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97話 オークションと新装備!

オーレ「ん? ここは?」

ジョー「ここは呪いの前書き、お化けに襲われるよ。」

オーレ「ひっ、そんな、嘘よ!」

主「いや、なにしてん オーレ「きゃーー!」危ないっ!」カチッ

一「……なんで楽屋の電気を切って遊んでるんだよ。」

ジョー「えへへ (パチッ) うわっ、誰か電気切った?」

一「いや? (パチッ) あ、ついた。」

主「……あ゛っ、停電か! 小説のデータががががが……」

ジョー「……何故だろうか。とても懐かしい……」

主「懐かしくてたまるか!」

オーレ「懐かしいのね……」


 オーレ「一億五千万マルクで落札です!」

 マクリー「やったね! しょうりのぶい!」


 モブF「……」

 モブC「うそやん……」


 ポーー「百五十倍か……」

 うp「倍率だけ聞くと不思議とそうでもなく見えるな。」

 一「そうだな。」

 太刀魚「いや、億いってますから。」


 何故だろうか。百五十倍は相当スゴい筈なのに俺が原価の一万倍で買ったやつがあるから意外とそうでもないように見えてしまう。不思議だ。


 モブA「まあ、そんなもんか。」

 モブB「意外とあっさりしてますわね。」


 モブD「最近……モブA……金銭感覚……おかしい……」

 モブE「あーwwwたしかに。この前も百万マルクの素材買って「そんなもんだよな。」とか言ってたしwww。」


 いやそれは高いな。おそらくあの()に使った素材なんだろうけど……


 モブA「あ〜……まあ、おかしくなってるだろうな。一のせいで。」

 うp「ああ、それなら仕方ないな。」

 うぽつ「仕方ないですね。」


 そう言って三人が俺を見る。


 一「え、俺?」

 うp「ああ、間違いなく。」

 モブA「この中で一番マルクを使った奴はお前だ。私がこのゲームで集めた金よりもな。」

 うぽつ「アレは酷かったです。」


 ちょっと待ってよ? なんなんだ? 一体何が原因でこんな事になっているんだ?


 モブA「一、覚えてないのか?あのアレ……」


 え? ほんとなんなんだ? ここ最近で一番マルク使った事……あ!


 一「ああ! クランか。」

 うp「そうだな。」


 モブB「どれくらいの値段でしたの? 私達はクランに入るつもりが無かったので……」

 一「ああ、確か……二十五億くらいだったか?」


 モブE「はぁ!?」

 モブB「嘘ですわ! そんな大金で……」



 うp「ああ、本気(マジ)本気(マジ)だ。本気と書いてマジと読むくらい本気(マジ)だ。」


 モブC「どうやって稼いだっちゅうねん。ほんまに意味がわからん。」

 モブF「ダンジョン……はクランのやつじゃし、普段何しよるんよ本当……」

 モブB「二人共素が出てますわ?」


 二人「ハッ!」


 一「……まあ、元は取ろうと思えば取れそうだけどな。」

 うp「ダンジョン費とか素材費とかな。一括払いだからこの後プラスにしかならないし。……維持費とかないのか?」


 維持費か。考えた事も無かったが……まあ、大丈夫だろう。


 閑話休題


 さて、この後もオークションが続いてゆき、次はモブBとモブDの合作の番になる。


 マクリー「それではななひゃくごじゅうばんさんからのしょうひんです! こちら!」


 そこには……えーっと……


 一「なあモブB、あれ白む モブB「ええ! そうですわ! わたくしが魂を込めた正絹の白無垢ですわ!」お、おう……」


 そこにはマネキンに着せられた綿帽子付きの白無垢がそこにはあった。


 モブD「手伝った。」

 モブA「すごい……な。」

 うぽつ「私もいつか来てみたいです……」

 うp「なぜ俺の方を見るうぽつ……」


 助けを求めるうpの目から逃れつつ白無垢を見る。うーん、懐剣とかしっかり作り込まれている。一体どれくらいの時間と費用がかかったのだろうか……


 オーレ「ふーん……」

 マクリー「……あれ? オーレ、紹介は?」

 オーレ「あ、うん、そうね。」


 オーレが咳払いをし、改めて説明を始める。


 オーレ「この白無垢は……モブBさんから出品されて名前は「祝福の白無垢」……原価はこれも百万マルクなのね……それで、半分の五十万マルクからスタートね。」


 おお、あの無銘と同じ原価か。


 マクリー「わかった! じゃあごじゅうまんまるくからすたーと!」


 そう言ってマクリーがドラを鳴らした瞬間、オーレが勢いよく声を上げる。


 オーレ「一億マルク!」


 モブB+D「えええええ!?」

 一「はっや!」


 その後、次に落札しようとするものはおらず、オーレが一撃で一億マルク一発で落札したのだった。


 モブB「こんなはずじゃ……」


 ちなみに効果は二人パーティで片方が着ていた時にもう片方のMNDを+40増やすという効果だ。うちのパーティだと太刀魚に恩恵を持たせる為にポーーあたりに着せれば良さそうとか一瞬考えてしまった俺を殴りたい。


 閑話休題


 さて、その後は特に特筆した物も無く、九百五十七番の落札が終わり、オークションは終了した。


 マクリー「オークション大会終わり!!」

 オーレ「次は個人対戦大会とパーティ対抗防衛大会があるので出場する人、パーティの方々は受付の方まで、一時間後までにお願いします!」


 一時間後か、さて……ん? 待てよ?


