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0話 プロローグ

  ここはある一軒家。


  「当たったぞ。」


 そう言われてもなんのこっちゃわからない。

 俺の名前は降魔一(ごうまはじめ)42歳、農家のおっさんだ。


  一「どうした急に、懸賞で何か当てたのか?」


 そう言って目の前で浮かれてにやけながらピョンピョン跳ねているおっさんを見る。

 控えめに言って吐き気を催すからやめてほしい。

 彼の名前は山田昇(やまだのぼる)、42歳猟師のこれまたおっさんだがそこそこイケメンで、男の俺から見てもダンディでかっこいいと思う。仕事の関係でうちの同居人となってしまったやつだ。


  昇「いやなんかスーパーで新井式回転抽選器(ガラガラ )やったら一等のカッコいいゴーグルみたいなのが二個当たった。」




  一「……は?」


 そう言われて昇の手に持たれているゴーグル……

 VR装置を見る


  一「お前……これ何か知ってて」

  昇「一、これ何か知ってる?」


 どうやら昇はVR装置を知らんらしい。


  一「これは医療やらゲームやらで使用されていると名高いVRの装置だ。わかったか?」


 昇もなんとなく理解してくれたようだ。


  昇「まじかいな……という事は、一はVRの良いゲームでも知っているのか?」

  一「いや、全く知らん。」


 目の前で昇が呆れていた。

 仕方なくVR装置は置いといて、二人で何か良いゲームでも無いかと探していたら、あるゲームが目に入った。


  一「〈THE Fantasy Dimension〉?」


 詳しく見てみると少し前にβ版が終わった超大作とのことで、内容はVRMMORPGというジャンルの中ではかなり面白いらしい。

 なんでも色々な種族でプレイ出来たり、戦闘はともかく、色々な生産系の事も出来るらしい。

 しかもRPG系統には珍しく職業の概念が最低限の能力値補正くらいしかなく、かなり自由に遊べるらしい。

 さらに製品版は明後日だ。

 という事を昇に言ってみたら


  昇「こりゃあやれって事か?」


 と言われてしまった。話のわかる奴だ。

 幸いにも本体登録とキャラ作成は今からでも出来る。

 というわけで俺達はこのVR装置を装着して第2の自分でも作ってみることにした。

次回はキャラ作成編です。


初めてですので生暖かい目で見ながらよろしくお願いします。


追記、昇の見た目を書きました。昇を42歳にしました。

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