三話 正義は一人じゃない
三話 正義は一人じゃない
今日は、天気もよく、大変に視察日和である。
我々、BKTD(僕の気に食わないやつを潰す団)は親会社? 東堂カンパニーの支社建設予定地視察という名目で、ある町に来ている。
人は、それなりにいるが、オレ達が住んでいる灰土市に比べれば随分快適な人ごみだ。
ボスは、小学生なのに、SPとメイド(芳乃)を引き連れて町の中の土地を見て歩いている。説明の為に同伴しているおっさんはプライドを犬に食わせてしまったのか、それとも金というロードローラーにウリィィってな感じで轢かせてしまったのか、小学生に平身低頭だ。その様は、まさに異様といっても過言ではない。
よく想像してほしい、オレはでかい。芳乃は美人だ。おっさんは太い。他の取り巻きもいい大人だ。それがみんなこぞって一番小さくて、可愛げがなくて、細い、小学生に気を使っているんだ。こんな絵を見たことのある人は是非、写メールを送って欲しい。シュールレアリスムオブザ人生を漏れなく贈らせてもらう。手書きで、賞状はオレの自腹で。
オレは、SPとしてそれなりにボスにくっついて歩いているが、実際人間相手にオレが必要になったことはない。東堂カンパニーはそれなりにでかいが、別に日本でのトップ企業というわけではない。牽引しているのは確かだが、ボスの放置具合からいってさらってもそうおいしいことはないという程度なのだろう。
そんなわけで、オレの相手は子供達の敵というか、カーニボアとか、白い家だとか、日本征服やら、世界征服やら広大な目標の持ち主達だ。あいつらはなぜか、灰土市に現れ、そこから動こうとしない。周りを征服してから灰土市に攻め込めばいちころだろうに、それをしない。オレでも思いつく作戦なのに、なぜ改造人間を造れる頭の持ち主はそれが思いつかないのだろうか。
ボスにいわせれば、プライドだそうだ。ようするに、彼らは世界征服よりもオレを倒すことに一生懸命なっているらしい。カーニボアなんて、肉食獣という意味なのに今では植物とのハイブリットを恥もなく送り込んでくる。まさに、目的と手段が入れ替わってしまった好例だろう。
だが、改造人間とはそうぽんぽんと造れるものだろうか。ニュースを見ていると悪は結構いるし、正義の味方もいないわけでもない。地方は、警察なんかのエリート達が踏ん張っているところも少なくない。
そんなことを思いながらボスの後ろをついて歩いているときだった。ドぐアァぁーん。音にするとこんな感じで、割と近くで爆発音がした。かなりの勢いなのか、周りがびりびりと震えている。
ボスに媚を売っていた連中は、みな恐れ慌てふためいて地面に突っ伏している。平然としているのは、ボスとオレと芳乃だけだ。その堂々と状況を見据えるその様は、大人たちを引き連れているだけはある。
「おい、大框」
ボスが、オレに声をかける。
「なんでしょう、ボス?」
小爆発が続く中、日常会話にように受け答える。
「首を突っ込むな。ここは僕達の町じゃないんだ」
「……」
オレは、あえて返事をしない。嘘をつくことは嫌だからだ。まあ、身分詐称で生きてるわけだけども、それは必要悪だからと割り切っている。
そんな状況下で、敵が吹っ飛ばした瓦礫の中から姿を現す。大きな斧を持った二足歩行のマンモスだった。まあ、よくもまあぞろぞろと部下を引き連れている。十人くらい連れているかな。
部下達は、全身黒尽くめで、顔の上半分にドクロの仮面をつけていて、体には肋骨のようなものが浮かんでいる。そして、尻尾が生えている。なぜか、みな猫背気味で、キーキーとしか言っていない。あれは人間じゃないのか。
「出て来い! 熱血戦隊、グレンジャー!」
マンモスは、口が聞けるらしく、大きな声で叫んだ。それにしてもなんて声量だ。自動音量制御が効いてるオレの耳でも痛い。近くのビルの無事だった窓にもひびが入っていた。もはや、音波攻撃ではあるまいか。