 一「……オークションで何時間経ったんだ?」

 うp「ん?……ああ、い、え? 」

 うぽつ「時間……三日くらい跨ぎませんでした?」


 モブA「……知らないのか? 大会の時は現実世界の数百倍のスピードだから現実じゃ一時間も経ってないぞ。」


 一+うp+うぽつ「「「そ、そうなんだ……」」」


 またまた閑話休題


 俺達は今回の大会に出場するパーティごとに分かれる。


 個人大会組はうp、モブA、そして太刀魚の四人。

 防衛大会組は俺、うぽつ、モブBCDEF、ポーーだ。


 一「いやこっち多くね?」

 うp「そんなもんだろ。」

 モブB「そもそも私達は複数人で戦う前提ですわ。一人とか勝てませんの。」

 モブC「まあ、モブAは例外なんだけどね。」


 ポーー「太刀魚いけそうか?」

 太刀魚「いやー、なんとか四位は狙いたいですね……」


 おいおい、一位狙えよ……


 とまあ、そんなこんなで受付に向かう。するとそこにはおびただしい数の人影が!!


 モブF「ダメじゃない?」

 モブE「ダメそうwww」


 一「仕方がない。あっちでゆっくり待とうか。」


 そう言って一旦さっきのオークション会場でいた場所に戻ろうとする俺。


 モブB「でしたら、ついでに全員の装備の受け渡しをしてもいいです?」

 モブA「そうだな。時間もあるし。」


 ……?


 うp「全員の……装備の……受け渡し?」

 一「……誰か知ってる人、挙手。」


 すると気まずそうに挙手するモブD。


 モブD「ごめん……伝えるの……忘れてた……」

 モブB「モブDさん!? まあ、良いですわ。」


 するとモブBが全員に問いかけてくる。「最近、どんな装備が欲しいか聞いてませんでしたか?」と。


 一「……ああ、それとなく言われたわ。」

 うp「飯時とかな。」

 太刀魚「確かに言いましたね……まさかそれを反映したんですか?」


 するとこれまた自信満々にこう言い放つ。


 モブB「いけそうな部分はやりましたわ!」


 ……まあ、脚装備と頭装備が無かったし、正直ありがたい。


 そんな事で、装備を渡される。

 俺の装備は左右で白と黒に分かれ首元に灰色の宝石が付けられた無地のフード付きの分厚いローブ、薄緑の革靴、そして天使の羽と悪魔の翼が一枚ずつ重ねた様に作られた指輪が渡される。


 一「おお、カッコいい……若干厨二っぽいけど。」

 うp「……一、お前どんなイメージ話したんだ?」


 え?


 一「何のことだ?」

 うp「いや、見た目がな。お前にしちゃカッコいいと思って。」


 一「ああ、服のデザイン? これは俺一切関わってないぞ?」

 モブB「一さんからは性能の事しか聞いてないですわ。見た目は? って聞いてもなんでもいいやって言ってましたし……」

 モブD「おかげで……好き勝手……やった……」


 ああ、見た目だけ確認して性能を見てなかったな。

 うpが横でマジかよ……とか言う目で俺を見る中俺はとりあえず性能を確認する。

 

 軍曹と理神の白黒フード付きローブ

 STR+20 DEF+20 INT+30 MMD+20 AGI+50 DEX+30

 追加種族特性 (壁移動) (不意打ち) (理属性強化)


 草兎の革靴

 AGI+7

 追加種族特性 (紅葉)


 理神の指輪

 HP+100 MP+100

 追加種族効果 (理属性強化) (真理の移動)


 一「……おいおいおい! ステータスおかしいだろ! 強すぎる!」


 理神ってアレだろ? うちのダンジョンのボスだろ? それを倒したらこの指輪のおかげでHPが大体一.五倍とかどういうこ うp「うわつっっっよ! なにこれ!?」 ……俺以外の驚いている奴を見ると落ち着くな。


 さて、今回言っていたことは超越殆ど使わないからデメリットを無くしてバランスよく強化+できれば移動力を強化したいよね……と言った事を話した所この様なものが渡された。技術って凄い。


 モブA「ちなみにうぽつと太刀魚とポーーのもあるぞ。」

 うぽつ「あっ、ありがとうございます。」

 太刀魚「嬉しいですねぇ。」

 ポーー「正直助かる。」

 

