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3.11

作者: 月野 光

私たちは忘れてはいけない……

あの日の出来事を……



凄まじい地響きがした

そして……

今まで感じたことのない

大きな 地震


そして……

大切なものを全てさらうように

ゴゴゴォォーと音を立てては

ザブザブ 音を立てて

泥を混ぜたような色の津波が押し寄せた


波に飲み込まれる人

瓦礫に押しつぶされそうな人

そんな人に気付いても

私は…… あまりにも無力だった

私は……

私が生き延びるので必死だった……


あれから6年経つとニュースではやっている

しかし 私の記憶は

つい昨日のように思い出される……


街も人も大切なものを

全て連れ去っていった津波……

思い出の家も 学校も 友人も 親も……


波に打たれ海面に浮かぶ人……

何も出来ない私……


悔しくて 悔しくて

いくら涙を流しても枯れない

胸が苦しくなって気持ち悪くなって

私自身が嫌になる……

私が代わりたいとさえ思ってしまう……


でも それは出来なくて……

だからこそ

私は生きなければいけない

と思う


生きて あの日の出来事を

忘れないように……

忘れられないように……


今の私には

このくらいしか出来ないから……

このような詩を書いた理由は

あらすじでも書いた通り忘れないようにです。


詳しいことは活動報告にて話します。

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― 新着の感想 ―
[一言] こういった作品は必要なのではないかなと思いました。 あの日、大切な人、物を失った方達の痛み、それは私のような人には到底理解できないものです。 ですが、「理解」はできなくても、その「記憶を残す…
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