「ふはははっ、空が呼ぶ、大地が呼ぶ、敵が呼ぶ。おまえら倒せと、轟き叫ぶ!」
なんかいろいろ混じってんな。
感想はいいとして、五人の男女がビルの上に立っている。逆光でよく見えない。だが、そいつらはポケットからケータイらしきものを出して、「炎上、転生!」の掛け声と共に左腕の手首の位置に固定した。
かっと、光って五人が変身した。おおっ!っと五人が五色の戦士に変身するのかと期待したがそれは裏切られた。なんと全員、赤い。ああ、だから紅蓮ジャーね。そして、炎上ね。はいはい。すごく醒めた気分になった。
「一の炎、バーニングレッド!」
「初の炎、ブラッディクリムゾン!」
「始の炎、キューティスカーレット!」
「頭の炎、エクスプロージョンマルーン!」
「いの炎、ミステリアスバーミリオン!」
それぞれがかっこつけたポーズの後、名乗った。マルーンとかバーミリオンて何色だ。いや、赤いっていうのはわかるんだけど、ああ、あいつら見ればわかるのか。言葉では、表現はできないな。実に残念。
「「「「「熱血戦隊、グレンジャー、参上!!」」」」」
ドオーォンと、やつらの後ろで爆発がした。なにかが壊れる爆発ではなく、効果だけのようだ。
そして、とおっという掛け声と共に、ビルから飛び降りた。すたっと、軽く着地する様から見てこいつらはそれなりに戦えそうだった。
周りで見ていたギャラリーも「いいぞ、グレンジャー! 今日もエヴィルマムルズをやっちまえ!」と、ファンらしい連中が叫ぶ。
子供も、逃げることを忘れ、目を輝かせている。ちょっと嫉妬した。オレに送られている視線とは違う、尊敬の念が込められた視線だからだ。オレの場合どっちかというとコメディアンを見るような目が多い気がする。まあ、いいよ、オレは歌って踊れる改造人間目指すから。いーんだいーんだ、どうせかっこよくはできないし。だって、オレはスイカ頭だぜ? そこまでシリアスの似合わない面はない。
「来たな、グレンジャー。今日こそはこの斧マンモス小首魁様が貴様らを潰してやる!」
おー、しっかり名乗ってるな。うらやましい。オレもあれに混じったらちゃんと名乗れるだろうか?
「大框さんが、期待に満ちた目で彼らのこと見てますけどぉ」
街中でメイド服の芳乃が、ボスに報告している。
「どうせ、あいつら支持集めてんなとか、名乗れてるな、うらやましいとか思ってるんだろ」
「ぐっ、なぜそれを。もしかして携帯式の読心機もってます?」
「いいや、おまえのは全部顔に書いてあるからな」
「ところで、小首魁ってなんですか、ボス?」
露骨に話題を変えてみる。
「首魁はボスのことだ。小とついてるから、中ボスなんだろ」
「はー、いきなり中ボス戦に遭遇するとは。オレら番組の三分の二は見逃してますね」
「某やりすぎSRPGみたいだな」
「よく知ってますね、ボス。オレ、あのゲーム最後のボスのところに行ったときにはボスの二百倍くらい強くなってましたよ。あいつらもそんな感じなんですかね」
「知らんよ」
ボスは、結構真面目な顔で、熱血戦隊を睨んでいた。釣られて視線を戻すと連中は銃を取り出して「メテオスマッシャー!」と高らかに叫んで雑魚を撃っていた。そのまま、撃ち果たせばいいのに、雑魚は次から次から湧いてくるせいで、接近戦になだれ込んでいた。すると、次に伸び縮みする剣を伸ばして、「紅蓮剣!」とかいいながら必殺技みたいなものを披露していた。
見ているうちに興味をそそられ、だいぶ前のほうまで見に来てしまったようだ。人垣が、ボスの視界を遮っていてとても機嫌が悪そうだった。仕方ないので、オレはボスを担ぎ上げ、肩に乗せた。
斬られた雑魚の上半身がこちらに転がってきた。オレは、とっさにボスの視界を覆うが、それは生き物ではなくロボットだった。
「よけいな心配はいらん。おまえらを改造したのは誰だと思っている」
怒られますた。
