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102話 攻略一歩手前の侵略者

主「ぐぬぬぬぬ……」

ジョー「ど、どうした!」

主「いや、ジークは使ったし、次はこいつらなんだけど……いまいちパッとしないんだよな。」

ジョー「あー……」

主「どうすれば……そうだ!」

ジョー「え? ……いきなり電話を持ち出してどうしたの?」

主「ジョー、パッとしないならな。」

ジョー「う、うん……」

主「あえて人から借りるってでもあるんだぞ?」

ジョー「……え?」


 置いてあった薄くて大きなテレビを付けた時、衝撃の映像を見ることとなった。



 うぽつ「モードチェンジ・対戦車狙撃銃。」


 うぽつの右腕が、普段の対物狙撃銃に近く、それでいて圧倒的と言える大きさの対戦車狙撃銃へと変化させる。


 うぽつ「うっ、重い……」


 うぽつは重いのか一度地面に叩きつけ、その後、立ちながら狙いを定めるように左手で持ち上げる。

 その光景を見たモブCが、俺に質問をする。


 モブC「一さん、うぽつさんは銃に三脚みたいなやつは付けないんですか? うpさんみたいな。」


 俺はそう言われてうぽつを見る。……


 一「いや、おそらく銃架……三脚は付いているぞ? そこ。」


 うぽつの右腕の銃身には折り畳まれた脚のような物が付いていることがわかる。……が、使用していない。


 モブF「……で、何で折りたたんでいるんだ?」


 一「さあ……」


 正直わからない。絶対重いだろうに。

 なんにせよ、両手で立って……おそらく十キロ以上はある物を左腕で支えながら狙うその力は相当な物だろう。

 まあ、本人はSTRは高いって言ってたからそれで支えられるのか? だとしたらいつかうpも重機関銃の状態で走れたりして……


 閑話休題


 そうこうしていると狙いをつけたのか、うぽつがにやりと笑う。……おお、怖っ!

 今は辞めさせたけど昔よくやってた昇とそっくりだ。流石……妹だな。


 うぽつ「そこで動かないでくださいよ……」


 暴力的な大きさの狙撃銃を左腕で支え、敵を狙撃する。

 その一撃は窓を粉砕し、窓際で外を見ている女の子にに命中する。

 というかリリィちゃんだっけ? 窓際でじっと見るのはダメだろ……ん?


 一「あれ? 窓って割れるのか?」


 砦は破壊不可能、だから窓も割れないと思ってたんだが……


 モブF「どうやら設備判定らしいな。」

 モブC「僕達は窓無いのになんで……」


 あー……確かに。俺達の砦は窓枠っぽい物はあるが、窓そのものはついていない。……という事は?


 一「うーん……わからん。」

 アイ「まあ、あっても割れるならいらないですけどね。」

 モブF「それはそうだな。」


 そうこうしていると、俺達は元々いた待機室へと転移する。


 一「あ、戻ってきた。」

 アイ「そうですね。」


 という事はリリィが相手のリーダーだったのか? 一体何故だ? 