 モブAが三人に装備を渡す。


 太刀魚「おお、え? 強っ。」

 ポーー「これはいいな。」


 モブB「あっ、そうだ。」


 二人に渡したモブBは俺に振り向く。


 モブB「これ、アイさんに渡していただけませんか? 自己満足ですけど、作ってみたんです。」


 そう言って渡される小さな白い服。これは……


 一「ウェディングドレスか?」

 モブB「はい、白無垢を作る際少々正絹が余ってしまいまして……」


 そうか。ならせっかくだし、今渡しておこう。


  一「召喚、妖精の始祖、アイ。」


 俺はアイを呼び出す。


 アイ「はい! やってきましたよ一さん! 今回はどの様な……アレ? ここって大森林の里エモインプキーって里ですか?」

 一「ああ、そうだな。妖精だからわかってたか?」

 アイ「はい……あ、すみません。とりあえず用件はなんですか?」


 何かあったか? まあ、いいか。


 一「ああ、これを渡したくてな。」

 アイ「これは……えっ!? この様な物を頂いてもよろしいのですか!?」


 うおっ、近い近い。顔から十センチくらいの距離まで近づくアイ。


 一「あ、ああ。どうだ?」

 アイ「ありがとうございます! 早速着てみます! 少々お待ちくださいね?」


 そう言って魔法陣から何処かへ行き、二分後に戻ってくる。

 そこには白いドレスを纏ったアイがそこに居た。


 アイ「ふわぁ……すごいです! ありがとうございます!」

 一「ああ、いいよ……というか作ったモブBに言ってくれ。」

 アイ「はいっ!」


 アイは一目散にモブBの所へ行き、礼をする。


 モブB「ふふっ、そんなにかしこまらなくても良いですわ。わたくしだって作りたくて作成したのですから。」

 アイ「ありがとうございますぅ!」

 モブA「くっ……私にもああいった事ができれば!」

 モブD「……リーダーは無理だよ。」



 一「じゃあ行くか。」


 俺達は装備を新調して再度受付へと向かう。すると、そこに居た人はもう殆ど居なかった。


 一「お、ラッキー。」

 モブA「じゃあここで別れよう。」

 アイ「はい、皆さん頑張ってくださいね!」

 モブA「ああ……」


 俺達はここで二手に分かれる。


 うp「……これを渡す。何かあったら使ってくれ。」

 うぽつ「え、兄さん?」

 うp「うぽつ、頑張れよ。」

 うぽつ「……はいっ!」


 太刀魚「そっちは任せましたからね。」

 ポーー「ああ、初戦で二人に当たらない様祈っとけよ。」

 太刀魚「はっはっは、それは……無いと思いますけどね。」


 俺達は、互いに大会へと進むのであった。



 「えっ!? 始祖様でいらっしゃられますか!?」

 アイ「ええ、そうですよ。」

 「「「うおおお! 始祖様! 始祖様!」」」

 一「……え?」


 ……受付にて、すごい事になったのは言うまでも無いだろうか。


 一「始祖ってすげぇな……」



 一 男 キマイラ【オリジン】(熾天使 魔王 人間) LV26

 HP.337/337 MP.1184/1184

 STR(筋力)50+(125)+20

 DEF(耐力)30+(32)+20

 INT (知力)280+(732)+434

 MND(抗力)30+(42)+20

 AGI (敏捷)110+(275)+57

 DEX(器用)100+(180)+30

 LUK(運)537


 種族特性

【熾天使】(熾天使の羽【白】)(光属性強化【真】)(天界の裁き)(熾天使の光輪)

【魔王】(魔王の翼【黒】)(闇属性強化【真】)(魔界の導き)(魔王の角)

【人間】(経験上手)


 スキル

【特殊】

 召喚 (妖精【始祖】) 鑑定 飛翔

【武器】LV10 杖術×16 農具術 鎌術×14

【魔法】LV26

 攻撃魔法

 赤(火属性) 火×13 火炎×2 熱

 青(水属性) 水×13 水流×2 氷

 緑(風属性) 風×13 暴風 音

 黄(土属性) 土×11 大地 砂

 白(光属性) 光×16 光(改造) 閃光 神聖 雷 雷(改造)

 黒(闇属性) 闇×5 暗黒×3 邪悪 毒×2 黒色

 無(無属性) 無属性×9 虚無 草 鉄

 灰(複合属性) 大気 蒸気 溶岩 泥 熱風 砂塵

 補助系魔法

 橙(回復系) 回復×18 治癒×3

 藍(ステータス上昇系) 付与 補助×7 強化 藍色

 紫(その他) 波紋×2 使役×2 物理 理×2

【生産】LV3 農業 【肥料浸透 肥料散布 酸度測定】

 スキル【七つの大罪】傲慢(覚醒)

はい、着々と文が長くなってきた後牡蠣です。多分美味しくは無い。

というか今回で大会一回戦は始める予定だったんですけど……どうしてこうなったんだ。

とまあ、そんな感じで。

次回、一回戦してくれ! 俺!

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