だが、斬っても斬っても雑魚は減らない。さすが、小首魁。部下の数が違う。だんだんと、正義の味方は息を切らせてきた。大きく肩で呼吸をし始めた。
そこに、斧マンモスは大きな斧を振りかぶり、戦隊の連中を切りつけた。そして、まるで金属を切りつけたように激しい火花が飛び散る。切られたやつはそのまま大きく吹っ飛ぶ。斧マンモスは八面六臂の活躍だ。あっという間に、戦隊の連中は切り伏せられた。
次に、マシンガンを持った灰色の雑魚の上位みたいのが出てきて戦隊に銃を乱射する。戦隊の連中はなす術もなく撃たれる。
「ははははっ! 倒れんじゃねえぞ。一人でも倒れたら、そこのギャラリー蜂の巣な」
良く見れば、回りは黒いタイプの雑魚に囲まれていた。
囲まれた中には子供が一人だけいた。父親の脚にしがみついて不安そうな顔をしている。
「ボ、ボス」
「芳乃」
「はいっ」
元気に返事をした芳乃は、一番手近な兵士を掴んで投げた。それはもう無造作に。芳乃はオレと違い、力を発揮するのに変身を必要としない。必要なのは変装だ。
みんなの意識が斧マンモスと、構えられてるマシンガンに向かっているため、誰も兵士が一人消えた事実に気付かない。そもそも、今の芳乃の投げは常人の目に映ったかも疑問な速さだった。もしかしたら、オレより強いかも。雰囲気も中々怒らないけど怒らせると怖そうなタイプなので怒らせたときは命の覚悟をしよう。
ボスは、何事も無かったように、腰を抜かしている大人たちの元に戻った。そして、なにやら書類を出させていた。慌ててオレはついていく。
「ここの土地買うんですか、ボス?」
「ああ、ちょうどここが瓦礫の山になっているからな。これを撤去した後にでも買おうかと思うが」
「じゃあ、ちゃっちゃとサインしてください」
「ああ、それはいいが。おい、そこの腰抜け。書類が足りてないぞ」
腰を抜かしていた男は、それでも商魂逞しいのか、四つんばいに這いずりながらでも書類を持って来た。そして、書類には汚れ、折れ、皺が一切ない。日本のサラリーマン恐るべし。
「おい、大框。サインしたぞ。これでどうする? まさか、『これでオレたちの土地ですよね』とか世迷言を言って参加するつもりじゃないよな?」
くっ、図星だ。何でこの小学生は大人であるオレが必死に考えて、天啓のようにひらめいた妙案をあっさりと看破するのか。きっと、ボスの頭にも同じ天使が降りてきてるに違いない。きっとそうだ。そうなると、オレはかなり天に好かれているらしい。
ボスは、にやにやと嫌な笑いを浮かべている。だが、オレはそんなことには屈しない。オレの考えが読まれているのはいつものこと。悲しいけど現実はそんなもんだ。ログに落とされないだけマシってものだ。
「行けよ。ここは僕らに名を連ねた。好き勝手は僕が許さん」
「ボス、輝いていますぜ」
ビッと、親指を立ててそれを残しつつ路地裏に入り込む。
頭上で拳を合わせ、拳を握ったまま体の両端へともっていく。脇の横で引き絞り、右手をパーにしながら突き出し、「へぇぇん、しぃぃん!」と叫ぶ。カッと光に包まれ、変身完了。行くぜ。
路地裏から出ると、戦隊の一人が膝をついた。銃口が人質に向いた。オレは、全速力で地面をけり、子供をかばって背を向ける父親の前に割り込む。少し、着地の衝撃で地面がめくれた。放たれる銃弾を体で止めた。
「無事か、坊主?」
オレは、顔だけ後ろを向いて確認した。ニヒルだぜ、オレ。
「あー! にしうりかめんだ!」
子供は目を輝かせてそう叫んだ。
すると、周りがざわついて口々に、聞いたことがあると声が上がり、他の町の正義の味方であるという認識がされていって、結局、オレは名乗ることを許されないのだった、まる。
「おおーっ、にしうり仮面頑張れ!」
「他の町まで助けに来てくれるなんて、なんていい奴なんだ!」
みんなの期待が高まり、応援してくれるのは嬉しいが、頼む、日本のどこにでも助けに行くから、名乗らせろ!