 モブF「あのエルフの女の子は何でリーダーだったんだろうな?」

 モブC「弓持ってるから中距離メインで砦からもある程度は攻撃できるから……とか? あの子短弓だし窓あったけど。」

 モブF「あー……、でも前の大会の時弓使ってたっけ?」


 前の大会……いや、召喚メインで弓は使ってなかった……かな? 正直覚えてない。


 一「まあ、何はともあれ勝利……かな? 一応うぽつに聞くけど。」

 モブC「そうですね……個人的に今回の戦闘は問題点ありますけどね。」

 一「うっ……」


 た、確かに……


 モブF「たしか……ゆかりんとか言ったか? あの子が本っ当に合わないよな。」

 モブC「うん、あの遠吠えみたいなやつに全く抵抗できなかったし……」

 モブF「全体スタン持ちとかMND上げてないから無理だって……」

 モブC「まあ、モブBはMND高いし対処してたけどね。」


 一「へぇ、そっちではそんな事があったのか。」


 全体スタン……そんな物もあるのか。恐ろしい。


 アイ「私達は不意打ちでしたからね……」

 一「そうだよな……」


 モブF「あー……」

 モブC「それはドンマイです……」


 そうこうしているとうぽつ達が戻ってくる。


 うぽつ「一さん……大丈夫ですか?」

 一「はぁ〜……あ、お疲れ様。勝てた?」



 まあ、その後色々あって、全員で作戦会議なんかを行った。

 その結果、


 ポーーとモブDは正面から、モブCとモブFは隠れながら、それぞれ分かれて相手砦へ突撃。

 モブEとは砦の一〜三階に罠張り。モブBはその途中でやられない様にサポート。

 それ以外は砦屋上からバフ込みで全力で射撃。


 という、なんともふわっとした作戦が決行される事となった。

 本当にこんな作戦で大丈夫だろうか。



 四回戦


 「じゃあ。」

 「ああ。」


 まず、ポーー達を見送って……と。


 「俺にアビリティアップロングでINT、フォースグランデロングで闇。」

 「うぽつさんにアビリティアップオールを付与します。」


 俺は自分に能力強化-持続のINT上昇と属性付与-持続で闇を、アイはうぽつに能力強化-全を付与する。


 「よっしゃ! 撃ちまくれ! 雷麺!」

 「狙撃します!」

 「二人とも頑張って下さーい!」


 俺とうぽつが雷麺と狙撃銃でひたすら撃ちまくる。ちなみにアイは射程が足りないらしいので休憩中だ。



 「ぎゃーーー!」


 あ、雷麺に引っかかって勝てた。



 五回戦


 「あ、あの方リーダーじゃ無いですか?」

 「わかりました。 モードチェンジ対物。 撃ちます!」


 アイが見つけ、うぽつがバフを盛った対物狙撃銃で撃つ。すると、どうなるかって?


 「ぎゃあああああああ!」


 相手はやられ、俺達が勝てる。


 六回戦目


 「雷麺! うーん……」

 「いませんね。」

 「雷麺も当たらないな。」


 奥にでも引っ込んでるのか?


 「きゃあーーー!」


 ……ん? 相手砦から女性の悲鳴が。


 「ん? ……はい。わかりました。」

 「どうした?」

 「モブCさんから、敵を発見したポーーさんが暴れているそうです。」

 「おー、なるほど。」


 いやあ、今回は少し「ドガガガガーーーーン!!!!!」

 

 「えっ!? なに? なに!?」

 「びっくりしました……」

 「ああ、下の階で敵が罠を踏んだみたいですよ?」


 そんな威力のある罠なの!?


 その後、動揺していたらしい敵リーダーをサクッとモブDが倒して俺達は勝利した。



 一「いやぁ……勝てるな!」


 モブF「我が軍は圧倒的ですなぁ!」

 モブC「ふっ……それ、多分俺ら以外誰も知らないぞ。」

 モブF「なんだってぇ!?」


 一「……知ってる?」

 うぽつ「わかりません。」

 ポーー「さあ?」



 まあ、そんな事がありながらも、次は七回戦目、正直かなり疲れが来ている。


 一「次は七回戦目か、長いな。」

 アイ「でも、あとちょっとですよ。」


 ……え? あとちょっと?


 一「どういう事だ?」


 アイ「いや、ですから、次の七回戦目は準決勝ですよ?」


 ……え?


 一「えええ!?」


 嘘だろ!? その発言に驚きを隠せない俺。


 一「そ、そんな……」


 モブC「でも今回七千人の参加でしたっけ?」

 モブD「そう……それで……シードとか……色々あった……」

 モブB「全体の約三割ですわ!」

 ポーー「そんだけいれば八回戦までもつわけだな。最高で二十人いるわけだし。」


 あー……そっか。なるほど。人数的に仕方がないのか。



 そんな事を話しながら、次の八回戦目、転移する。

 そこにいたのは!



