」

ジョー「あー……その人が例のコラボの人?」

主「え? ああ、そうそう。」

友「ああ、はじめまして。友です。」

ジョー「へぇ……」

主「ちなみにジョーとか一部キャラクターの名付け親の一人だぞ。」

ジョー「ファっ!?」

友「主をなろうに誘ったのも俺だしね。」

主「そうそうwww」

ジョー「……友こそが全ての元凶説?」


 「とりあえずポーーさん達は向かいましたよ。」

 「わかった。」


 戦闘開始。

 とりあえず敵砦の色は黄色く、砦からの攻撃は難しそうなので前線組に行ってもらう。


 「さて、どうするか。」


 俺はどう戦うか考える。


 まず、あの変態達について。


 黒タイツ無知……面倒だ。黒無とかでいいだろ。


 黒無は一見ただの変態にしか見えないが、実は結構強かったりする。


 と、言うのも前のクリスマス大会でベスト8入りしてたり、俺達のクランのダンジョンで地味に生き残っていたりと、なんだかんだやっているからだ。


 黒無の強さは草魔法による範囲制圧力、それと天才的な意識操作にある。


 「あの変態……不意打ちやヘイト集めに関してはバケモンだからな。」

 「そうなんですか?」

 「ああ。」


 考えてみて欲しい。

 一対一、ガチンコの戦いの最中、相手の後ろに蛍光色のビキニパンツにブラジャー、黒いネクタイ、そして白いハイソックスを着用した男がいたら……


 見るでしょこんなやつ。


 それと草魔法は草を発生させた後MPを消費してダメージやデバフ効果を持続させる厄介な性能があるのでさっさと倒しておきたいものなのだが……それも難しい。

 黒無の仲間達の中には不意打ちをメインとして戦うやつもそれなりにいて、黒無に集中していたら後ろからナイフを刺されてやられる……なんて事もある。

 そして、それらに警戒していると普通に草魔法でやられたりする。


 今回の戦いでは十分注意対象だろう。


 他にもあの三人組も注意が必要だ。


 腕を巨大に変えて圧倒的火力と中々のリーチを手に入れるレーナちゃん。

 謎のバフにより結構なステータス強化と謎の真空波を放つフュルステインちゃん。

 罠や敵を一瞬で感知する力と連鎖電圧による範囲殲滅力をもつ里ちゃん。


 「みんな厄介だな。」

 「まあ……それはお互い様という事で。」


 うぽつちゃんにそんな事を言われる。……確かに?


 まあ、とは言ったものの里ちゃんを倒せば後はポーーが無双してくれるだろう。連鎖電圧で一掃されなければ。


 「えーっと、後は……」

 「一さん、アレは何でしょうか?」


 アイが指を差す。

 その方向を見ると、砦の屋上から黒い玉? の様な物を投げている。


 「あー……わからん。うぽつちゃん見える?」

 「見えます……けど、わかりません。」

 「わかった。とりあえず出てきたやつらを狙撃しておいて。」

 「はい。」


 まあ、とりあえず倒してもらおうか。

 うぽつが右腕を銃に変化させ、狙撃する。


 「……とりあえず二人倒しました。」

 「ナイス……ん?」

 「えっ。」


 相手の砦の出入り口から、大量の煙が上がる。


 「さっき落としてたやつって煙幕なのか?」

 「これは困りました……」

 「ど、どうすれば……」


 うーむ、とりあえず……


 「一旦相手の行動を見ようか。」

 「わかりました。」


 そうして待つ事数分、相手砦に変化が起きる。


 「あ、煙が消えてます!」

 「それと敵を発見です! 狙撃します!」


 煙が消え、入り口付近から走る三人組。

 ……あっけなく頭を撃たれる。


 「いや、やっぱり強いね。」

 「流石です!」


 「ありがとうございます。……ただ、なんで今なんでしょうか?」


 え?


 「何か心当たりでも?」

 「いえ、こう……何か、突撃するなら煙幕の中からの方がわかりにくくないですか? さっきの方々は煙幕が終わって走って出てきたから目立ちますし。」


 「……何か見落としてるか? とりあえず探してくれ。」


 やばいかもしれない。


 これ、さっきの突撃がただのヘイト集めだった場合、どこかに何かが……!


 「あそこだ! マジかよ! 」


 俺は、一人の鎧を着た妖精が上空へと高速で飛んでゆくのを指差す。

 というかマー君かよ!


 「え? ……あ、あれですか?」

 「ええっ、どこですか〜!?」


 してやられた、入り口に注意を向けてから思いっきり違う所から上空へと飛んだのだろう。うぽつが指摘したおかげで気づけたが……ん?


 「というかなんで上空へ?」

 「わかりません……けど、これ以上離れられるとちょっと面倒なので一気に撃ち抜きます!」


 焦った表情で腕を対戦車狙撃銃に変化させ、狙う。


 「……ここです!」


 強化された弾丸を撃ったうぽつ。

 反動ですこし後ろに吹き飛ぶが、弾丸は命中……いや、変わらず上空へと飛んでゆくマー君。


 「え? マジ?」

 「すみません! 避けられました!」


 えっ、あの速度の弾丸を避けたのか!? うーむ、コース的には問題なかったし、目測だが避けたのだろう。……というか、


 「そこまでして上空へ持っていきたい物ってなんだ?」

 「……超高火力の爆弾とかですかね?」


 あー……それは嫌だな。


 「アイ、属性付与で闇を頼む。」

 「え? わかりました。」

 「一さん、何をするんですか?」


 「ああ、あのマー君にほとんど知られていない魔法でなんとか倒してみる。」


 マー君の位置を確認。……まあ、行けるか?