まあ、いい。いいんだよ。オレが良いって言ってるんだからとりあえずはいいんだって!
「おら、立てよ! 正義の味方!」
戦隊を鼓舞する。
そして、すぐさまマシンガンなんて物騒な物を持っている連中を潰しにダッキングを使って間合いに滑り込む。
そして、あまりにあっさりと連中をくず鉄に変えることに成功した。手応えになさに少し驚いたぐらいだ。
そして、完全にへこたれている戦隊の元に走り寄る。
「おい、正義の味方なんだろ? 頑張れよ!」
励ます。励ましてみるが、バーニングレッドと名乗った男は、もう気力が折れていた。
「最近、思ってたんだけどさ。やっぱり敵強くなってるよね。俺たちじゃ無理なんだよ。ニートでも、日本を守れるなんて思ったのがそもそもの間違いだったんだよな。きっと」
ついに管を巻き始めた。後は、任せたとか言ってる。
他の隊員も合わせて力なく本音を漏らす。
「ヒーローって、手当ても無くて、二十四時間勤務なんですよ。なんで、悪に予定を合わせなきゃならないんですか?」
「ホント、俺らが出てきたら勝てるとみんな思って最近は当たり前になってきたし」
「僕らって元々みんな戦隊物のリーダーやりたくて、色決まんないような集まりなんです。そう、ヒーローオタクですよ。特に、バーミリオンなんて秋葉で拾われたんですから」
「ああ、気ままにコスしてたときに戻りたい。訓練とかパンピーにはきつすぎ。マジ、ありえない」
もう、戦意喪失を確認することも必要ない。
オレは、バーニングレッドを叩いた。グーではなくパーで。
「馬鹿野郎。オレたちが負けたら終わりなんだよ。オレたちゃ、最終兵器なんだぜ」
「噂は聞いてますよ。にしうりさん。俺は、改造人間のあんたとは違う。このスーツが破れたら死ぬんだよ! 腕取り替えたり出来ねえんだよ!」
「……そうか。もう何も言わん。正義の味方は、人にあらず。生き方だ。それを証明してやる」
オレは、正義の味方なんて自分から名乗ったことなんてないけど、それでも、守りたい人たちからそう言われたら、はいそうですか、なんて聞き流せない。
オレは、一人敵の前に仁王立ちになる。
「この毛むじゃら象! 貴様はオレが相手をしようじゃないか」
「あん? 地方の一ヒーローが出張ってんじゃねえよ。おまえは、我々と戦う資格すらない」
斧マンモス改め、毛むくじゃら象は手をこいこいと招くように動かした。すると、一人の男が連れられてきた。ん? さっきの子供の親父じゃないか。子供は? はっとなって目をやると子供は、変装した芳乃に守られていた。
「動くな、スイカやろう。ちょっと早いが、西瓜割りだ」
そう言って斧をぶんぶんと振り回す。
ここからは、ただやられていただけだった。頭を叩かれ、胸を切られ、足元を掬われ、惨めに地面に転がる。ただ、オレは何度も立ち上がった。やられてもやられても立ち上がる。それだけはやめなかった。足元がふらふらとするが、まだ立つ。もう何度目の転倒だったか。足に力が入るならオレは立つ。
子供がオレを見ている。ならば、正義は悪に屈しないことを示さねばならない。それが人生の先達としての義務だと思っている。オレが、地面に寝るのは足がなくなるか、死ぬときだけだ。