 黒タイツ無知幼女love「あ、どうも。」

 モブE「へ、変態だああああああっはっはっはっはっはwww!」

 黒タイツ無知幼女love「おお、ダンジョン以来だね。」


 ……そこにいたのは、ダンジョン攻略(される側)で見た事がある、蛍光色のビキニパンツにブラジャー、黒いネクタイ、そして白いハイソックスを着用したどこからどう見ても変態、名前を黒タイツ無知幼女love、がそこにいた。


 一「頼むから捕まってくれ。」

 ポーー「お前本当……やばいって。」

 黒タイツ無知幼女love「褒め言葉をありがとう! 君たちも変態にならないか?」

 一&ポーー「「ならねえよ!」」


 おいおい……どうなるんだよこれ。


 「あ、一さん! お久しぶりです!」

 「あー! 一さん!」

 「一さんですね〜」

 「えっ? あっ! 一さん!」


 ……ん?


 その声と共に駆け寄ってくる少女三人組と妖精の少年が……えっ!?


 一「おい、変態、この子達まさか……それに男の子まで 変態「いやいやいや待ってくれ! 違う! 違うから!」」

 ポーー「お前さん……まだ若いのに犯罪はやめとけ?」

 黒タイツ無知幼女love「違うって!」


 ……まあ、それはさておき。


 一人はそれなりに前、一緒にカジノで双六を楽しんだ少年。マトリョーシカのマー君。今回は前回とは違って銀色に光る顔を出した重装に身を包んでいる。


 そして、俺に横並びで駆け寄る三人組の少女。うーん誰だ? ……ん? ん!? 

 やべぇ、この子達、見たことあるどころかすっごい印象深い子達だ!


 「一さん! 今回はボク達と勝負ですね!」


 右の少女は黒く薄いドレスにビキニアーマーを装備する金髪の少女。


 「たのしみ〜ましょ〜!」


 左の少女は全身白とピンクの縞模様のパーカーを着て髪で顔が隠れている少女。


 そして、


 「一さん! ぜんかいのダンジョンからかなりつよくなりましたよ! だからまけませんよ!」


 中央、白と青の和風な軽装を見に纏う、エメラルドグリーンの髪の少女。


 名前を右からフュルステイン、レーナ、里、と言う。


 黒タイツ無知幼女love「……あれ? マーはともかく三人も知り合い?」

 一「まあ、……それなりに関わりはあるな。」

 黒タイツ無知幼女love「そんな! 羨ましい……どこで知り合ったんです? 教えてくださいお願いします。」


 いきなりスライド土下座を繰り出す変態。やめてくれ。



 「あの、知り合いっぽいから聞きますけど、さっきの女の子について何か知っていますか?」

 

 準備時間に入り、屋上でそう聞かれる。

 一「……うぽつちゃん、ここだけの話だが……」

 うぽつ「え?」


 一「あの子達、俺達のダンジョン……の最初期に、あのキノコ(混沌茸)を全滅させて、グリフォン(鷲獅子)クジャク(ピーコック)も倒してボス以外を倒した事のあって、一番ダンジョン攻略をする所だった子達なんだ。正直やべえよ。」

 うぽつ「……えっ!?」


 その後、ある程度の戦闘スタイルを言っておく。

 俺は今からあの子達と戦うのか……と、緊張しつつも楽しみにして、いよいよ戦いの火蓋が切られたのであった。

はい、お久しぶりの月曜投稿……+レーナちゃん達です。久しぶりに借りますぜ。


さて、……え? 人の小説のキャラクターを借りる小説とか意味がわからない? あー……ま、まあ、そういう事もあるよって事で……一応本人様とは互いに許可出し合っておりますので、問題はない……はず!


次回、進撃のDDB

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