 「イクシードレイ!」


 俺は久しぶりの改造された光魔法を、超光線を使い下から上へ、縦に薙ぎ払う。


 大きめのドラム缶ほどの直径の白と黒のビームがマー君に当たったのをダメージ表記で確認。……確認。


 「おいおい……一万ちょいのダメージをくらってるはずなのになんで倒れていないんだ?」


 「あー……妖精の命……」


 「なんですかそれ?」


 妖精の命……確か純魔妖精じゃない、普通の妖精のころのアイについていた種族特性だったか?


 「あの……妖精族はHPが0になっても一分間は動けるんです。」


 ……え!


 「いや、やばいやばい!」


 絶対何かするだろあれ! ……ただ、


 「アイ、あれって何か止める方法ある?」

 「いえ……無理ですね。一分間は何の制限も受けませんから。」


 いやそれ……ええ!? サポートする性能強すぎるって!


 「いや、ほんと……どうするよ。」

 「なら今の内に何がきてもいいように準備しておきましょうか。」


 「……何のですか?」

 「えーっと……あはは……」


 ええ……


 そうこうする事少し。マー君が倒され上空には……


 「……何あれ?」

 「……ビンですかね?」


 うぽついわくビンが落ちていくらしい。


 「なんでビンなんでしょうか?」

 「さあ……?」

 「これも囮だったら怖いですね。」


 ありそ……いや、そこまでして囮だったらむしろ尊敬するな。


 そんな事を考えていると、いきなりビンが破裂し、中から巨大化したレーナが……いや待て待て待て待て!


 「デカすぎるって!」

 「嘘ですよね? これ嘘ですよね?」

 「すごいですね……」


 俺達の目の前には、山のように……と言うか山よりも大きくなったレーナが砦の前に着地する。


 「はぁぁぁじぃぃぃめぇぇぇさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! かぁぁぁくぅぅぅごぉぉぉ!!!」


 「いや! おかしいって!」


 「おぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


 レーナが思いっきり砦へ握り拳を振り下ろす。


 「やばい! みんな下の階へ逃げろ!」


 俺達は走って下の階へ向かう。



 「くうぅぅぅぅ! いっっったああぁぁぁぁい!」


 な、なんとかセーフか?


 「外www何も見えないwww」


 下の階に降りるとモブBとモブEがそこにいた。


 「みなさん大丈夫ですか?」

 「な、なんとか。」

 「あの、アレ……」


 俺はアイが指を差した方向を見る。


 そこには、砦の穴から、巨大化したレーナの目が、こちらを覗いていた。


 「あっ……」

 「……ん?」


 急にモブBがモブEに倒れ込む。恐らく相当びっくりしたのだろう。……下手なホラーより怖いなこれ。


 「えwwwモブBwww……大丈夫か?」

 「モブE、モブBを連れて下の階に逃げろ。」


 そういうとモブBをお姫様抱っこして下の階へ逃げてゆくモブE。……いつのまにか目が消えている。どこに行ったんだ?


 「うぽつちゃん、モブBとモブEの二人を守ってくれ。」

 「い、一さんは……行かないんです?」


 うぽつにそう言うと、不安そうな表情でそう言った。うーん……


 「俺はちょっと行ってくるかな。指名もらったし。」

 「い、一さん!? やめときましょうよ!こうやって逃げ続ければいつかはチャンスが来ますから!」


 うぽつが俺を止める。……が、


 「うぽつちゃん……まあ大丈夫だ。勝算はあるから。」

 「そ、そうなんですか?」


 「ああ、問題ない。……ちなみにアイも来てくれるか?」

 「! はい! ありがとうございます!」


 満面の笑みを浮かべて答える。

 え? なんでこんなに喜んでるのこの子。


 「おいてかれるかとおもいました……」

 「いや、ないない。」


 流石にサポート無しは辛いし。それに……まあいいか。


 「じゃあ、いこうか。」

 「はい。」


 俺達は屋上へと向かう。



 屋上へ着くと、元のサイズのレーナが退屈そうに座り込んでいた。


 「やっと来た!」


 俺達が着くとぴょんと立ち上がる。


 「待っていただきありがとうございます。」

 「ごめんな。」


 「いいよ! 別に指入れて倒せばいいかな? とか考えてたし。」


 怖っ! でもまああんだけ大きければやりかねないな。


 「でも、それじゃあおもしろくない(・・・・・・・)よね!」


 「いや……戦場だしいいんじゃないか? やられたらたまったもんじゃないけど。」

 「普通に負けてましたね。」


 「じゃあ、ちょっと待っててね!」


 そう言って屋上から飛び降り、巨大化するレーナ。


 「よし。なら俺達も丁度良さそうな高さまで飛んでおくか。」

 「了解です。」


 ……なんか懐かしいな。それ。



 俺達は重力を上向きにし、上に落ちる。


 「……ここら辺か?」

 「そぉぉぉぉうぅぅぅぅだぁぁぁぁねぇぇぇぇ!!!」


 俺達は相当な高さまで落ちたところで一旦普通に戻す。


 「よし! それなら!」

 「いきましょう!」


 「いぃぃぃぃくぅぅぅぅよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


 「「いざ! 勝負!」」

 「いぃぃぃぃざぁぁぁぁ!!! しょぉぉぉぉぉぉぉぉぶぅぅぅぅ!」


 俺達対レーナの戦いが、今始まった。

はい、……戦い始まった!? となっている後書きです。


おかしい、今回で終わる予定だったのに……これもあの変換ででてくる黒タイツの野郎が悪いんだ「なんでだよ!」


後友よ、もうちょっとだけ借りるから許して。


……あ、そうそう、ちなみに黒タイツ無知幼女loveは友が考え

次回、決着!


今回キャラクターをお貸し頂いいたグロテスク2号さんのリンクはこちらから。

https://mypage.syosetu.com/1182760/

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