「ああん? まだ立つのか。殴りつかれてきたぞ」
「そうか。ならば貴様はオレには勝てない。オレはまだまだいけるぜ」
正直、ここまででやられたのは初めてだ。膝に力が入らなくなってきている。だが、余裕は見せ付けるためにあるのだ。何事も無かったように、テンガロンハットに手を当てて格好をつける。
ぼろぼろの強化服。がくがくの膝。でも、ぴかぴかなテンガロン。今日を鮮烈に生きるものは、格好も派手でなくてはいけない。
「やい。毛むじゃら象! もうそろそろオレとタイマンしろ。それとも小首魁ともあろうものがオレが怖いのか?」
この挑発はもっと早くにしとくべきだった。だが、今思いついたのだから仕方ない。
だが、相手は根っからの悪党らしい。この挑発に乗らなかった。
「怖いわけなかろう。それよりも、何も出来ない正義の味方をなます切りにする方が好きなんだよ」
趣味が悪いことこの上がなかった。
「じゃあ、死ねよ」
毛むじゃら象の大きな袈裟切りがスローに見える。ああ、オレは最後の砦なのに負けるのか。正義が悪に負ける瞬間を子供に見せてしまうのか。それだけが心残りだった。
だが、オレは切られなかった。
横から、バーニングレッド? が突き飛ばしてきて代わりに切られた。そして、次の攻撃が出る前に、毛むくじゃら象はエクスプロージョンマルーン? とブラッディクリムゾン? に蹴りを食らって吹っ飛んでいた。
人質はキューティスカーレット?、ミステリアスバーミリオン? の手で助け出されていた。
「大丈夫か、えっと赤いの!」
突き飛ばしてくれた多分バーニングレッド? に声をかける。仲間に抱え上げられている。
「大丈夫じゃないけど、あんたよりはマシですよ」
一瞬、子供の頃、熱狂したヒーローを思い出した。オレが見た正義の味方は、もっと強くて、毅然としてて、文句を垂れたりしない人達だったはずだ。だが、オレはこいつらの中に正義を見た。
「立てますか?」
「当たり前よ。底力は、ステータスを飾る言葉ではなく、最後にもう一度立つためにある」
我ながら訳がわからないが、それでも、オレは毛むくじゃら象を倒すために立ち上がった。戦隊がよくわからない動きをしながら、連続攻撃を仕掛け、最後にオレの方へ毛むくじゃら象を吹っ飛ばしてきた。
「へへっ、仕返しは万倍返しだ! 怒りのらいでんパーンチ!」
その勢いのついた一撃は、毛むくじゃら象のボディを二つに分かち、爆死させた。
オレは、意識を失いそうになって膝から落ちた。最後に、ハイレグ姿の芳乃の足が見えた気がした。
オレが、目を覚ましたのは帰りの車の中だった。ボスが、怖い目で見下ろしている。それはそうだろう、芳乃が膝枕をしてくれていたからだ。お叱りの言葉が降りかかるかと思い、体を起そうとするが言うことを聞かない。
「特別だ。家に着くまで寝ていろ。よく、子供達の前で倒れなかったな」
ははっ、さすがボス。大事なこともしっかり見てらっしゃる。
そのとき、車のラジオからニュースが流れてきていた。
「今日、灰土市ではカーニボアが現れましたが、にしうり仮面の反応がないと知ると、適当に車三台を壊して帰っていきました」
やっぱり、あいつらもうダメなんじゃね?